米予備選WWEビンス・マクマホンの盟友トランプのプロレス流ヒールパフォーマンス/他
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■[随感]米予備選、民主党、聖火台、報道特集
■[選挙]大統領選予備選挙の形勢
~トランプは悪役のヒーローだ~
~プロレス流パフォーマンス~
■[醜態]民主+維新の拙速な合体
~民主党に求められる自恃の精神~
■[なでしこ]誰もが責められない敗北
~それは燃え尽き症候群~
■[卓球]長方形の戦うジャングル
~卓球世界選手権で見た死闘~
[今週のカラオケ推選曲]
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[随感]米予備選、民主党、聖火台、報道特集
アメリカ大統領予備選挙は、共和党がトランプ、民主がクリントンに決まりそうだ。なかでもトランプ旋風がとまらない。暴言失言の悪役が民衆の心を捉える。
日本の民主党は、維新の党との合併・新党結成を巡り自恃の欠片もない。なでしこは、ロンドン五輪で燃え尽きてしまったようだ。新競技場の聖火台、見落としていた不備。設計者も組織委員会もマスコミも私も、当然「あるもんだ」と信じ込んでいた。これがまさに「虚」。
先週のテレビ、JNN報道特集(TBS)「放送法を考える、廃炉と復興、放射能と戦う」(土・午後5時30分)は、問題に真正面から取り組む良質な番組だ。多くの人に見て欲しい。
[選挙]大統領選予備選挙の形勢
トランプは悪役のヒーローだ
アメリカの大統領選挙は、共和党がトランプ、民主党がクリントンにそれぞれ決まりそうだ。不動産王トランプの予備選の勢いは、以前から囁やかれていたことだが、プロレスラーのノリ、パフォーマンスだ。筋肉隆々、リング上で吠え捲るレスラーに似る。それが民衆に受ける。
「今日は負けたが、来週のミズリーでの試合ではお前を叩き潰す、いいか覚悟して待っていろ!」マイクを握りひと声敵に罵声を浴びせ会場を去る選手。観客はドッとブーイングやら喚声を上げる、アメリカン・プロレスではヒール(悪役)もヒーローだ。
そういえばWWE(プロレス団体)ビンス・マクマホンと彼は盟友らしい。暴力的な言葉で観衆の心を掴む、マクマホン・プロレスから薫陶を受けたに相違ない。つまり大統領候補と雖もエンターティナーであらねばならないことを。
「メキシコに対して万里の長城を作り不法入国できないようにすべきだ!」「全てのイスラム教徒のアメリカ入国を拒否すべきだ!」「メキシコは麻薬や犯罪を持ち込む」「移民なんか糞喰らえだ!」「日本は我々のお金を浚っている」
プロレス流パフォーマンス
「貴様!俺を誰だと思っているんだ!俺は不動産王のトランプ様だぞ!」(ネット=ドナルド・トランプ名言と暴言集より)これぞプロレス流パフォーマンス!
破壊的な毒舌を次々に速射することで、大衆の心を掴む。お金がタンマリあり、自己資金で選挙運動をこなす、故に誰に遠慮することもない。こんな無責任男がアメリカの大統領になったら世界はどうなるのだろう?
大衆の心理は過激な言葉の虜になり易い。ヒットラーに席捲されたドイツが良き例。プロレス流でアメリカを熱狂の渦に巻き込もうと企むトランプ、クリントン女史も安閑としていられない、ムード選挙の様相だ。アメリカ国民は後悔しなければよいが。
[醜態]民主+維新の拙速な合体
民主党に求められる自恃の精神
民主党に自恃の念やある?維新の党との合体・新党結成にあたり民主内部の軟弱ぶりは目を覆うものがある。おおさか維新の党から分裂して、路頭に迷う小羊に、党名を降ろせ、などの身勝手な条件に、言下にノーといえぬ姿勢、これを私は憂う。
民主党は曲がりなりにも一度は政権の座に就いた。そのの誇りも矜恃もない。選挙目当ての野合と揶揄されても仕方ない。安保法案阻止への野党連係の意図は分かる。だから何が何でも合流では、些か拙速すぎないか。当面は、連係という策もあるのでは。
先の民主党政権は、僅か3年で瓦解した。顧みて、国民から信頼される堅固な党を構築するが先決で、選挙の為にだけ党名替え新党を創るなどは、まさに理念なき野合だ。
民主党には、いまこそ何ものにもぶれない勁草の意思が求められる。「疾風に勁草を知る」(後漢書)の心意気である。
注:勁草(けいそう=激しい風が吹いても、折れない強い草。苦境の時にあるとき、初めて強い意志を持つ堅固な人であることがわかる喩)
[なでしこ]誰もが責められない敗北
それは燃え尽き症候群
初戦のオーストラリアに負けて出鼻を挫かれたなでしこは、波にのれず韓国と引分け、ずるずる落ちて遂には中国にも敗れ、リオ五輪には出場できないことが決定した。テレビを通して感じるのはなでしこの覇気のなさ。監督が笛吹けども踊らない。
察するに、ワールドカップ優勝、ロンドン五輪銀で身も心も燃焼して、金メダルが欲しいという情熱喪失、所謂燃え尽き症候群。今更泥水を啜ってまで勝ちたいとは思わない。
