惜別・著名コピーライター横井恵子さん/大掃除は一気呵成にやるものでない/他
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■[惜別]著名コピーライター横井恵子さん死す
~DoCoMo,au,りそな等の命名者!~
~商品名を生み出す過程~
~"au"は「英雄」「永友」~
■[掃除]掃除の三分割とは?
~家事&掃除には発想の転換が必要~
~大掃除は一気呵成にやるものでない~
■[費用]東京五輪当初の見積もりの6倍!
~五輪は施設も競技も縮小すべきだ~
[今週の俳句もどき]
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[惜別]著名コピーライター横井恵子さん死す
DoCoMo,au,りそな等の命名者!
著名なコピーライターである横井恵子さん(株式会社ジザイズ社長&NPO法人クロスワイズ代表)がお亡くなりになって、その「お別れ会」が12月16日、帝国ホテルで正午から執り行われた。
ハーブにヴァイオリン、チェロの三重奏で「コンドルは飛んで行く」「翼をください」などが奏でられるなか参加者は白い花を手向けた。約500名と思しき多くの客は、故人の人徳と残した業績を忘れまい。ボランティア活動にも積極的で、カンボジアを歌手杉良太郎さんと訪れ、子供達に絵本を配ったりしていた、とその仲間が囁いていた。
横井女史のネーミングした作品はどれも我々に馴染みのものばかりだ。その中でも「NTTドコモdocomo」「りそな銀行」「auエーユー」「IOIあいおい損保」「AIRismエアリスム」「XXIOゼクシオ」「CORDIAL日興コーディアル」「BIGLOBEビッグローブ」「TableMarkテーブルマーク」等ブランド名は、枚挙にいとまがない。
商品名を生み出す過程
横井女史の著作に「ブランドネーム誕生物語」~彼女が生み出す「名前」はどうしてこんなにも心に届くのか~(中央公論新社)がある。読んだらたまらなく面白かった。商品名を生み出す過程がである。一読をお勧めしたい。
ドコモは、動(ドウ)→DOは全ての動詞が肯定文であるから「do」に置き換えられ、言葉に無限の可能性を感じる。「do」こそが、移動体通信によってもたらされる、自由で躍動的な世界を象徴する言葉になって行くと所見、これを核に今後新会社が進むべき方向を示唆するベクトルワールドになるだろう、と筆者は考える。
DO+net→DONET DO+com→DOCOM
ここからさらに相性のいい魅力ある言葉を導き出す工夫をこらす。
c-o-mmunicationn
m-o-bile phone
どちらも2つめの文字が「o]という点で「DO」と共通している。これに「DO」つなげると「DO・CO・MO」ド(ォ)・コ(ォ)・モ(ォ)→ドコモ、と発音することで、想い描いた日本語の「動」のダイナミズムを感じた。
Do Communication with Mobile phone
(移動電話を使って、積極的にコミニュケーションしよう!)→DoCoMo。この会心作もNTTの役員からは「ふざけている」「正義感」がないと当初は厳しい意見が続出して採用が危ぶまれたそうだが、若手社員の間から賛成の声が湧き上がって実現を見たのだそうだ。そしていま世間に認知されている。
RESONA(響き渡るの意)→リ・ソ・ナ 英語resonance
日本語の「理想的な」に繋がる。
顧客と「共に響き合う」りそなグループ
顧客にとって「理想的な」りそな銀行
"au"は「英雄」「永友」
もう一つ。「auエーユー」(KDDI)
「出会う」場、「理解し合う」場をテーマに方向性を示す。あう→AU A×Uと×をアクシュと読ませれば、握手するになる。
[エーユー]開放的でどこまでも優しく響き渡るような音感。「英雄」「永友」…の呼び方もできる。なるほど、なるほど。私は大いに勉強になりました。(ブランド誕生物語から)
享年60才、長生きしてもっと沢山素晴らしいネーミングを世間に送り出して欲しかった。5年後の東京五輪のキャッチコピー等、横井女史ならスマートな、世界の人々を輝かせる素敵なものを提供してくれたろうと思うと、今更ながら掛け替えのない人を失ったと残念である。美人薄命なのだとその遺影を見つめつくづく思った。
因みに旦那さんは友人の横井清人さん(P&S社長)、元ボクシング協栄プロモーション渉外担当で、具志堅用高さんの現役時代に腕を振るった。私との縁はそこに繋がる。ボクシングの名だたる会長や相撲界からは大関稀勢の里関の顏が見られた。
糟糠の妻を失って、さぞ辛い日々を御過ごしのことと察します。近日中に食事でも致しましょう。さぞ奥さまは、星空にいつでも輝いて家族を見守るでありましょう。合掌。
[掃除]掃除の三分割とは?
