ファイルNo,693 M様RZ250フレーム 加工その他
UPS-TAKU大塚です。
パーツをお預かりしてから2年半も過ぎてしまいましたが
今月末にようやく納品となります。
まだ完全に完成したわけではありませんが、
一旦ブログにアップさせて頂きます。
今回のオーダーは下記の通りです。
1.RZのフレームにTZ250のスイングアームフィッティング。
2.前後TZ250ホイールフィッティング。
3.リアキャリパーサポートワンオフ。
4.フレームヘッドパイプストッパー新設。
5.フレームピポッドガゼット補強+その他補強。
6.NSR250Rラジエターフィッティング
7.フレーム修正 外注
8.フレームパウダーコート処理 外注
9.トップブリッジハンドルポスト立て
10.フロントフォークO/H 93年3XV-RSP
お引き受けした後でなかなか上手く行かなかったのが
TZ250(3LC)のスイングアームフィッティングです。
TZ250のノーマルサスは無く、
サスやリンクの位置関係を把握するための
検証用TZフレームもありませんでしたので、
ネットで収取したTZの画像を参考に
サスとリンクの位置関係把握に努める一方で
お持ち込み頂いた他車用オーリンズサスとの組み合わせで
色々とトライしたのですが残念ながらNG。
今さらTZ250の中古サスを手に入れるのも
状態を考慮すれば得策ではなく
できればオーリンズを使いたいとの事で
調べに調べて結局NSR250R用を選択しました。
TZのリンクアームとの組み合わせでは
エンドアイパーツの加工も前提条件となります。
高価なサスなので責任重大です。
前置きが長くなりましたが
この後も長いのでご了承下さい。
因みにフレーム加工の担当は店長となります。
↑まずはピポッドのガゼット加工を行います。
専用ジグをピポッドに取り付けます。
↑ジグにガゼットの基準となる精密級カラーを装着。
↑カラーを固定。
↑現物合わせで各プレートの切り出しと整形。
↑点付け溶接。
そして本溶接へと進みます。
溶接前の下地造りも重要です。
↑ピポッド上の補強です。
パイプを一本ずつ整形して行きます。
↑首回りの補強。
因みに赤〇部分が後で大変な事になります。
↑続けてラジエターフィッティング。
お持ち込み頂いたNSR250R用。
↑不要となるノーマルステーの切除&面出し。
↑結構腐食しています・・・
↑面出しまで済ませましたが。
〇部の腐食が想定以上に進んでいます。
↑下側のノーマルステーも切除。
↑面出し完了。
↑エンジンを搭載してチャンバーの角度を
考慮しつつラジエターの位置が決まったら
まずアッパーマウントステーの製作。
↑フレームに固定して溶接。
↑溶接完了。
↑続けてロア側のステーを製作。
鉄板から切り出しプレス成型。
↑セパレートタイプにして台座となるステーを
フレームに溶接しますが
その前にプレス成型したステーを補強します。
↑〇部が現物合わせてで切り出した補強材。
↑溶接後に余分なビートを落として完成。
↑フレーム側の溶接も完了。
↑こんな感じになります。
↑続けてヘッドパイプの加工です。
まずはノーマルのストッパーを
上下とも切り取って面出し。
↑面出し完了。
↑ハンドルロック用のステー新設。
↑ステムストッパーも新設。
↑ヘッドパイプの加工完了。
そして中断していたリアサスマウントの新設に取り掛かります。
↑こちらは半完成状態ですが
まずはフレームから余分な物を切除&面出し。
〇部のパイプから構築します。
今回はご要望に従い
ネジ調整式のアッパーブラケット(TZ用)を
使える様にしました。
↑〇部がえぐれているのは
サス別体タンクホースの取り回しを考慮しての事です。
↑天板部分。
↑〇部はハンドツールを使って現物合わせで整形。
↑一見すると上下方向に薄く見えるマウントですが
かなりガッチリしています。
↑行程は省きますがロアマウントも新設。
↑なんとかサスマウントも完成。
サスの動きにストレスはなく
プリロード調整や車高調整等の範囲も広く
NSR25R用サスを選択したのは正解でした。
因みにホイールは仮組用で
お持ち込み頂いたTZ用ではありません。
↑各部の加工中に苦しめられたのが
ノーマルペイントの下に隠れた腐食穴。
↑こういうのが何か所か発生しまして
都度溶接で埋めて面出しを行う事で
作業予定時間を大幅に押してしまいます。
段取り替えは納期に大きく影響しますが
こうした補修を必要とするフレームは
増える一方ですので地道に対処するしかありません。
↑フレームの加工が終わったら外注先で修正に入ります。
↑パウダー処理に出してホッとしていたのですが
外注先から緊急連絡が入り
パウダー前のブラスト処理の途中で一度引き上げてきました。
↑ブラスト前では判らなかった腐食部の凹凸がはっきりと・・・
〇部は穴まで開いてしまいました。
う〜む
↑こちらは元々想定していた腐食部。
↑こちらは想定外の穴あき。
↑修正が終わった後ではありますが
穴が開いた状態にはしておけませんので
溶接で塞いでから面出しに入ります。
〇色になっていますが〇部と同じ個所です。
↑面出し。
↑こちらも穴が開いてしまいました。
溶接で補修できる所は補修して
溶接できない所は別の方法で補修。
ですが腐食による凹凸はすべて補修できる
わけではありませんのでご理解頂ければと思います。
パウダー完了後の報告や私が担当する作業に関しては
後日まとめてアップしたいと思いますので
長くなりましたが本日はここまでとします。
RZ-Rのアルミタンクについて
UPS-TAKU 大塚です。
本日久しぶりに
