ファイルNo,690 FZR250R 3LN トップブリッジの穴あけ
UPS-TAKU 大塚です。
平たい純正のトップブリッジに
ハンドルポストを取り付けるための定番加工例です。
ハンドルポストは当店でご用意する場合と
お持ち込み頂く場合がありますが
トップブリッジ裏の構造によっては
相性の悪い組み合わせもありますので要注意。
今回はお手持ちのポストを使用したいと言う事で
穴開け位置を指定して頂きました。
※ポスト持込は無しで画像だけ頂きました。
↑まずはマーキングして頂いた位置を座標化します。
RZのステムシャフトを上から差し込んでボルト固定し
位置出しの基準とします。
三次元測定機なんぞは思っていないので
シャフトに定規を当てながらと言った具合。
↑手書きのマーキングは左右均等ではありませんので
原寸大にプリントした図面の円内部を切り取り
現物に被せてみて何度が微調整を行います。
最終的に上の画像の座標に決まりました。
因みに大きい円がステムシャフトの断面になります。
↑3LNトップブリッジは加工用のジグがあるので
フライス盤にセット。
X軸に対して凸部が平行になる様にクランプします。
↑ジグにトップブリッジを直接固定すると傷が付きますので
保護材の紙リングをセット。
↑トップブリッジを乗せる。
↑トップブリッジを固定したら
位置出しピンを内壁面前後左右に当ててセンター出し。
加工原点とします。
↑機械のカウンターです。
加工原点でX軸 Y軸の0にリセット。
そして加工ポイントとなる座標を別画面で入力して
加工に入ります。
↑加工原点から加工ポイントまでの刃物移動は
自動で行いますので入力の間違いがなければ
プログラム上は左右均等に仕上がります。
まず凹加工を行ってからセンタードリルでガイドを作り
一旦φ9mmのドリルでドリリング。
仕上げはφ10.1mmのエンドミルで行いまして
最期に面取りを行って裏側は終了。
↑トップブリッジ裏側の凹加工で注意する点は、
使用するハンドルポストの固定方法です。
今回はハンドルポスト側にスタッドボルトが
取り付けられている仕様でナットの固定となりますので
ナットを脱着するためのソケットレンチの直径を
考慮して凹る必要があります。
画像のソケットレンチは23mm弱ですが
メーカーによってはもう少し大きくなる事も考慮して
φ25mmのカッターで凹加工を行いました。
↑表側の面取りも行って完了です。
頂いた料金は税込み\6600となりますが
今後は仕様ごとに料金設定を変えるかもしれません。
単純にボール盤でズトンと穴開けするわけではありませんので
ご理解頂ければ幸いです。
と言う事で現在22時を過ぎました。
店長もまだ仕事してます・・・・
ファイルNo,689 FZR1000-3GM にYZF-R1のステムフィッティング
UPS-TAKU 大塚です。
S様オーダーのステムシャフト完成しましたのでアップします。
ベース車両は89年式の3GMです。
R1のステムを3GMにフィッテングさせるための
ステムシャフト製作とトップブリッジ側の
凸型カラーの製作他、
パーツの組み付けオーダーです。
製作担当は私。
遠方からのオーダーですので実車持込は無しで
ステムストッパーやキーシリンダーのフィッティング
に関しましてはお客様側で対処して頂きます。
↑
赤矢印が今回製作したステムシャフトです。
7075材+ハードアルマイト仕様となります。
ハードアルマイト処理後の皮膜厚を考して
仕上がり寸法(ベアリング装着部の外径)より
皮膜厚分減径して製作する必要があります。
※あくまでハード=硬質アルマイトの場合
青矢印は検証のために引き抜いた3GMのステムシャフト。
緑矢印はR1のトップブリッジとアンダーブラケット。
↑パーツを送って頂いた時点で
R1のステムシャフトは抜いてありました。
内壁に何かをカジった凹みがありますが
機能上は問題ないかと思います。
因みに手持ちにR1のノーマルシャフトがありましたので
凹み部分まで試し圧入したため
内壁に横線(色が変わって見える部分)が入っています。
続けてトップブリッジ側です。
↑R1のトップブリッジそのままでは
3GMのステムシャフト径に合いませんので
凸型カラーを製作して取り付けます。
↑裏側は凹み形状にしておきます。
※Wリングナット上のワッシャーから
ステムシャフトのネジ部が出てしまった場合の
逃がし対策となります。
↑取り付け完了。
↑上面から見るとこんな感じ。
トップブリッジ側の内径寸法にも個体差がありますので、
過去の製作データーがそのまま生かせません。
凸カラーのはめ合いがキツ過ぎると
カラー内径が減径してステムシャフトの
通りが悪くなります。
この辺の加減が毎回難しいので
歯の被せ物と同じく
何度か脱着して調整加工を行ったりします。
↑アンダーブラケットにステムシャフトを圧入後
各パーツを取り付けて行きます。
ダストカバーは送って頂いた物を仮組していますが
ベアリング、リングナット、ワッシャー類は
すべて新品を調達させて頂きました。
↑完成です。
実車に取り付ける際は
ネジ部にカッパーグリス(ワコーズのスレッドコンパウンド等)を
塗布して下さい。
ベアリング関係のグリスはマニュアルに従って下さい。
明日の便で出荷させて頂きます!!
