ファイルNo,614 ホーネット250にRVF400のステムフィッティングその3 完
UPS-TAKU 大塚です。
今回はリヤサポート製作編となりますが
タイトルはこれまでの続きでステムフィッティングその3とします。
本日出荷しましたので取り扱い説明を兼ねてアップしておきます。
ファイルNo,614 ホーネット250にRVF400のステムフィッティングその1
ファイルNo,614ホーネットにRVF400のステムフィッティングその2
↑以前アップしすでに出荷済みのフロント関連記事
↑今回ご提案させて頂いた
ワンオフキャリパーサポートの原寸大プリント。
↑こんな感じになります。
↑設計、製作は私が直接行いました。
が・・・・・
実は画像のキャリパーサポートは失敗作となりました。
すべて完成してキャリパーを取り付けようとしたら
微妙にボルトピッチが合わない・・・
何故だ?
自分が設計した図面を何度確認しても
寸法関係に間違いは無く、
機械に入力したプログラムにも間違いは無い。
図面とプログラムに問題が無いとすれば
製作工程で何か問題が発生したわけですが
なかなか原因がつかめずどうしたものかと。
最終的にはジグを製作する時に使用する
バイスに問題があった事が判明し
今回のサポート製作のために
新規で製作したジグそのものも廃棄処分となりました(泣)
新たに4面フライス&上下面をロータリー研磨した
素材を取り寄せ作り直しましたが
その分納期が遅れてしまって大変申し訳ございません。
↑再製作したサポート表面には保護テープを貼りつけたままに
なっておりますが一先ず取り付け位置に問題が無いか確認。
↑ローターとキャリパーセンターの位置関係は
±0ではありませんが問題無いですね。
ホイール右ベアリングとサポートベアリング間の
アクスルカラーはワンオフした物を使っています。
※サポートのベアリング内輪にも凸型カラーを仕込んであります。
尚、ローターはキャリパーとホイールが
干渉する事を防ぐために
ノーマルのφ220からφ240の物に換装。
キャリパーはカワサキの純正。
ホイールベアリングは右側を底着きさせて基準としています。
今後のベアリング交換で
左ベアリングを底着きさせると
右ベアリングは座面から浮きますので
位置関係が微妙にずれてきます。
↑パッドとローター外周部の位置関係も問題無し。
実際にはキャリパーサポートベアリングと
スイングアーム間にもワンオフしたカラーが入ります。
↑検証用として手配して頂いたホーネットのフレームと
スイングアーム、そしてホイールも含めて仮組しました。
↑こんな感じでご要望のフローティング構造になりますが
幾つか注意事項があります。
↑ロッドとの干渉を防ぐために〇のステー部を曲げています。
このためブレーキスイッチが機能しなくなりますので
油圧スイッチを組み入れて下さい。
〇についてですが通常であれば
ステッププレート側よりボルトを通しますが
今回はあえてピロ側から通してステッププレート側で
ナット固定となります。
固定ボルトの強度の保証まではできませんので
定期的に点検及びボルトの交換等を行って下さい。
↑ナット側は13mmソケットでOKです。
↑こんな感じ。
↑仮組の時に間違ってしまいましたが
赤矢印のワッシャーは緑矢印のピロとサポートの間に入ります。
梱包した際には正規の状態で仮組してありますが
念のためにお知らせしておきます。
と言う事でこれらをメールでやり取りしていると大変なので
ブログを利用させて頂きました。
この後伝票番号と送料をメールでお知らせしたらすべて完了です。