僕はおこづかい制です。

毎月◯万円、嫁さんから頂いています。

それでどうにかやりくりをしないといけません(汗)

 

だからこそ、去年、記事にした友人から誘われたクソ面白くないゴルフなど、激痛以外の何者でもありません(泣)

(その後、たっぷりおごってもらいましたが)

 

 

 

 

僕みたいに結婚して、子供がいて…という方々にとって、お金に余裕がある、なんてことはまずないと思います。

一部の人は上手くされているかもしれませんが(汗)

僕はあまりお金の管理に強くないので(泣)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はゴルフ場の経営状況について、僕が知っている限りご説明します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日のブログでも僕は記事にしました。

1ホール作るのに3億円かかると。

 

そして、18ホール、さらにクラブハウスなどを含めると、ゴルフ場を作るのに70億以上はかかると。

 

 

 

バブルの頃はプレー代が3万円とかだったので、少なくみつもって、1ヶ月に3,000人のお客様がご来場されたとして、

 

 

 

 

 

3万円✕3,000人=9,000万

 

 

 

 

という一ヶ月の売上が見込めました。

実際はバブルのころ、1ヶ月に3,000人の来場客数のゴルフ場なんて、ないと思います。

おそらく4,000人は超えていたのではないでしょうか。

 

そこから、借入金を返済して、従業員の人件費を出して、クラブハウスの維持管理費(電気やガス代)、レストランの仕入れ、コース管理費(肥料や芝刈り機の購入、管理費)。

さらには固定資産税や温泉の場合は入湯税などを捻出していました。

 

 

 

 

それでも、ゴルフ場は余裕で経営できていました。

プレー代が高くてもお客様が来ていたので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バブル崩壊後…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレー代はほぼ全国的に3分の1程度になりました。

必然的にゴルフ場の売上も3分の1です。

 

 

 

 

 

 

 

前述のように月間9,000万の売上を元にした

ビジネスモデルなんて、余裕で崩壊します。

 

 

 

 

 

それでもどうにか耐えているゴルフ場もあります。

 

しかし、ここで預託金問題が発生します。

そうです、いわゆる会員権です。

 

この会員権制度は期限を決めてあり、その期限になったら会員権の金額を返済することになっています。

そして、その会員権の金額を返済できないゴルフ場が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倒産

 

 

 

 

 

してしまいます。

いわゆる「預託金倒産」です。

 

 

 

そして、借金がなくなったゴルフ場は民事再生法によって、他の企業に買収されたりします。

 

そこでゴルフ場の運営を専門にやりつつ、再生を目指す会社ができました。

それこそ、アコーディアやPGMです。

 

ゴルフ場は借金がなくなるとむちゃくちゃ強いです。

毎月◯百万円の返済をしなくて済むので。

 

 

 

だからこそ、みなさんの近くのゴルフ場をよーく考えてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

プレー代が安いゴルフ場=一度は倒産したゴルフ場

 

 

 

 

 

 

ですよね?

 

借金を返済しなくてよくなったので、プレー料金を安くできるからこのような構図が出来上がります。

 

 

では、ゴルフ場はどのように運営しているのでしょうか。

 

まず売上。

 

あるゴルフ場のセルフのプレー代が約8,000円とします。

そして、月間3,000人のお客様が来場されます。

 

 

 

 

 

8,000円✕3000人=24,000,000

 

 

 

 

2400万円の売上です。

そこから、大きなものを考えると、

 

人件費 1名✕30万

 

と考えて、

フロント3名、スタート室関係10名、事務所3名、コース管理課10名、レストラン関係5名、営繕(設備管理や清掃)3名

の合計34名。

 

 

人件費として、

 

 

 

 

 

 

 

30万✕34名=1,020万円

 

 

 

 

 

 

もう売上の約半分を持っていかれました(泣)

そこからコース管理費。

僕の知っているゴルフ場ではコース管理費として、概ね年間1億円程度のゴルフ場が多い感じがします。

 

年間1億円というと、月に換算すると、

 

 

 

約800万円

 

 

です。

 

 

 

 

 

 

もう2,000万、経費で持っていかれました。

残り400万円…

 

 

 

そこからクラブハウスの電気、ガス代、レストランの仕入れなどなどで支払いをすると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤字かトントン

僕の財布と同じ状況

 

 

 

 

 

 

となります。

ここで考えないといけないのが、ここまでご説明している内容に「借入金の返済」を含んでいないことです。

倒産せずに頑張っているゴルフ場はここから借入金の返済が加わります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうですか?

ゴルフ場は苦しいでしょ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、実際に来場客数が3,000人のゴルフ場がほとんど、というわけではない(僕の感覚では3割くらいじゃないかと思います)ので、現在ではもっと来場客数が多いゴルフ場がほとんどと思います。

 

 

 

 

そこで、ゴルフ場は考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレー代を安くして、来場客数を増やす

プレー代を高くして、利益率を上げるか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それに併せて近隣のゴルフ場の価格も考えないといけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その結果、ほとんどのゴルフ場が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレー代を安くして

来場客数を増やす

 

 

 

 

 

 

 

 

ほうに進んでしまっています。

 

プレー代が安いので、ゴルフ場はなるべく効率化を目指さなければいけません。

従業員になるべく残業させないように。

電気やガス代を抑えるように。

人件費などをなるべく抑えつつ、効率よく働いてもらえるように努力します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな努力をしている中…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

進行を悪くしたり

お風呂に無駄に長く居たり

値切ってきたり

弁償しろと言ったり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

する方がいらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はゴルフ業界に関わる一人として、怒りが込み上げてきます。

(バックミュージックは「必殺仕事人」です)

 

 

 

ゴルフ場はゴルフ場として、売上の中でいいコースを提供しようと、お客様に満足していただこうと努力しています。

そして、そのゴルフ場を今後もずっとお客様に楽しんでいただくためにも、赤字にならないよう色々と考えています。

 

 

 

それを全く意にも介さずに来られるお客様。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

進行を悪くすると人件費、光熱費がかさみます。

お風呂に無駄に長く居ても同様です。

値切る?問題外です。

弁償しろ?ふざけんな。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、ご来場いただけるお客様すべてがこのようなお客様ではありません。

昔と比べると、本当にありがたいくらいいいお客様が多くなりました。

ゴルフ場側の立場もちゃんと考えて、ご理解いただけるお客様も本当に増えました。

 

 

 

でも、間違いなくこのような人が居るのです。

 

 

 

 

ゴルフ場はゴルフ場で、一生懸命経営しています。

色々と不備があることもあると思いますので、それは指摘していただいても構いませんし、むしろありがたいことです。

このブログに足を運んでいただいている皆様だけでも、どうか、どうかこのような事情をご理解いただいて、できればお知り合いの方やご友人にも、この事情を説明して上げてほしいです。

 

よろしくお願いします。