家事&掃除には発想の転換が必要
暮も押し詰まると何処の家でも大掃除が始まります。この風習は日本人特有のものじゃないか。すっきり綺麗にして新年を迎える。誠に結構なことだが、待てよと掃除について考えてみた。
手許に図書館から借りてきた「快適に暮らす小掃除」(阿部絢子著=集英社ビィ文庫)がある。この本は難しいことを言っていない。簡単明瞭、分かり易さで私は選んだ。
筆者は[一生終る事のない家事]として家事に対する自身の発想の転換が必要と前置きしている。快適な生活を送るためには、家事を続けて行くことが不可欠と前置きする。
料理をしたら洗って片付ける。お風呂を使ったら掃除する。衣類を着たら洗って乾かす。物事に全て「後始末」という終わりがる。つまり起承転結を暮らしの中で、日々行いば、それだけで暮し易くなるいうのである。
[掃除の三分割]掃除は汚れたらやる、毎日やる必要はない。汚れが目立ち始めたらやる。[小掃除法]気が付いた時さっと手間を掛けずやる掃除。[中掃除]シーズン溜めこんだ汚れを取り除く季節ごとの掃除。[大掃除]年末に限らず年に1度纏めてやる掃除。
小掃除を小まめにやれば、汚れは溜まらない。中掃除は季節の変わり目に3~4カ月に1度の程度で行う掃除。窓ガラス、網戸、ベランダ等…ホコリや泥等なのでこれくらいの間隔でも取り除ける。
大掃除は一気呵成にやるものでない
参考までに、季節ごとの掃除の場所。(春)暖房器具、窓ガラス(夏)換気扇、レンジ回り、冷蔵庫の整理と掃除(秋)庭やベランダ、照明器具(冬)エアコン、神棚、仏壇、押し入れ。
大掃除は年末一気呵成にやるものではない。大掃除とは大きく簡単に落せる掃除の事。つまり1年間溜まったホコリ。箪笥や棚、或いは押し入れの奥等の隙間、日頃目が行き届かない場所。こういった場所のホコリは大きくした方がとり易い。
東大寺などでササ竹箒で煤祓(すすはらい)を年末の行事とするのも、これで納得。後は余計なモノをどれだけ無くすか。室内空間を広くすれば自ずとホコリも出なくなる。要らないものを溜め込まないことが大事(以上、「快適に暮らす小掃除」から)
因みにお風呂の掃除は私の役目。毎日、バスマジックリンを少量スポンジに垂らし、さっと掃除を済ませる。排水溝(内側壺)は4日に一度、これで毎日爽やかに風呂に浸かることができる。小さな幸せは自身で作る。
[費用]東京五輪当初の見積もりの6倍!
五輪は施設も競技も縮小すべきだ
2020年の東京五輪の会場整備費や大会運営費が約1兆8000億円に上ることが、大会組織委員会の試算でわかったという。国民に負担を迫ることになりそうだ。招致の際は美味しいことをいって、後にボロが出てくる。これ立派な確信犯だ~。
私はまだまだこれからどんどん費用が膨らんでくると想像する。限りなく天文学的数字になる。一体、競技を一つ増やせばどれほどの費用が膨らむのか、その点も考えて言っているのか、無責任だ。
2004年8月のギリシャはオリンピックが終った途端に財政危機に陥った。折角作った施設も使われず目を覆いたくなるような惨状で、ぺんぺん草が生えている。
4年に1度のバカ騒ぎ、やるんなら施設も競技の数も縮小すべきだ。祭典好きの私でも、大会組織委員会の余りのアバウトな試作にはほとほと呆れている。
[今週の俳句もどき]
朝焼けや冬枯れの野を独り占め
ビル街や枯葉一枚竦(すく)むゐり
裸木の泰然たるや小雪舞ふ
昭太郎
お別れ会に祭壇に飾られた横井恵子さんの遺影。
ボードには故人が名付け親の数々のブランドネームが列挙された。

業績を讃える新聞報道。
DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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■[惜別]著名コピーライター横井恵子さん死す
~DoCoMo,au,りそな等の命名者!~
~商品名を生み出す過程~
~"au"は「英雄」「永友」~
■[掃除]掃除の三分割とは?
