魚の長さを測るとき、どのようにして測りますか?
先端は口としても、尾びれを開いて尾びれの先端まで測るか、尾びれのくぼみのところまで測るか…それだけで魚の長さは変わります。
ちなみに、尾びれの先端まで測るのが「全長」と呼ばれ、尾びれのくぼみまで測るのは「尾叉長」と言います。
一般的には全長=魚の長さですが、尾叉長を使う場合もあります(尾びれが長い魚のときなど)。
はい、マニアックな話からすみません。
今日はゴルフの距離について。
みなさん、ご存知とは思いますが、ゴルフの距離の測り方には2種類あります。
ヤード表示とメーター表示
ではなく、
センター表示
と
エッジ表示
です。
それぞれ特徴がありますが、ご存知の方が多いのではないかと思いながらもご説明します。
1)センター表示について
これはヤード木やヤード表示杭の数字が、それぞれグリーンのセンターまでの距離を表示しているものです。
元々、日本のゴルフ場のほとんどはセンター表示でした。
ここ10年くらいではないでしょうか。
競技がエッジ表示に変更になって、それに伴いゴルフ場もエッジ表示に変更していったように感じます。
センター表示の特徴
1)とにかくグリーンに乗る距離がわかりやすい
2)ピンという美味しい餌に釣られることなく、グリーンセンターを狙いやすい
3)センター表示に慣れている人にとっては、キャリーのイメージがつきやすい
という特徴があります。
では、僕の下手くそな絵でご説明します。
センター表示例
100ヤードの杭からグリーンのセンターまでの距離が100ヤードなので、グリーンのセンター(絵では★印のところ)までが100ヤードの杭から100ヤードということです。
センターまでの距離になるので、例えばピン位置がAの場合は、
センターから+◯ヤード
という表示になり、ピン位置がBの場合には、
センターから-◯ヤード
という表示ということです。
今ではショートホールにこの名残が残っているゴルフ場が多いのではないでしょうか。
ショートホールになると、表示が「+7」とか「-6」とかコースナビに表示されるゴルフ場はショートホールだけセンター表示ということです。
例えば、ピンが手前にある場合。
センターまで150ヤード。
ピンがセンターから-6ヤード
という場合は、
150-6=144
という計算になります。
また、ピンが奥にある場合
センターまで150ヤード
ピンがセンターから+6ヤード
という場合は、
150+6=156
という計算になります。
センター表示では、ピン位置によっては、このように足し算や引き算だったりします。
昔はほとんどのゴルフ場がセンター表示なので、センター表示がいい!というおじさん(僕も含めて)も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
では、エッジ表示を考えてみましょう。
2)エッジ表示について
今ではほとんどのゴルフ場がこのエッジ表示です。
エッジ表示とは、表示杭や木から、グリーンのフロントエッジまでの距離、ということです。
これもこれでちょっとわかりにくいところがあると思いますが、それはまた別の記事でご説明します。
エッジ表示の特徴
1)キャリーで必要な距離がわかりやすい
2)同様にランが必要な距離がわかりやすい
3)ピンから奥のグリーンエッジまでの距離が計算しやすい
という特徴があります。
またもや僕の下手くそな絵でご説明します。
エッジ表示
100ヤードの杭からフロントエッジまでの距離が100ヤードなので、グリーンの一番手前(絵では★印のところ)までが100ヤードの杭から100ヤードということです。
そこからピンはどれくらい入っているのか、という表示の仕方です。
ということは、センター表示と違い、ピンまでの距離の計算をするときに、足し算しかしません。
例えば、ピンが手前にある場合
エッジまで150ヤード
ピンがエッジから6ヤード
という場合には、
150+6=156
となります。
ピンが奥になる場合では
エッジから150ヤード
ピンがエッジから16ヤード
という場合では、
150+16=166
となります。
センター表示ではないので、エッジから常にピン位置を足していく計算しかありません。
これがエッジ表示とセンター表示です。
今では、全てのホールがセンター表示のゴルフ場はないと思います。
ほとんどのゴルフ場でエッジ表示に変わりました。
ショートのみセンター表示というゴルフ場は今でも十分あると思います。
そのような表示の違いをしっかり把握して、ゴルフを理解していきましょう♪