ファー!!!!!
僕のブログの記事自体が時々「ファー」的な内容かもしれません。
今日はファーの重要性について。
ファーを言ったことがある人のほうがほとんどとは思いますが、正式には
フォァー!!!
です。
「前」という意味を表す「fore」から来ている言葉です。
でも、日本人で「ふぉぁー!」という発言は少々ややこしいので、「ファー」とみんな言っています。
ボールがそっちに行ったから
危ないよー!!!
という意味です。
これは非常に重要で、ファー!と言って隣ホールのお客様にあたると過失傷害に問われる可能性がありますが、「ファー」と言って隣ホールのお客様にあたったら、責任はかなり軽くなります。
その上で自分の身を守るためにも本当に大切な言葉です。
ゴルフは非常に面白いスポーツで、あるプロゴルファーがゴルフをしていて、眼の前の木に鳥が止まっていたとします。
そして、そのプロゴルファーが、鳥を狙って打てばちょうどいいかな、と思って、当てようと思わずにボールを打ったら、鳥に当たってしまったとします。
これは鳥獣保護法によって、罰せられます。
逆に、スコアが100くらいの人がゴルフをしていて、眼の前の木に鳥が止まっていたとします。
そして、その人が「あの鳥に当ててやろう」と思って、ボールを打ったら本当にその鳥に当たってしまった、という場合。
その鳥が天然記念物であろうと、何であろうと罪には問われません。
なにの差でしょうか…
答えは簡単です。
単純にスコアです。
プロの場合は、
プロになるくらい上手いなら、狙うことができましたよね?
鳥に当てたら殺してしまうことくらい予想できますよね?
というのが、罰になる理由です。
アマチュアの場合は
あなたくらいの腕では、本当に当たるとか予想できませんよね
それで当たったのでしたら、本当に偶然なんですね
ということです。
なんかモヤモヤしますが、そういうことです。
(下手くそで良かったw)
なので、ゴルフ場も同様です。
ゴルフをしている段階で、
「隣ホールにボールが行って
隣ホールのお客様に
当たるかもしれない」
という未必の故意というものがあります。
わかりやすく言うと、そうなるかもしれないのを心の奥底で分かってて行ってるということです。
だからこそ、「ファー」を言わないと、「そうなることを理解しながらゴルフをしていて、その危険なボールを打ったのに、何もしなかったあなたには故意があるのではないですか?」という話になります。
という意味で裁判になったときかなり不利になります。
でも、このファーも結構微妙なんですよね…
僕は先日、風の強い日にゴルフをしていたとき、同伴競技者の方がセカンドで思いっきりスライスして隣ホールに行きました。
僕は隣ホールにお客様がいたのを知っていたので、思いっきりファー!!!!と叫びました。
そして、僕はその同伴競技者(僕より年上の方)より先にボールを探してあげようと、隣ホールに行きました。
すると若いにーちゃん達がいました。
「すみません」
と僕が言うと、
「ファーくらい言えや!」
とかなり喧嘩口調で言ってきました。
ちょっとこのあたりで僕はイラッとしましたが、僕も大人です。
「言ったんですが、聞こえなかったのですね、すみません。」
と僕は言いました。
すると、このにーちゃんたちは言いました。
「これくらい大きな声で言えや!
ファー!!!!」
と。
かなりイラッとしたので、もう少しにーちゃんに近づこうかと思いましたが、「こいつらバカだろ」と思ったのと、同伴競技者も来られたので、止めときました。
少しにーちゃんたちの言い分もわかります。
言っても聞こえなかったら意味ないですものね。
でも、20歳以上年上の僕に対してのモノの言い方には気をつけろよ、とご注意差し上げようかと思いましたが…
(ぶっちゃけ喧嘩じゃまだ負けません。僕は格闘技経験者です。)
ファーと叫んでも相手に聞こえないということもあるのもまた事実。
ファーを言わないとかもってのほか。
ファーと言われたらとりあえず木の下やカートの中に逃げるなどするようにしてくださいね。
せっかく遊びにゴルフ場に来られているので、怪我してしまっては元も子もありません。
残念ながら怪我をするお客様は結構いらっしゃいます。
例えば、友達とドライブに行こうぜ!となってノリノリになっているとき、まさか自分が交通事故にこの後会うとか思いませんよね?
それと同様に、ゴルフ場に行くからには事故にあう危険性が少なからずあることを理解してください。
そして、自分の過失で他人を傷つけないよう、自分が不利になるようなことをしないようにして、ゴルフを楽しんでください。
本当にみなさんが思っている以上にゴルフ場での事故は結構ありますからね!