この町の人は、体中傷つけられた。
でも、血を流しても歩いている。
ボクは、「一生!まばたきなんかしないっ!」
「まばたきしていいよ!私、紙だもん!捨てられた新聞紙!」
ボクがまばたきをするということは、この人を傷だらけにすることだ。
新聞紙は、いきなりボクの唇にキスをした!
まばたきが止まらない!
チョッキン!パッキン!ガッキン!ショッキン!
ゴッキ-ン!
粉々になった新聞紙を、風は拾った!
思いっきり肺に吸い込んで!
あれから、一週間が経った。
空から雪が降ってきた!
その雪は、ちょうちょのように自由に飛んで、
雪を集めてた。
ボクの目の前で、ちょん!と大地に足をつけて、
ぴょん!と飛んだ雪は、人間になった!
この人間が、まばたきしたら、
「私っ人間になれた!なっちゃったー!きゃーっ!お礼に、ずっと、君が好き!!」
ーそばにいさせてよ。ー
おわり