ハングリーじゃなくなった。人間だから自然のなりゆき、彼女らは成熟した乙女、普通の生活に戻りたいのだ。名声もお金もそこそこ手に入れた?だとしても、誰がそれをバッシングできようか。我々はなでしこから数えきれない感動を享受してきたではないのか。
なでしこジャパンは、新しい芽を育てていかねばならない、あるいは好機。外国勢が想像以上に力を付けて、その勢いはあっというまになでしこを抜き去った。じたばたすのは止めて、日本は5年後、東京五輪を見据えた、チーム作りをするが賢明だろう。
[卓球]長方形の戦うジャングル
卓球世界選手権で見た死闘
長さ2740㎜、幅1525㎜、高さ760mm、ネットの高さ15.25㎝、これが公式の卓球台の規格である。マレーシアで開かれていた2016年卓球世界選手権は、さながら長方形の"戦うジャングル"であった。
15才中学生、伊藤美誠×リミ・ヨンスの日本と北朝鮮の準決勝戦を見た。凄まじい死闘で、両者の憑依(ひょうい=神憑り)の競り合いは、ボクシングを見る思いがして鳥肌が立った。
それは息詰まるピンポン玉の応酬、パンチの乱打戦、どちらがノックアウトされるかドキドキする魂の衝突、息の鼓動が伝わる、そんな表現に尽きる壮絶さに心揺さぶられた。
準決勝、日本2勝-北朝鮮1勝で迎えた第4試合は劣勢だった伊藤が盛り返して2-2のタイスコア。最終第5ゲームで6-7から5連続連取してリミ・ヨンスを突き放した。日本を決勝に導いた貴重な勝利だった。
我々が温泉場で浴衣姿で遣る卓球とは次元を異にするものだな~、と改めてピンポンと卓球の違いを痛感した次第。女子サッカー(後半)もボクシングも見ずに、卓球に切り替えて、思わぬ喜悦を得た。
[今週のカラオケ推選曲]
・ハン・ジナ「どうせ捨て猫」
・水田かおり「梅の香恋歌」
・水田竜子「霧島の宿」
・松原のぶえ「能登みれん」
・三上ひろし「四万十川」
近所の邸宅に早くも咲くこぶしの花。
DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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■[随感]米予備選、民主党、聖火台、報道特集
■[選挙]大統領選予備選挙の形勢
~トランプは悪役のヒーローだ~
~プロレス流パフォーマンス~
■[醜態]民主+維新の拙速な合体
~民主党に求められる自恃の精神~
■[なでしこ]誰もが責められない敗北
~それは燃え尽き症候群~
■[卓球]長方形の戦うジャングル
~卓球世界選手権で見た死闘~
[今週のカラオケ推選曲]
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[随感]米予備選、民主党、聖火台、報道特集
アメリカ大統領予備選挙は、共和党がトランプ、民主がクリントンに決まりそうだ。なかでもトランプ旋風がとまらない。暴言失言の悪役が民衆の心を捉える。
日本の民主党は、維新の党との合併・新党結成を巡り自恃の欠片もない。なでしこは、ロンドン五輪で燃え尽きてしまったようだ。新競技場の聖火台、見落としていた不備。設計者も組織委員会もマスコミも私も、当然「あるもんだ」と信じ込んでいた。これがまさに「虚」。
先週のテレビ、JNN報道特集(TBS)「放送法を考える、廃炉と復興、放射能と戦う」(土・午後5時30分)は、問題に真正面から取り組む良質な番組だ。多くの人に見て欲しい。
[選挙]大統領選予備選挙の形勢
トランプは悪役のヒーローだ
アメリカの大統領選挙は、共和党がトランプ、民主党がクリントンにそれぞれ決まりそうだ。不動産王トランプの予備選の勢いは、以前から囁やかれていたことだが、プロレスラーのノリ、パフォーマンスだ。筋肉隆々、リング上で吠え捲るレスラーに似る。それが民衆に受ける。
「今日は負けたが、来週のミズリーでの試合ではお前を叩き潰す、いいか覚悟して待っていろ!」マイクを握りひと声敵に罵声を浴びせ会場を去る選手。観客はドッとブーイングやら喚声を上げる、アメリカン・プロレスではヒール(悪役)もヒーローだ。
そういえばWWE(プロレス団体)ビンス・マクマホンと彼は盟友らしい。暴力的な言葉で観衆の心を掴む、マクマホン・プロレスから薫陶を受けたに相違ない。つまり大統領候補と雖もエンターティナーであらねばならないことを。
「メキシコに対して万里の長城を作り不法入国できないようにすべきだ!」「全てのイスラム教徒のアメリカ入国を拒否すべきだ!」「メキシコは麻薬や犯罪を持ち込む」「移民なんか糞喰らえだ!」「日本は我々のお金を浚っている」
プロレス流パフォーマンス
「貴様!俺を誰だと思っているんだ!俺は不動産王のトランプ様だぞ!」(ネット=ドナルド・トランプ名言と暴言集より)これぞプロレス流パフォーマンス!
