ムエタイの巨星シリモンコン・ルークシリパット逝去/逞しく生き残って欲しい、我が故郷・鮫川村

UPPER PRESENTS
舟木昭太郎のトークとオークションの午後PART18

世は世紀末ぞ。快楽に浸れ。
参加者20人突破！申し込みはお早めに！

2018.8.26（日）
「真夏の狂宴3」

～猛暑を蹴り倒せ！～

キックの鉄人・藤原敏男、マッハパンチ・猪狩元秀の二人のレジェンド格闘家を迎え放つ、真夏の狂宴。
狂った夏に、狂った宴！
紳士淑女も狂え、世は世紀末ぞ。
食べて、飲んで、格闘技を語れば
人生パラダイス！

日時：2018年8月26日（日曜日）13：00～16：00
場所：幡ヶ谷・中華料理「名菜館」（めいさいかん）
　　　　〒151-0071渋谷区本町1-20-2　TEL03-6383-3053　

　　　　京王線幡ヶ谷駅北口から徒歩4分。

　　　　甲州街道を初台、新宿に向かって高速道路沿いに歩く。
定員：37名限定
会費：5,000円（男性）4,500円（女性）食事+飲み物付き（フリードリンク）
　※持ち込み自由、各自好きな酒を持参ください。　　　

＜申し込み締切り＞8月21日（火）まで
◎お問合せ＆お申し込み
メール/LINE/MESSENGERのいずれかで「参加希望」と明記
住所/氏名/年齢（任意）/電話番号を以下までご連絡ください。
㈱アッパー　

〒151-0066渋谷区西原2-2-4　TEL.03-3469-0620
mail：upper@lapis.plala.or.jp、sf.upper@gmail.com

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■[哀悼]シリモンコンさん急逝
～栄光に彩られた73年の生涯～
■[帰省]ふるさとは過疎の波
～盆に10年振りの里帰り～
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[哀悼]シリモンコンさん急逝

栄光に彩られた73年の生涯

シリモンコン・ルークシリパットさんが心臓発作で18日逝去なされた。享年73才、惜しまれる死である。去年7月17日、銀座セントポールズサロンで「ムエタイの日」のゲストに迎えて歓談したのが彼との今生の別れとなった。まさに人生は一期一会。

振り返れば彼とバンコクのジムで初めて会ったのが1972年、日本から来たムエタイ門外漢の私を歓待してくれ取材に気持よく応じてくれた。その時以来の親交でバンコク在住歯科新野医師の支援もあり、ムエタイに精通するデイリー・ニューズマニット記者を交えしばしば食事を共にして親交を深めた。当時既に彼は揺るぎないスター選手だった。

ウイチャンノーイやプット・ローレック、プッパートノイ等との熱闘の数々、そして76年3月、藤原敏男選手とのラジャダムナ・スタジアムのタイ・日頂上対決は超満員で会場は溢れ一進一退の攻防で沸せたものだ。シリモンコンはムエタイ歴代10傑に刻印される名選手と評判が高くその活躍が認められプミポン国王に拝謁、栄誉を祝福されたのは日本なら差し詰め国民栄誉賞的な意味合いを持つ。フェザー、ライト2階級王者として不滅の足跡を残した。

間は途切れたがかれこれ46年のお付き合いで、昨年7月17日には、アッパー主催のイベント「ムエタイの日」に特別ゲストとして急遽来日して藤原敏男、猪狩元秀両氏と共にファンサービスに励んでくれた。特にライバル藤原さんとのイベントでの触れ合いは殊の外楽しそうだった。あの笑顔も既になく私にとっても、センサク・ムンスリンに次ぐ死去は、タイにいく楽しみも失せた。安らかに眠ってください。永年ありがとうございました。尚、告別式に当たるお別れセレモニーは、リングを組み試合などもあり今月25日盛大に行われるそうである。（稲田保雄氏情報）

プミポン国王に拝謁するシリモンコン

藤原敏男選手との死闘

『ムエタイの日』で藤原さんと再会

[帰省]ふるさとは過疎の波

盆に10年振りの里帰り

故郷は緑なりき。お盆の15日福島県下鮫川村に10年振り帰省した。やまびこに乗車1時間20分新白河で降り、高速バスで棚倉町まで稲穂の実れる田園を縫うようにして、凡そ50分駅前に姪が迎えに来ていた。町からさらに車で25分、標高400～700㍍の鮫川村に辿り着いた。休む間もなく墓参り、村落を見下ろす山頂に眠る両親兄弟姉妹の墓に焼香出来た。親不孝者、孝行したくても親は居ず、墓に布団はかけられぬ。

晴れ渡った空は、ここ故郷は晩夏の候秋の気配が漂う。夜は鮫川村花火大会、五百㍍と離れていない実家の向かいの山麓から漆黒の闇に次々に花の輪が咲いた。ドーンと木霊する打ち上げの音、頭上にゆっくりと投網の如く広がゆく花火は、臨場感溢れるもので思わず手を叩いた。

私と91才になる矍鑠たる兄とご近所の叔母さん方と、実家脇の橋の上にビール箱を並べて鑑賞した夜、忘れられない一夜となった。翌16日は雨の中を、姪の運転する車で村落を廻った。あの家もこの家も空き家だよ、両親が死んだり、残された1人身の叔父さんが病院に入ったまま帰宅出来ず、子供達は帰って来ないから、と教えてくれた。隣の村落はもっと空き家が多いという。少子高齢化と過疎の波は、想像以上だ。

夏休みというのに童らの遊ぶ声さえ聞こえず、真昼間というのに村は死んだように静まり、僕らが中学生の頃すし詰め学級が3クラスもあり、なおかつ分校が二つあった、村が賑わっていた時代が懐かしく偲ばれる。隣町との合併を行政によって強制されても、矢祭町と同様に孤高を貫いた鮫川村、逞しく生き残って欲しい、我が生まれし緑遥かな山河よ。