[追悼]北の湖理事長死す/輝かしい相撲道・堂々たる人生の一本〆/他
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■[追悼]北の湖理事長死す
~輝かしい相撲道!~
~堂々たる人生の一本〆!~
■[プレミア12]大谷翔平は投手に専一に
~日本の敗北はクローザー不在~
~プレミア12の意義は?~
[今週の俳句もどき]
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[追悼]北の湖理事長死す
輝かしい相撲道!
相撲協会理事長北の湖親方が20日お亡くなりになった。千秋楽の2日前のことである。享年62才、惜しまれる死である。中学1年で北海道から上京、三保ヶ関部屋の門を叩いて以来相撲一筋の人生。
史上最年少21才2カ月で横綱、優勝回数24回(史上5位)の燦然と輝く記録を相撲史に刻んで、風の如くにこの世から去った。
輪島大士との「輪湖時代」が忘れられない。その輪島さんも咽頭癌で声帯を切除して、病魔と戦っている。ライバルの死をさぞ嘆き悲しんでいる事だろう。
親方は以前から直腸癌などで入退院を繰り返していたようだ。それでも病を押して九州場所には、亡くなる前日まで会場に足を運んでいた。思いは最後の賜杯をこの手で渡したい、の一心ではなかったか。北の湖理事長は、まさに相撲に「殉死」したのだ。
堂々たる人生の一本〆!
死を予測して「場所は通常通り、私に対する特別ことをしないで欲しい」と夫人に遺言を託したそうだ。だからこそ協会は、黙祷も、献台も設けず九州場所は粛々と行われた。スマートで、天晴な人生の畳み方だった。「人は棺を蓋(おお)いて事定まる」私もそうありたい。
「我死なば涙は無用、嘆きをもて弔う(とむらう)ことなかれ」(キケロ)、北の湖親方の堂々たる人生の一本〆に私は拍手を贈る。心中より御冥福をお祈り致します。
[プレミア12]大谷翔平は投手に専一に
日本の敗北はクローザー不在
日本は韓国に逆転負けして準決勝で姿を消した。大谷翔平(21)が7回1安打、11奪三振と韓国を完膚なきまでに押さえていながら、リリーフ陣が炎上して3-4で9回に逆転された。
敗因は一つ、絶対的なクローザー(守護神)が居なかったことに尽きる。上原浩冶(巨人→MLBレッドソックス)みたいな投手がいれば逃げ切っていた。大谷に投げさせていればというのは、結果論に過ぎない。
各球団ともクローザーに手っ取り早く外国選手を登用する傾向にあり、日本人クローザーを育成してはいない。近代野球は、先発、リリーフ、クローザーと役割が明確に分かれている。先発投手を酷使しないためだ。
監督経験のない小久保が、いきなり侍ジャパンの監督を指揮したのも、問題でなかったか。やはり監督の采配がここ一番では、影響する。しかも各球団からの混成チーム、駒を動かすのは経験が得る。容易ならざることだ。
プレミア12の意義は?
だけどこの大会、開催する意義が果たしてあるのだろうか。アメリカは、主力選手は全く出ていない。出ているのは3Aクラス、中南米圏もしかり。これで世界一を争う大会とはお世辞にもいえぬ。
大騒ぎしているのは、日本、韓国、台湾だけ。これじゃローカル大会も同然だ。もう止めた方がいい。ところで日本ハム栗山監督は、来季も大谷を打者と投手の二刀流で使うつもりであろうか。
いい加減止めた方が大谷の身のためだ。投手に専念させるのが勿論である。今年の戦績が歴然と物語る。最多勝利15勝5敗、最多防御率。打者としても非凡なものあるが、メジャーには大谷クラスの打者はゴロゴロいる。というのは将来、当然彼はメジャーを視野に入れているだろうから、敢えて言わせてもらう。
「二兎を追う者は一兎も得ず」の結果を私は危惧する。韓国戦で見せたように、大谷の前には韓国打線も全く無力だった。193㌢の長身から投げ下ろすマックス162㌔の速球はメジャーにいっても十分な武器になる。
ストレートが早いから変化球もより活きる。21才今が伸び盛り、投球術を磨いて歴史に名を刻む投手になって貰いたいものだ。私はメジャーで活躍する日を待ち望む。
[今週の俳句もどき]
山茶花や雨に濡れたる石畳
木枯らしや街ごと清め月明かり
秋深し鼓(つづみ)尾を引き巨星逝き
昭太郎
秋深し、欅も葉を染めて
公園に枯葉の絨毯
DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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■[追悼]北の湖理事長死す
~輝かしい相撲道!~
~堂々たる人生の一本〆!~
■[プレミア12]大谷翔平は投手に専一に
~日本の敗北はクローザー不在~
~プレミア12の意義は?~
[今週の俳句もどき]
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[追悼]北の湖理事長死す
輝かしい相撲道!
