本を読む時間がありましたので、
読んでみました。
「このカバーのイラストで買った本だろ」と言われるかもしれませんが、
それは2割正解です。
残りは、舞台が鎌倉(よく行った場所)、古本屋ものである(以前、恩田睦さんの古本屋ものを読んだもので)
の二点です。
感想はといえば、
どうも、私には男性の主人公五浦大輔が、元柔道部で長身の設定なのに
どうしても中肉中背の思えてしまう。
女性主人公の篠川栞子は、
古畑任三郎のように、簡単に事件を解決してしまう。
まあ、少しひねくれた私の捉え方なのでご了承下さい。
夏目漱石や太宰治の名作を題材に、物語が展開していくのですが、
一つ読みながら思い出しました。
それは、
恩田睦さんが(たぶん合っているはず)、
「推理小説とは、完全に物事の辻褄が合わなくても、読んで納得できれば
成立するものである」と、何かで書かれていた。
それがぴったりでした。
一冊の本で四つの物語を成立させなくてはならない。
しかし、四つの物語を一冊の本にするのは難しいそうです。
私は、篠川のようなおっとり型の女性が大好きですが、
ここまで犯罪に絡めなくても成立するのではないか・・・
と、少し考えました。
でも、
私自身、夏目漱石も太宰治も読んだことがないので
この本で興味が持てたのは、とても有意義なことでした。
古書堂の雇用関係に関しても、最後に展開していきますが、
私も、五浦のような男だと、つくづく実感しながら読み終えました。
