ボクらは、殺し合った。



戦争が始まったから。




ボクは、逃げた。



戦場から、逃げた。




ボクは、「生きたい。生きてるんだよ?生きた人を殺せないよっ!」






そこに、ピストルを持って、震えている少女がいた。





「何下向いてんだっ!逃げるぞっ!」





ボクは、少女の肩に触れた。





「やめろぉーっ!」





ボクは、撃たれたっ!





「ねぇっ生きよう。君も、ボクも、生きてる・・・・・・」





「お兄さんっ!ごめんなさいっ!私っ生きるよぉ・・・・・・、お兄さん、逃げよう?」





ボクの手を強く握って、少女は走った!




ボクらは、この世のどんな命よりも、速かった!

きっと、ピストルよりも。




「お兄さんっ足が痛いっ!」




「ここで、死ぬか?生き抜いて、まだ生き続けるか?」




少女は、泣いた!



ピストルよりも、




爆弾よりも、





大きな声で・・・・・・!





その時!




足音のメロディが聴こえた!





「殺せーっ!」





ボクは、少女を抱きしめた!






撃たれた。



撃たれた!



撃たれたっ!



撃たれ続けた。




一曲の歌が歌い終わるくらい・・・・・・。





ボクは、死んだ。




血液をしぼられたのか?ボクの体には、きっとっ血液はない。




少女は、何か持っていた。




「ねぇっお兄さんの血っピストルになったよ?生きるっ!なら、死ぬ気で生きないとっ!」





少女は、立ち上がった!






「殺すっ!」






少女の震える声が、聞こえた!





「わぁーっ!」




少女の声は、ピストルの音をかきけしたっ!





人の血が、飛んだ音がした!





人が、倒れる音がした。





何度も。




何度も!




何度もっ!





何度も・・・・・・!





「私の腕、血だらけだっ!あああ・・・・・・!また、敵だっ!」






少女は、泣いた!




血に染まって、





また、新しい血に染まって、





またまた新しい血に染まって、







生き抜いた!






今を。





今を!






今をっ!






今を・・・・・・!





「このっピストルっ!重たいわ・・・・・・。そうだよね、お兄さんの血でできた、ピストルだもんね・・・・・・」








                 おわり