あの日私は夕方に通院して、薬をもらってくる予定でした
14時46分。何が起きているのか分からない位に家中が揺れ、私はうるを抱っこしてその場に立っているのがやっとでした
揺れがおさまって正気に戻ると、うるに、少しだけ待っててね。と言って、すぐに病院に向かいました
薬がその日の分しか残ってなかったからです
病院は当然閉まっていました
どうしよう...
病院から帰ってくると、うるはいつもの場所でお利口に寝ていました
どんどん日が暮れて...私は初めて電気の無い夜を向かえました
道路はガチガチに凍っている程寒く、真っ暗な家の中で、いつ病院が開くのか不安で不安で...
うるを抱っこしました
温かかった
ひとりじゃない
少しだけ安心感がうまれました
病院が開くまでの3日間、パニックの症状も無く何とか薬の無い生活を送れたのはうるが傍に居てくれたからです
被害の酷い被災地では、まだまだ不安を抱えて生活している人が沢山います
震災はまだ終わっていません
震災被害で亡くなった方々に心からご冥福をお祈り致します
そして、震災で大切な飼い主さんと離ればなれになってしまった全ての動物達に心からご冥福をお祈り致します
読んで下さってありがとう