破壊的な毒舌を次々に速射することで、大衆の心を掴む。お金がタンマリあり、自己資金で選挙運動をこなす、故に誰に遠慮することもない。こんな無責任男がアメリカの大統領になったら世界はどうなるのだろう?
大衆の心理は過激な言葉の虜になり易い。ヒットラーに席捲されたドイツが良き例。プロレス流でアメリカを熱狂の渦に巻き込もうと企むトランプ、クリントン女史も安閑としていられない、ムード選挙の様相だ。アメリカ国民は後悔しなければよいが。
[醜態]民主+維新の拙速な合体
民主党に求められる自恃の精神
民主党に自恃の念やある?維新の党との合体・新党結成にあたり民主内部の軟弱ぶりは目を覆うものがある。おおさか維新の党から分裂して、路頭に迷う小羊に、党名を降ろせ、などの身勝手な条件に、言下にノーといえぬ姿勢、これを私は憂う。
民主党は曲がりなりにも一度は政権の座に就いた。そのの誇りも矜恃もない。選挙目当ての野合と揶揄されても仕方ない。安保法案阻止への野党連係の意図は分かる。だから何が何でも合流では、些か拙速すぎないか。当面は、連係という策もあるのでは。
先の民主党政権は、僅か3年で瓦解した。顧みて、国民から信頼される堅固な党を構築するが先決で、選挙の為にだけ党名替え新党を創るなどは、まさに理念なき野合だ。
民主党には、いまこそ何ものにもぶれない勁草の意思が求められる。「疾風に勁草を知る」(後漢書)の心意気である。
注:勁草(けいそう=激しい風が吹いても、折れない強い草。苦境の時にあるとき、初めて強い意志を持つ堅固な人であることがわかる喩)
[なでしこ]誰もが責められない敗北
それは燃え尽き症候群
初戦のオーストラリアに負けて出鼻を挫かれたなでしこは、波にのれず韓国と引分け、ずるずる落ちて遂には中国にも敗れ、リオ五輪には出場できないことが決定した。テレビを通して感じるのはなでしこの覇気のなさ。監督が笛吹けども踊らない。
察するに、ワールドカップ優勝、ロンドン五輪銀で身も心も燃焼して、金メダルが欲しいという情熱喪失、所謂燃え尽き症候群。今更泥水を啜ってまで勝ちたいとは思わない。
ハングリーじゃなくなった。人間だから自然のなりゆき、彼女らは成熟した乙女、普通の生活に戻りたいのだ。名声もお金もそこそこ手に入れた?だとしても、誰がそれをバッシングできようか。我々はなでしこから数えきれない感動を享受してきたではないのか。
なでしこジャパンは、新しい芽を育てていかねばならない、あるいは好機。外国勢が想像以上に力を付けて、その勢いはあっというまになでしこを抜き去った。じたばたすのは止めて、日本は5年後、東京五輪を見据えた、チーム作りをするが賢明だろう。
[卓球]長方形の戦うジャングル
卓球世界選手権で見た死闘
長さ2740㎜、幅1525㎜、高さ760mm、ネットの高さ15.25㎝、これが公式の卓球台の規格である。マレーシアで開かれていた2016年卓球世界選手権は、さながら長方形の"戦うジャングル"であった。
15才中学生、伊藤美誠×リミ・ヨンスの日本と北朝鮮の準決勝戦を見た。凄まじい死闘で、両者の憑依(ひょうい=神憑り)の競り合いは、ボクシングを見る思いがして鳥肌が立った。
それは息詰まるピンポン玉の応酬、パンチの乱打戦、どちらがノックアウトされるかドキドキする魂の衝突、息の鼓動が伝わる、そんな表現に尽きる壮絶さに心揺さぶられた。
準決勝、日本2勝-北朝鮮1勝で迎えた第4試合は劣勢だった伊藤が盛り返して2-2のタイスコア。最終第5ゲームで6-7から5連続連取してリミ・ヨンスを突き放した。日本を決勝に導いた貴重な勝利だった。
我々が温泉場で浴衣姿で遣る卓球とは次元を異にするものだな~、と改めてピンポンと卓球の違いを痛感した次第。女子サッカー(後半)もボクシングも見ずに、卓球に切り替えて、思わぬ喜悦を得た。
[今週のカラオケ推選曲]
・ハン・ジナ「どうせ捨て猫」
・水田かおり「梅の香恋歌」
・水田竜子「霧島の宿」
・松原のぶえ「能登みれん」
・三上ひろし「四万十川」
近所の邸宅に早くも咲くこぶしの花。
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