紅麹騒動について | ウラ酔香のブログ

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東京都墨田区押上1-51-6より発信

お知らせ

月火は定休日です。

当面の間は予約のみでのご案内となります。

いぶりがっこのお持ち帰りは全て終了いたしました。

今までありがとうございました。

 

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小林製薬の紅麹サプリによる健康被害問題が波紋を広げています。

サプリそのもの以外に、着色料として様々なメーカーが同社製の紅麹色素を使用していたからです。

中には酒造会社も含まれています。ロゼ色のスパークリング日本酒や、桃色のどぶろくなどが製品回収に追い込まれました。

当店でも時折、ピンク色のにごり酒などを出していますので、大丈夫なのかという心配の声を聞きます。

結論から言うと、当店で扱う赤色のお酒は紅麹とは無関係で安全に飲んでいただけます。

赤色のお酒を造る方法は大きく3つあります。赤米で仕込む、紅麹で着色する、赤色清酒酵母を使うーーの3つです。

最近多くの酒蔵が手がける赤色酒に使われるのは、三つ目の赤色酵母です。日本酒の製造工程は複雑なので、麹と酵母を混同している方が少なくありません。

紅麹などの麹はカビの一種です。日本酒造りには主に黄麹が使われ、米のデンプンを糖に変える働きをします。

この糖をアルコールと炭酸ガスに変えるのが微生物の一種である酵母です。発酵過程ではアルコールや炭酸ガスだけでなく、様々な成分を生み出しますが、赤い色素を出す酵母を使うと着色料を使わなくても自然な赤いお酒ができるのです。

もちろん麹が一方的な悪者というわけではありません。何らかの毒を出すカビが圧倒的に多い中で、発酵に有用なカビを探し出して味噌や醤油、日本酒などの醸造に使った先人の英知には感心するばかりです。

しかし、人間にとっては毒と益のギリギリ狭間にある存在であることに変わりはありません。未知の毒素があるかもしれないといった警戒心を持ちつつ、生き物を扱う慎重さも必要かもしれません。

いよいよ桜の季節を迎えるウキウキ気分に水を差すようなニュースですが、過剰な反応はせずにのんびりと春酒を楽しんでください。

 

 

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感染対策のため、まだ当面はお席のグループ毎に仕切りを設置、予約のみでのご案内となります。

お客様同士が安心して店内でお過ごしいただけますよう、ご理解とご協力をお願いしております。

 

 

 

 

当面は予約のみでのご案内です。お電話お待ちしております

酔香 03-6657-0140
東京都墨田区押上1-51-6

 

 

■営業時間■

当面の間、予約のみでのご案内となります

【水木金】17時〜22時閉店(21時ラストオーダー)

【土日】15時〜21時閉店(20時ラストオーダー)

【定休日】毎週月火

定休日でも祝日などで開店する場合は15時〜。

その他臨時営業、臨時休業はブログでお知らせします