ファイルNo,26 定番のSRカスタム加工
SRにTZR250(3MA)の三又とXJR400のリヤ回りをフィッティングさせる
基本加工オーダーです。
↑今回の3MAは倒立フォーク仕様です。
これに3XVのトップブリッジや純正セパハンを使って
フィッティング加工を行って欲しいとの事です。
まずはノーマルのステムシャフトを引き抜き
ベアリングやシールも同時に取り外します。
↑写真の様にノーマルのステムストッパーを切除し面だしを行います。
そして一旦ダミーシャフトとベアリングを装着します。
↑フレームに仮組して新規ストッパーの形状や位置出しを行います。
セパハン仕様ではハンドルの切れ角があまり取れません。
アンダーブラケット上面もすべて平らではないため
円柱形状の新規ストッパーピン立ては諦め
アルミブロックのストッパーを製作します。
定番の作業とは言え、この辺りは現物合わせで大変時間がかかります。
↑現物合わせのアルミブロックをボルト止めしました。
ステムシャフトが付いたままではネジ穴加工等ができませんので、
都度簡単に取り外せるダミーシャフトとベアリングが必要なわけです。
↑アルミブロックの取り付けが完全に終わりましたら
元々のステムシャフトを圧入し、
SR対応テーパーベアリングセットを組みこんで
ステムは完了です。
もちろんベアリング座面の高さを調整するスペーサーは
組みこみ済みです。
今回は遠方からのオーダーで当店在庫の検証用フレームを使用しましたが、
キーシリンダーロックは効かないままとなります。
↑アームピポットの幅詰めと内側の凹加工を行い
↑ピポットパイプの幅詰めやスラストカバーの加工も
↑スプロケットハブ座面とリブの加工も行いました。
フロントには市販のオフセットスプロケットを使用する前提です。
今回はアームサスマウントの変更オーダーは無しですので
ここまでの作業となります。