はじめにお伝えしておきますが、
相手に、「直してほしい」と思う行動や考えがあったとしても
直りません。
私が誰かとお話をしている時を含めて同じですが、
誰しも、
「相手に変わってほしい」と考えてしまいます。
そんなことないですか。
「約束した時間を守ってほしい」
「しっかりと上司に伝えてほしい」
「私はやっているのに、気が付かないのはおかしい」
全部、私やあなたは「正しい」、
「相手が変わるべきなのだ」
という発想でいますよね。
でも、そもそも、この根底がおかしいのです。
相手は、相手で「私は正しい」と思っています。
つまり、両方正しいのです。
それなら、どちらを立てればいいのでしょう。
あ、
気付きましたか。
そうです、
「どちらを立てるか」という質問もおかしいのです。
では、
そもそも、
なぜ、
「相手に直してほしい」と思うのか。
これは、
過去に、あなたが
その行動をして、
誰かに怒られたり注意を受けた経験や
周囲がそうだった事実があるからなんです。
その時の記憶が蘇っているのです。
だから、
相手が同じ行動をして注意を受けないのは
「おかしい」と思うわけです。
電話の対応をしっかりしない人がいました。
「『うん』や『そうなの』なんて、仕事の電話で使う言葉じゃない」
私はそう思ってきました。
でも、根底が違ったのです。
その人は、お父さんがサラリーマンでした。
自宅で、お父さんが電話をするというのは、親族か友達しかなかった。
私は、
毎日、自宅で仕事の電話をする父を見ていた。
この差は大きい。
つまり、私にも相手にも悪気はないのです。
私は、
最初の頃は、
その電話対応が嫌で嫌で仕方なかった。
そして、飲みに誘い話してみたら、
そういうオチだったのです。
飲みに行かず、いつまでもイライラが続いていたら
大変なことになっていたかも知れません。
だから、
あなたが「イラっ」とすることには、
必ず理由があり、
相手にも真逆の理由があるのです。
そして、
それはどちらも間違っていない。
だから、
「相手の行動を直そう」と思うのではなく、
受け止めてあげて下さい。
あなたにも経験がありますよね。
誰かに「その行動を直しなさい」と言われたら、必死に抵抗した経験。
私は、
「勉強しないさい!」と言われたら、
「僕は学力とは関係ない世界で生きて行くので、学校の成績なんて気にしません」
と言い返していました。
まあ、もちろん、更に怒られますけどね(笑)
人が心を閉ざすのは、
上から目線で
完全否定されるからなんです。
では、どうすればいいのか。
まずは相手が「なぜそうするのか」を確認して下さい。
そして、
「分かる分かる」
と同意してあげるのです。
「でも、私は、こんな風にも思うんだけど。どう感じる?」
と質問してあげるのです。
答えは、与えられるものではありません。
自分で気が付くものなのです。
本日もお越しいただきありがとうございます。
なので、
相手に直してほしいことがあったら、
まず、一度受け止めましょう。
深呼吸して、
ゆっくり考えて、話し合いましょう。