と言う事で梱包は明日行うとして
これからF様オーダーのトップブリッジの加工に入ります。
ファイルNo,688 RZ250/350 ドライブシャフトにメーターギヤフィッティング
UPS-TAKU 大塚です。
三ヶ月に一度の割合で歯医者に通って
歯のお掃除やバイクで言うところの
点検をしてもらっているのですが、
先週から左上の奥歯周辺で
酷い痛みが発生する様になりまして
これはまずいと緊急で診察予約を取りました。
(来週月曜日の10時15分にキャンセルが出た)
定期的に点検をしていても
突発的なトラブルが発生するのは
人の身体も機械も同じですね。
んがしかし・・・
一昨日の夜に今度は左下奥で詰め物をしてある歯が
どうやら詰め物の下で割れたみたい(泣)
いや〜もうロキシニンを飲み続けないと
我慢できないくらい痛い・・・
ロキシニンを飲んでいれば
我慢できるギリギリくらいに痛い・・・
果たして月曜日にこの痛みから
解放されるであろうかと思いつつも
ブログを更新する事にします。
RZ250/350のフロント回りを換装した際に
フロントホイールにメーターギヤが
取り付けられない場合は
電気式のタコメーターを使用するか、
エンジンのドライブシャフトに
ホンダ製のメーターギヤを接続して
ケーブルを回すかのどちらかだと思います。
今回はドライブシャフトを利用した
一例としてアップさせて頂きます。
↑完成後の画像。
ホンダ純正のギヤボックスとケーブル(赤矢印)、
市販の角度付延長ケーブル(緑矢印)の組み合わせ
左クランクケースカバーのどの位置に
ドライブシャフトが配置されるのか?
位置関係の個体差にどう対応させるのか?
事前に何度も検証を行ってから
加工ジグの設計&製作に入ります。
それとメーターギヤのベースとなる
円形プレートの製作も行っておきます。
↑製作したジグにクランクケースカバーを固定します。
↑続けてメーターギヤベースプレートを固定。
↑ジグの加工原点を基準に
狙った座標に貫通穴を開けます。
最初はドリリング、
最後はエンドミルで仕上げ。
(まずはベースプレートだけ)
続けてベースプレートを取り外して
クランクケースカバーにも同様の加工を施します。
↑接続ジョイントを製作しました。
フロントスプロケットを固定する純正ナットに
旋盤で凹み加工を施し、
別途製作した凸型カラーを凹み部に軽圧入してから溶接。
この後でもう一枚純正ナットを溶接します。
※凸型カラーの先端は事前に六角加工を施しておきます。
以前はスチールのムク棒から一体形状の
ジョイントを製作していましたが
わけあって現在は純正ナット利用です。
↑錆びやすいのでペイントして完了。
接続ジョイントとカバー類を一度エンジンに取り付けて
検証データーとの擦り合わせを行ってから
ギヤボックスを固定するためのネジ穴をベースプレートに施します。
↑すべての加工を終えたベースプレートは
ブラックアルマイ処理。
↑今回の仕様はベースプレート表面に
肉抜き加工を施していませんが
すでにオーダーが入っている次の仕様では
何らかの肉抜き処理を施す予定です。
↑接続ジョイントはこんな感じで配置されます。
純正ロックワッシャーもそのまま使用できます。
先端の六角部分にソケットとトルクレンチを使って本締め後に
ロックワッシャーを折り曲げて完了。
↑クランクケースカバーを取れ付け。
ベースプレート内側には水が入る場合がありますので
クランクケースカバーに水抜き用の穴も施し済み。
↑ベースプレート取り付け。
↑ギヤボックス取り付け。
↑ケーブル取り付け。
↑最初の画像に戻って完成。
ホンダ製のギヤボックスやケーブルに関しては
あえて品番や車種は記載しませんが
廃版になる場合もありますので
こう言った仕様にしている方は予備を確保しておきましょう。
と言う事でドライブシャフトを利用したメーターギヤの取り付けは
昔から各方面で行われていましたが
今回は当店なり製作させて頂きました。
量産の予定はなくあくまでもワンオフ扱いとして
対応させて頂く商品となりますので
ご理解のほど宜しくお願い致します。
ああ〜 歯が痛い
本日二度目のロキソニンの出番かな・・・
2026.5.3
UPS-TAKU オオツカです。
あっと言う間にGWも中盤になってしまいましたが
当店には長い連休などと言うものは存在しませんので
普通に営業しております。
ところでナフサ問題は思ったより深刻です・・・
当店では大量に消費するパーツクリーナーや
キャブクリーナー、その他の洗浄剤は
取引先に在庫無しとなり入荷も未定・・
以前の様にまとめて購入する事ができなくなりました。
やむなく取引先以外の店舗やネットで
値上がりした物を購入していますが
非常に効率が悪いです。
その他洗浄用シンナー、
NCフライスなどに使用する切削油も
今まで使用していた物は手に入らず
割高な代替品で何とかやりくりするしかありません。
連休明けにはワコーズさんに発注する
エンジンオイルなどもありますが
在庫大丈夫かなぁ〜
と言う事でこれから工場仕事にはいります!!