~家事&掃除には発想の転換が必要~
~大掃除は一気呵成にやるものでない~
■[費用]東京五輪当初の見積もりの6倍!
~五輪は施設も競技も縮小すべきだ~
[今週の俳句もどき]
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[惜別]著名コピーライター横井恵子さん死す
DoCoMo,au,りそな等の命名者!
著名なコピーライターである横井恵子さん(株式会社ジザイズ社長&NPO法人クロスワイズ代表)がお亡くなりになって、その「お別れ会」が12月16日、帝国ホテルで正午から執り行われた。
ハーブにヴァイオリン、チェロの三重奏で「コンドルは飛んで行く」「翼をください」などが奏でられるなか参加者は白い花を手向けた。約500名と思しき多くの客は、故人の人徳と残した業績を忘れまい。ボランティア活動にも積極的で、カンボジアを歌手杉良太郎さんと訪れ、子供達に絵本を配ったりしていた、とその仲間が囁いていた。
横井女史のネーミングした作品はどれも我々に馴染みのものばかりだ。その中でも「NTTドコモdocomo」「りそな銀行」「auエーユー」「IOIあいおい損保」「AIRismエアリスム」「XXIOゼクシオ」「CORDIAL日興コーディアル」「BIGLOBEビッグローブ」「TableMarkテーブルマーク」等ブランド名は、枚挙にいとまがない。
商品名を生み出す過程
横井女史の著作に「ブランドネーム誕生物語」~彼女が生み出す「名前」はどうしてこんなにも心に届くのか~(中央公論新社)がある。読んだらたまらなく面白かった。商品名を生み出す過程がである。一読をお勧めしたい。
ドコモは、動(ドウ)→DOは全ての動詞が肯定文であるから「do」に置き換えられ、言葉に無限の可能性を感じる。「do」こそが、移動体通信によってもたらされる、自由で躍動的な世界を象徴する言葉になって行くと所見、これを核に今後新会社が進むべき方向を示唆するベクトルワールドになるだろう、と筆者は考える。
DO+net→DONET DO+com→DOCOM
ここからさらに相性のいい魅力ある言葉を導き出す工夫をこらす。
c-o-mmunicationn
m-o-bile phone
どちらも2つめの文字が「o]という点で「DO」と共通している。これに「DO」つなげると「DO・CO・MO」ド(ォ)・コ(ォ)・モ(ォ)→ドコモ、と発音することで、想い描いた日本語の「動」のダイナミズムを感じた。
Do Communication with Mobile phone
(移動電話を使って、積極的にコミニュケーションしよう!)→DoCoMo。この会心作もNTTの役員からは「ふざけている」「正義感」がないと当初は厳しい意見が続出して採用が危ぶまれたそうだが、若手社員の間から賛成の声が湧き上がって実現を見たのだそうだ。そしていま世間に認知されている。
RESONA(響き渡るの意)→リ・ソ・ナ 英語resonance
日本語の「理想的な」に繋がる。
顧客と「共に響き合う」りそなグループ
顧客にとって「理想的な」りそな銀行
"au"は「英雄」「永友」
もう一つ。「auエーユー」(KDDI)
「出会う」場、「理解し合う」場をテーマに方向性を示す。あう→AU A×Uと×をアクシュと読ませれば、握手するになる。
[エーユー]開放的でどこまでも優しく響き渡るような音感。「英雄」「永友」…の呼び方もできる。なるほど、なるほど。私は大いに勉強になりました。(ブランド誕生物語から)
享年60才、長生きしてもっと沢山素晴らしいネーミングを世間に送り出して欲しかった。5年後の東京五輪のキャッチコピー等、横井女史ならスマートな、世界の人々を輝かせる素敵なものを提供してくれたろうと思うと、今更ながら掛け替えのない人を失ったと残念である。美人薄命なのだとその遺影を見つめつくづく思った。
因みに旦那さんは友人の横井清人さん(P&S社長)、元ボクシング協栄プロモーション渉外担当で、具志堅用高さんの現役時代に腕を振るった。私との縁はそこに繋がる。ボクシングの名だたる会長や相撲界からは大関稀勢の里関の顏が見られた。
糟糠の妻を失って、さぞ辛い日々を御過ごしのことと察します。近日中に食事でも致しましょう。さぞ奥さまは、星空にいつでも輝いて家族を見守るでありましょう。合掌。
[掃除]掃除の三分割とは?
