かつては観光客が押し寄せた百合が原高原。
東京の出版社で働いていたが、
あることをきっかけにこの地に来て
ひとりでカフェを営んでいる奈穂。
バターやベーコンがおいしいと評判の
ひよこ牧場
天然酵母でつくるパンが人気の
あおぞらベーカリー
謎の中年男性
村役場で働き、
生産者と店をつなぐ村岡涼介
高原に住むいろんな人たちに助けられながら
お客さんによろこんでもらえるカフェを作っていく。
奈穂がカフェスクールで教えてもらった言葉
カフェに来てくださるお客様は、
カフェが提供する空間と時間を楽しむ為に
お金を払ってくださるのです。
なるほど。
カフェに行きたいと思うとき、
確かに「あれが食べたい、飲みたい」というだけでなく
その空間や時間を求めていることに気づきます。
奈穂のカフェを訪れるお客さんたちが
店主との会話や料理で癒されていくように
物語を読みながら癒されました。
続編もあるようなので、
また読みたいと思います。
もともと、著者の柴田よしきさんを知ったのは、この本