ファイルNo,687 ホイールローター座面加工&ディスクローター変換ブラケット製作
UPS-TAKU オオツカです。
本日はA様のRZRの納車がありますが
その前にブログを更新しておきます。
その後は長らくお預かりしていたTDR250の
部品整理を行ってからRZ関係の加工に入る予定です。
今後のブログ更新についてですが
主に店長が担当する車両メンテに関するものは
作業時に撮影した画像の編集が追い付きませんので
10台の内1〜2台分をアップする事しかできないかと思います。
メンテと同時に特殊な作業やカスタムを行ったものを
優先する事になりますのでご理解のほど宜しくお願い致します。
あまりブログを更新していないと
営業しているのかどうか心配される方も多いと思いますので
主に私が担当するワンオフ系に関しては
車両より優先してアップする予定ですが
日々色々な作業に追われていますので
いずれにしても更新回数は減ります。
それとブログの更新には関係ありませんが
塗装用のシンナーや洗浄用のシンナーの入手が
昨今の事情でかなり厳しくなっています。
価格に至っては驚くべきほどの値上がりです。
エンジンの腰上などをガン吹きペイントする際の
シンナー関係はある程度確保してありますが
当店でも大量に消費するパーツクリーナーに関しても
今後の状況次第ではかなり厳しくなるかもしれませんね。
さて本題です。
まずはS様オーダーのSR大八キャストホイールの加工です。
フロントのローター座面を2.5mmほど追い込んで欲しいとの事。
因みに今回は加工ができる構造でしたが
中空になっている物は見た目ほど肉厚が無いので
加工できない場合の方が多いです。
↑再販された新品で傷を付けたくないので
全体的にマスキングしてからジグに固定しました。
ジグは都度平面出しを行った上でホイールを固定しますので、
ここまでの作業でもそれなりに時間がかかります。
ジグに固定した後は念のために一周分の加工面に
ダイヤルゲージを当てて
平行度が許容範囲に収まっているか確認します。
この辺りはホイールそのものの精度にもよりますが
今回はピタッと収まりました。
↑次にベアリングを圧入する内面の前後左右に
位置出しピンを当ててセンター出し。
↑円加工プログラムで加工完了。
無事に納品済みです。
お次はE様オーダーの
フロントディスクローターの変換ブラケットです。
お持ち込み頂いた見本は
MC16ホイールベースでワンオフされたブラケットB
私が製作した物はMC21ホイールベースのAです。
共に使用する三又とフォークは同一なので
それぞれのホイールに合ったアクスルカラー等も
お持ち込み頂きましたがその辺りの詳細はカット。
↑最初にMC16ホイール+Bブラケットを使って
位置出し検証とAブラケットの設計を行いましたが、
Bブラケットの厚み精度が
当店の許容範囲を大幅に超えていて
ローターがかなり振れてしまうため
完璧な位置出しはできませんでした。
なので平均値で設計させて頂く事を
ご了承頂いております。
↑
Bブラケットはアルマイト無しで各部の面取りもほぼ無し。
素材は不明ですが肉抜き加工は行われています。
当店でワンオフしたAブラケットは
ジムカーナーでの使用が目的なので
強度も考慮して素材はAN79材としました。
アルマイト済みです。
↑納品前に仮組をして完了です!!






































