ファイルNo,17 Y様 R1Zメンテ その3
Y様のR1Z実は当初のメンテオーダーをこなし
今月の11日に一度納車したのですが
帰還途中で突然エンジンがかからなくなり
あえなく出戻りとなっていた次第です。
納車前のテストでは特に問題なかったんですが
しばらく寝かされていた様なバイクでは
熱や振動が加わると突然電装がパンクする事もありますので
今回もそんな感じか・・・・
一先ず前回アップしていなかった作業の続きです。
↑元々ついていたクラッチケーブルが他車流用品で
その他、電装系のカプラー清掃、
充電電圧、レギュレーター等の点検清掃を行い
一旦納車したわけです。
で
出戻り後の状態をチェックするとプラグが点火しておりません。
う~む CDIがパンクしたかなぁ・・・
あと気になるのは入庫時点で加工されていた
メインハーネスの一部とステーターコイルの配線。
何はともあれまずCDIを調達しなくてはなりませんが
あいにくR1Z用の中古は手持ち無し。
TZR250(2XT)用なら幾つかありましたので
これを代用品として使う事にしました。
↑2XTのCDIそのままではR1Zに使えませんので
配線の延長加工を施します。
↑左がR1Zノーマル 右が2XT加工後。
↑この状態で火は飛ぶようになりましたが
気になっていたメインハーネスの加工部分と
ステーターコイルの配線を点検してみます。
すると・・・・
↑メインハーネスのアース線
巻かれていたテープを剥がしてみると
↑ステーター側も皮を剥いてみると配線が焼けています。
どうしてこうなったかは不明ですが、
↑処理後 約20キロの走行テストと
あえて30分のアイドリングを続けましたが
今のところ問題無し。
CDI交換前より高回転の回り方が元気です。
ただ今回のメンテはあくまで応急処置と言ったところです。
CDIに関しては2XT仕様で良いと思いますが
本来であればメインハーネスの交換や
もう少し配線の程度の良いステーターコイルが欲しいところです。
まぁ新品のメインハーネスは確か廃番だったと思うので
程度の良い中古品を探すか
どこかでワンオフしてもらうしかないですが。
ここから先はオーナー様次第ですね!!