ボクは、死んだ。
車にひかれて死んだ。
誰も泣かない。
誰も駆けつけてくれない!
謝って、くれない!
ボクの心が怒ってる!
ボクの髪の毛も、
背中の毛も、
体中の毛がっ!怒ってる!
ボクは、最後の今日を何とかして生きたかった!
ボクの好きな色は、青色で!
一年に三回はスキューバダイビングをした!
あの時に見た青空が、キレイだったあ・・・・・・!
『会いに、行くよ!』
ボクは、心で叫んだ!
ボクの背中の毛たちが、バッ!と足を広げて、
立った!
ボクは、歩いた!
死んでるはずなのに、歩いたっ!
大きな風を作って!
ボクの風は、今、切られようとしていた木を運んだ!
少年に今、踏まれそうだった小さな花を運んだ!
青空は、遠いけどっ灰色の工場の煙の果てから、見えてきた!
『キレイ・・・・・・』
心で見た景色は、いつもよりキラキラしていた!
木の涙のあたたかさに触れたんだ。小さな花の手のぬくもりに、ふれた、
おわり