私はたびたび、ブログの記事にしていますが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

急がないやつは

来るな

 

 

 

 

 

 

と。

それと合わせて、最終ホールで後ろの組と一緒に帰ってくるやつも大迷惑、だと。

その結果、休憩時間が短くなってしまい、それをスタート室のスタッフが伝えると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

短っ!!!

 

 

 

 

 

 

 

という、◯野郎。

本当に◯野郎です。

 

 

 

 

 

でも、ここまで書いてきて、あることに気が付きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそもしくみを

理解していない?

ゴルフ場の進行の調整について

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が20年以上、ゴルフ業界に関わってきてしまったので、私の中ではゴルフ場の進行のしくみはいたって当然のことでありますが、そういう方々はこの進行の仕組みというものがわかっていないのではないか・・・と。

分かっていたら「短っ!」と言うのが、どれだけ理不尽なことか理解していただけるのではないか・・・と。

 

 

ということで、改めてゴルフ場の進行のしくみついて記事にしようと思います。

ご存知の方が多いと思いますが、改めて説明します。

 

 

まずはスタート時間。

概ね7分~8分間隔(ピッチ)でスタート時間は組まれています。

いいゴルフ場や大会になると10分間隔のところもあります。

 

そして、この7分や8分と言った中途半端な時間ですが、これにもちゃんと理由があります。

 

概ね、ゴルフ場は以下の計算に基づいています。

 

ショート 10分

ミドル 15分

ロング 20分

 

です。

7分、8分というのはミドルの半分の時間です。

ミドルの半分の時間ということは、その組が概ねセカンドを打ち終わるということです。

だから7分や8分ピッチになっています。

そして、そのままスムーズにお客様が上がってこられたすると、やはり後半も同じように7分、8分ピッチでスタートします。

例えば、Aさんのいる組、Bさんのいる組、Cさんのいる組の3組がコンペだったとして、朝のスタート時間が

 

8時59分 Aさん

9時06分 Bさん

9時13分 Cさん

 

という時間だったとしましょう。

そして、前半の折返しでAさんは2時間15分で帰ってきたとしましょう。

8時59分の2時間15分後なので、Aさんは11時14分に帰ってきます。

それから50分休憩にしたとします。

すると、後半のスタート時間は12時04分です。

そして、その後すぐにBさんのいる組が帰ってきました。

すると、Bさんのスタート時間はAさんの7分後になるので、12時11分になります。

’(Aさんが12時04分スタートなので、その7分後の12時11分)

 

しかし、Cさんのいる組はBさんの組と20分、空けて帰ってきました。

そんなことは関係なく、スタート室は後半のスタート時間を決めます。

だって、コンペですし、前の組となるべく終了時間を近くしないといけないので。

さらに言うと、Cさんの後ろのお客様はCさんが遅いことにイライラされていると思います。

結局、Cさんは11時41分に帰ってきました。

しかし、Bさんがいる組の7分後がスタート時間になるので、12時18分スタートとなります。

Aさんのいる組、Bさんのいる組は50分休憩でしたが、20分遅れて帰ってきたCさんの組は

 

 

 

 

 

37分休憩

11時41分→12時18分

 

となります。

下手すると、Cさんの組の後ろのお客様も同様に37分休憩になってしまいます。

 

まとめると

 

 

 

 スタート時間 ハーフ終了時間 休憩時間 後半スタート時間

Aさん 8時59分 → 11時14分   50分   12時04分    

Bさん 9時06分 → 11時21分   50分   12時11分    

Cさん 9時13分 → 11時41分   37分   12時18分    

※Cさんの組はBさんの組と20分離れてハーフ終了した、と設定しています。

 

 

ということです。

わかりますか?

Cさんはなぜ休憩時間がAさんやBさんと比べて短いのでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cさんの組が

遅いから

 

 

 

 

 

 

 

です。

それなのに、「短っ!」とか言われると、スタート室のスタッフからしてみると、「イラッ」とします。

Cさんの組が遅くて、スタート室はイライラしているところに、さらに「短っ」と言われるのです。

さらにはCさんの後ろの組のお客様からは

 

「進行悪いね」

 

と言われる。

下手すると怒鳴り込んでくるお客様もいらっしゃいます。

 

「遅すぎだろうが!!!」

 

と。

 

 

 

 

 

 

 

Cさんの組が

遅いから

 

 

 

です。

 

そういう状況を自分で作っていながら、「短っ」と言う神経が分かりません。

そういうCさんのような方には、本当に首根っこ掴んで、スタート時間の一覧表を見せながら、

 

 

 

 

 

「こうなっているのは

どちら様の責任ですか?」

 

 

 

 

とご丁寧に説明差し上げたいくらいです。

 

ここでスタート室は考えます。

Cさんは37分休憩にしたとしても、このクソ遅いCさんの後の組のお客様はどうしよう・・・と。

同じ37分にするには、申し訳ない。

(37分休憩が短いことはスタート室も理解しています)

それなら、Cさんの後ろの組のお客様は45分休憩にして、Cさんの組と少し離れてスタートできるようにしてあげよう、と。

Cさんのうしろの組を45分休憩にすると、10分くらいCさんと離れてスタートすることができるので、数ホールはストレスなくラウンドできるだろう、と。

そして、またその後ろの組は50分休憩にしてあげよう、と。

 

こういう後半のスタート時間の微調整をするのもスタート室の役割です。

怒鳴り込んでくるお客様に対しても対応しつつ、クラブを落としたとか、ヘッドカバーを落としたとか、細々したトラブルに対応するのもスタート室です。

 

 

 

 

 

 

 

お疲れ様です。

 

 

 

 

このようにスタート室は遅い組は前の組とくっつけてスタートさせて、その後ろの組には後半なるべくストレスなくラウンドできるようにスタート時間を調整しています。

(でも、後半スタート時間より早めに出ようとするお客様も多くいらっしゃいます汗)

 

だからこそ、休憩時間が短くなったりしてしまいます。

前の組と離れずにラウンドしていただけたら、こういうケースはかなり減ると思います。

 

 

 

なので、スタート室は別にCさん(進行を悪くしている)に悪意を持ってスタート時間を短くしているのではなく、しょうがなくスタート時間が短くなっただけで、その原因を作ったのはCさんです。

 

なので、もしスタート時間が短かったりしたら・・・

 

 

 

 

 

あなたが遅い

 

 

 

もしくは

 

 

 

 

 

あなたの参加しているコンペの

どこかの組が遅い

 

 

ということです。

 

 

スタート室は悪意でしているのではありません。

「短っ」と言われる筋合いはありません。

まじでイラッとしますから。