無くて七癖

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔の人はよく言ったものです。

 

僕にも自覚しているだけで、かなりの数の癖があります。

でも、おそらく自覚していない癖はその倍以上あるんだろうなぁ、と思います。

そして、あるセミナーで聞きましたが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

性格も

癖の一部

だから治せる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とのこと。

「なるほど」と思いました。

でも、人間って、面白い生き物で、

 

「悪いなぁ」

 

と少しでも思いながらしてしまったことに対して、注意されると

 

「すみません」

 

とすぐに思えますが、全く悪気がないことを注意されると

 

「はぁ?」

 

となってしまいます。

 

 

 

 

 

先日、一緒にラウンドした方がそんな人でした。

 

この人をAさんとします。

Aさんは僕より10歳以上年上の男性です。

ゴルフがすごく好きそうに見えました。

ナイスショットしたときはもちろんのこと、ミスショットしたときも。

すごく楽しそうにゴルフをされていました。

 

 

 

あるミドルホール。

3オンしたAさんは、3mくらいのパッティングを決めると「パー」というシーン。

下りのスライスラインです。

タッチ次第で1カップくら曲がり幅が変わりそうな難しいライン。

 

入ったら、「ナイスパー!」と言おうと思いながら見守っていました。

 

Aさんがパッティング!

 

 

ボールは緩やかにスライスしながらカップに向かっています。

 

 

「お!良いラインだ!」

 

と思いながらボールを見ていると…

 

 

 

 

 

 

無情にもカップの横を通り過ぎてしまいました。

 

 

 

あああ…

惜しかったなぁ…

 

 

と思いながら見ていましたが、このAさん。

このカップの横をボールが通り過ぎた瞬間…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足をグリッ!!

グリーン上で足をねじった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とさせました。

 

気持ちはわかります。

もう少し曲がれば入っていましたものね…

体をねじりたくなる気持ちはいたいほどによくわかります。

 

 

 

 

 

 

 

でも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何さらしとんじゃー!

グリーンが毛羽立ってるだろうが!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という、気持ちになってしまった僕。

 

「いいラインでしたけどねぇ~」

 

とか、フォローする気すらなくなりました。

 

 

それよりも、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まじか、こいつ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と思ってしまいました。

そして、このAさん、

 

「先に行きます」

 

と言って、ボールをカップに入れたあと、僕以外の同伴競技者の方々と

 

「一筋でしたね~」

 

とか言いながらカートに向かって行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おいおいおいおい!

誰も注意しないんかい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はカップイン済みだったので、カバーをかぶせた自分のパターを持っていましたが、再度カバーを外して、グリーンフォークで毛羽立ったところを軽く修正して、パターでトントンしてとりあえず修正しましたが、どうしてもちょっと跡が残ってしまいました。

 

 

その姿を一緒に回っている方は全く見ていません。

後続の組がいたので、僕も急いで修正しました(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、このAさん。

足をグリッとしてしまうのは癖のようで、このホール以外にも4回ほどありました。

その都度、僕がAさんに見えないところで修正しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひどくないですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かにこういう癖がある人がいるのは知っています。

グリーン上でも、グリッとやったな…みたいな跡を見ることはありますし、数ヶ月前とかグリーンがめくれていましたからね。

 

おそらくAさんには全く悪気がありません。

そして、Aさん自身も足をグリッとしてしまっていることに気がついていないでしょう。

 

 

 

誰かが注意しないとAさん本人は気が付かないと思います。

 

 

 

これが問題です。

Aさんの立場に立ってみると、僕みたいな10以上年下のヤツに注意されたくはないと思います。

Aさんの友達か、Aさんの先輩なら注意できると思います。

 

間違いなく僕は適任ではありません。

 

 

そのため、僕はAさんに対して注意もしなかったし、逆にAさんに見えないところでセコセコとグリーンを治していました。

 

 

 

もしAさんが僕と同じ歳、もしくは年下だったりしたら、僕は注意してあげたかもしれません。

 

でも、残念ながら僕は年下で、なおかつ初めて一緒にラウンドしました。

 

 

注意して、そんなことをしないようにしてもらうのがコースにとってもいいのは間違いありませんが…やはり僕は注意しませんでした。

 

 

 

 

 

 

みなさんならはAさんに対して

どうされますか?