当店オリジナルRZR用アルミタンクの注文が入ったため
製造元に納期と仕入れ価格の確認を行ったのですが、
今回の注文分を最後に改定されるとの事です。
仕入れ価格改定はこれで3度目ですね。
2023年の改定では仕入れ単価で
税込み\33000と大幅にアップしましたが
今回は税込みで\22000のアップになるそうです。
このブログを更新した後に
HPに記載してある料金も改定を行います。
タンク外のオリジナルオリジナル商品に関しては
先日の純正パーツ&工業規格品の価格改定で
製造コストが大幅にアップしておりますので
今後予告なしに販売価格を変更して行く予定です。
昨今の何もかもコストアップですが
便乗値上げではありませんので
ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
※RZRのアルミタンクは当店のオリジナル品です。
製造元に販権はありません。
ファイルNo,693 CB400FOUR NC36 スイングアーム加工
UPS-TAKU 大塚です。
旧CB400FOURにNC36のスイングアームを
流用するためのサスマウント製作&溶接、
ピポッドの幅詰めとインナーパーツの製作オーダーです。
当店で1から検証したわけではなく
サスマウントの溶接位置等はご指示頂きました。
↑まずはサスマウントの製作です。
凹形状のスチール材を取り寄せ
ボルト穴を開けたところです。
↑バイスにくわえて余分な部分を切削し
R部分はベルトサンダーで仕上げました。
いつもはこうした作業は店長にやってもらうのですが
店長も忙してのでやむなく自分で製作しました。
でここからは一旦店長にバトンタッチします。
↑NC36のスイングアームです。
↑このノーマルのサスマウントを切り取り面出しを行います。
↑アルミのスイングアームでも面倒な作業ですが
スチールはより時間がかかります。
↑切り取りました。
↑続けて面出しです。
アームは角パイプ形状でも
上面に丸みを帯びた個所がありますので
そのままでは新規マウントを溶接できません。
↑面出し後にマウントを乗せるとグラつきません。
↑ピンボケしていますが溶接前の段取り完了。
溶接完了。
ここからまた私の仕事になります。
↑ピポッドの幅詰めを行ってからインナーパーツを仕込みました。
ピポッド左のニードルベアリングに差し込むカラーは
焼き入れ処理された物です。
画像はありませんがセンターパイプは純正品の流用です。
ピポッド右はボールベアリングにスペーサー仕様。
すでに納品済みですが
ホイールやブレーキ関係は
スイングアームを取り付けてから
進めて行くそうです。
スプロケットハブの加工やステムシャアの製作、
アクスルカラーの製作やキャリパーサポートの製作等、
主に私が担当するワンオフ系の作業は
ジュラルミンや超々ジュラルミンが多いので
スチールを担当するといつもと勝手が違いますね。
フレーム加工を担当する店長は大変だと思います!!
と言う事で今日はこれからワンオフ品の設計に入ります。
ファイルNo,692 2011年ボンネビルSE リアブレンボキャリパー用サポート製作
UPS-TAKU 大塚です。
午後の加工に入る前にブログ更新しておきます。
2011年式 トライアンプボンネビルSEですが
フロントにブレンボキャリパーを採用しているので
リアもブレンボに換装させたいがキャリパーサポートが
無いのでで何とかできませんか?
と言う事でした。
因みに・・
T様CB750のブレーキ関係、
S様RHのスイングアーム関係、
T様アドレス125のホイール加工関係等、
1+1が2にならずジグを製作して
トライしてもなかなか上手く行かず、
ジグを改良しながら何度がトライして
まだ終わらない物も多数抱えているのですが
※これらは来月には決着をつけたい・・・
今回のキャリパーサポート製作は
物理的には何とかなりそうなのでお引き受けしました。
↑ボンネのノーマルサポートはリジットタイプです。
多くの国産とは異なる左ブレーキ仕様で
スインクアーム下にキャリパーは配置されます。
↑裏側です。
ご要望としてはキャリパーをスイングアームの
上側に配置したいと言う事と
ノーマルと同じぐトルクロッドを使用しない
リジット固定タイプにしたいと言う事です。
↑完成しました。
私が直接設計から製作まで行いましたが
今回は素材として6面フライスされたAN79材と言う
非常に高価な材料を使う事になりましたので
加工中に失敗もしくは設計通りに機能しなくて
造り直したら利益なんぞ簡単に吹き飛びます。
当然ジグも新規に製作しますので失敗はゆるされない。
↑裏側に凹凸が無い形状で行けたのが幸いでした。
今回のアルマイトはステムシャフトワンオフ時と同じく
硬質アルマイト処理を施しましたので
実物はシャンパンゴールドっぽい色になりまして
オーナー様にとても気に入って頂けました。
それとアクスルカラーも一個ワンオフ済みです。
↑ブレーキホースも新調してあります。
マスターシリンダーが右側なので
ホースの取り回しを考慮しつつ
ブレーキホース長やバンジョーアダプターの
形状を決めて発注するのが大変でした。
↑その他細かいオーダーも済ませて完了です。
※撮影後にチェン引きボルトの
スナップリングは新品取けしてあります。
さてこれから昼食を取って午後の加工に入ります。
店長はエンジンO/Hの終わった
C様2XTの最終点検その後別の車両のエンジンを下ろします。




















































































