この五輪中に「フィギュアスケートなんて好きにならなきゃ良かった」と二度も思いました。真央ちゃんのSPと、ケヴィンのSPの後でした。団体戦であの空気の中地に足の着いた演技が出来、本人も自信を持って個人戦に挑んだのではないでしょうか。結果はジャンプ全滅でここ最近では見たことのないようなスコア。四大陸を制してからケヴィンのSPの底を考えると何とか70点台は…と思いましたが、甘かった。何よりナショナルで素晴らしかったステップが動きの硬さで持ち味を失っていたのがショックでした。ステップでスタンブルなんてケヴィンでは初めて見ました。
キスクラで黙々とエッジを拭いていた姿は今見ても胸が詰まります。五輪でメダルを狙いに行って、フリーを滑る前にその夢は絶たれてしまった。ケヴィンの今季の困難さについてはある程度知っていたつもりでしたが、全然そんなことなかったんだな。想像以上に厳しいことがまだあったなんて。
ケヴィンが元気に滑ってくれさえすれば、なんて思っていましたがやはり結果を求める彼の姿を見てこれはスポーツなのだと改めて思いました。当たり前のことなのですが、ケヴィンに関しては「スケートを滑る姿を見られるだけで」の気持ちがあまりにも先行していました。今季ことごとく欠場だったせいもありますけどね。でも「金メダル」の書き初めをしていたくらいだもの。そりゃあ獲りたいよね。
靴問題のせいで実戦が少なすぎたのはあまりにも運が悪かったけれど、念願だった五輪に出場し、経験したことは何一つ無駄にはなりません。他の選手の演技を最初から最後まで真面目に観戦している姿を見て、やはりこの人はリベンジしたくてたまらないのだろうと思いました。ランキングも下がり、ワールドで踏ん張らないと来季のGPSも危ういことになります。一度てっぺんからの景色を見ただけに今の位置に甘んじることは決してないはず。一度も見なかった時よりも格段に辛い分、必ずリベンジしてくれると信じています。
長々と書きましたが、真面目に書くと私のケヴィンへの気持ちはこんな感じなのです。やはり勝って欲しい。もっともっと強くなって欲しい。そうすればもっと嬉しい顔が見られるから。ケヴィンの笑顔が見たいのです。
今回、試合が終わった後の彼がどれだけ気がかりだったか。もう皆さんそうでしたよね。笑顔で写っている画像を見つける度に「ケヴィンが、笑ってるー‼」でしたもん。みんな心配してた。みんな、笑顔を見て安心したし嬉しかった。元気に滑って、そしてもっともっと強くなって笑顔をたくさん見せて欲しい。贅沢?でもそれを願うには余りあるくらい私達ってケヴィンを応援していますもの。
最後になりましたが、団体戦銀メダルおめでとう。ケヴィンが獲った銀メダルだからね。
たくさんの想いをありがとう、ケヴィン。良い時も悪い時も、どんな時も応援してるし大好きよ。ちょっと想いが溢れすぎちったわ。手が痛いわ。
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