家事&掃除には発想の転換が必要
暮も押し詰まると何処の家でも大掃除が始まります。この風習は日本人特有のものじゃないか。すっきり綺麗にして新年を迎える。誠に結構なことだが、待てよと掃除について考えてみた。
手許に図書館から借りてきた「快適に暮らす小掃除」(阿部絢子著=集英社ビィ文庫)がある。この本は難しいことを言っていない。簡単明瞭、分かり易さで私は選んだ。
筆者は[一生終る事のない家事]として家事に対する自身の発想の転換が必要と前置きしている。快適な生活を送るためには、家事を続けて行くことが不可欠と前置きする。
料理をしたら洗って片付ける。お風呂を使ったら掃除する。衣類を着たら洗って乾かす。物事に全て「後始末」という終わりがる。つまり起承転結を暮らしの中で、日々行いば、それだけで暮し易くなるいうのである。
[掃除の三分割]掃除は汚れたらやる、毎日やる必要はない。汚れが目立ち始めたらやる。[小掃除法]気が付いた時さっと手間を掛けずやる掃除。[中掃除]シーズン溜めこんだ汚れを取り除く季節ごとの掃除。[大掃除]年末に限らず年に1度纏めてやる掃除。
小掃除を小まめにやれば、汚れは溜まらない。中掃除は季節の変わり目に3~4カ月に1度の程度で行う掃除。窓ガラス、網戸、ベランダ等…ホコリや泥等なのでこれくらいの間隔でも取り除ける。
大掃除は一気呵成にやるものでない
参考までに、季節ごとの掃除の場所。(春)暖房器具、窓ガラス(夏)換気扇、レンジ回り、冷蔵庫の整理と掃除(秋)庭やベランダ、照明器具(冬)エアコン、神棚、仏壇、押し入れ。
大掃除は年末一気呵成にやるものではない。大掃除とは大きく簡単に落せる掃除の事。つまり1年間溜まったホコリ。箪笥や棚、或いは押し入れの奥等の隙間、日頃目が行き届かない場所。こういった場所のホコリは大きくした方がとり易い。
東大寺などでササ竹箒で煤祓(すすはらい)を年末の行事とするのも、これで納得。後は余計なモノをどれだけ無くすか。室内空間を広くすれば自ずとホコリも出なくなる。要らないものを溜め込まないことが大事(以上、「快適に暮らす小掃除」から)
因みにお風呂の掃除は私の役目。毎日、バスマジックリンを少量スポンジに垂らし、さっと掃除を済ませる。排水溝(内側壺)は4日に一度、これで毎日爽やかに風呂に浸かることができる。小さな幸せは自身で作る。
[費用]東京五輪当初の見積もりの6倍!
五輪は施設も競技も縮小すべきだ
2020年の東京五輪の会場整備費や大会運営費が約1兆8000億円に上ることが、大会組織委員会の試算でわかったという。国民に負担を迫ることになりそうだ。招致の際は美味しいことをいって、後にボロが出てくる。これ立派な確信犯だ~。
私はまだまだこれからどんどん費用が膨らんでくると想像する。限りなく天文学的数字になる。一体、競技を一つ増やせばどれほどの費用が膨らむのか、その点も考えて言っているのか、無責任だ。
2004年8月のギリシャはオリンピックが終った途端に財政危機に陥った。折角作った施設も使われず目を覆いたくなるような惨状で、ぺんぺん草が生えている。
4年に1度のバカ騒ぎ、やるんなら施設も競技の数も縮小すべきだ。祭典好きの私でも、大会組織委員会の余りのアバウトな試作にはほとほと呆れている。
[今週の俳句もどき]
朝焼けや冬枯れの野を独り占め
ビル街や枯葉一枚竦(すく)むゐり
裸木の泰然たるや小雪舞ふ
昭太郎
お別れ会に祭壇に飾られた横井恵子さんの遺影。
ボードには故人が名付け親の数々のブランドネームが列挙された。

業績を讃える新聞報道。
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