相撲協会理事長北の湖親方が20日お亡くなりになった。千秋楽の2日前のことである。享年62才、惜しまれる死である。中学1年で北海道から上京、三保ヶ関部屋の門を叩いて以来相撲一筋の人生。
史上最年少21才2カ月で横綱、優勝回数24回(史上5位)の燦然と輝く記録を相撲史に刻んで、風の如くにこの世から去った。
輪島大士との「輪湖時代」が忘れられない。その輪島さんも咽頭癌で声帯を切除して、病魔と戦っている。ライバルの死をさぞ嘆き悲しんでいる事だろう。
親方は以前から直腸癌などで入退院を繰り返していたようだ。それでも病を押して九州場所には、亡くなる前日まで会場に足を運んでいた。思いは最後の賜杯をこの手で渡したい、の一心ではなかったか。北の湖理事長は、まさに相撲に「殉死」したのだ。
堂々たる人生の一本〆!
死を予測して「場所は通常通り、私に対する特別ことをしないで欲しい」と夫人に遺言を託したそうだ。だからこそ協会は、黙祷も、献台も設けず九州場所は粛々と行われた。スマートで、天晴な人生の畳み方だった。「人は棺を蓋(おお)いて事定まる」私もそうありたい。
「我死なば涙は無用、嘆きをもて弔う(とむらう)ことなかれ」(キケロ)、北の湖親方の堂々たる人生の一本〆に私は拍手を贈る。心中より御冥福をお祈り致します。
[プレミア12]大谷翔平は投手に専一に
日本の敗北はクローザー不在
日本は韓国に逆転負けして準決勝で姿を消した。大谷翔平(21)が7回1安打、11奪三振と韓国を完膚なきまでに押さえていながら、リリーフ陣が炎上して3-4で9回に逆転された。
敗因は一つ、絶対的なクローザー(守護神)が居なかったことに尽きる。上原浩冶(巨人→MLBレッドソックス)みたいな投手がいれば逃げ切っていた。大谷に投げさせていればというのは、結果論に過ぎない。
各球団ともクローザーに手っ取り早く外国選手を登用する傾向にあり、日本人クローザーを育成してはいない。近代野球は、先発、リリーフ、クローザーと役割が明確に分かれている。先発投手を酷使しないためだ。
監督経験のない小久保が、いきなり侍ジャパンの監督を指揮したのも、問題でなかったか。やはり監督の采配がここ一番では、影響する。しかも各球団からの混成チーム、駒を動かすのは経験が得る。容易ならざることだ。
プレミア12の意義は?
だけどこの大会、開催する意義が果たしてあるのだろうか。アメリカは、主力選手は全く出ていない。出ているのは3Aクラス、中南米圏もしかり。これで世界一を争う大会とはお世辞にもいえぬ。
大騒ぎしているのは、日本、韓国、台湾だけ。これじゃローカル大会も同然だ。もう止めた方がいい。ところで日本ハム栗山監督は、来季も大谷を打者と投手の二刀流で使うつもりであろうか。
いい加減止めた方が大谷の身のためだ。投手に専念させるのが勿論である。今年の戦績が歴然と物語る。最多勝利15勝5敗、最多防御率。打者としても非凡なものあるが、メジャーには大谷クラスの打者はゴロゴロいる。というのは将来、当然彼はメジャーを視野に入れているだろうから、敢えて言わせてもらう。
「二兎を追う者は一兎も得ず」の結果を私は危惧する。韓国戦で見せたように、大谷の前には韓国打線も全く無力だった。193㌢の長身から投げ下ろすマックス162㌔の速球はメジャーにいっても十分な武器になる。
ストレートが早いから変化球もより活きる。21才今が伸び盛り、投球術を磨いて歴史に名を刻む投手になって貰いたいものだ。私はメジャーで活躍する日を待ち望む。
[今週の俳句もどき]
山茶花や雨に濡れたる石畳
木枯らしや街ごと清め月明かり
秋深し鼓(つづみ)尾を引き巨星逝き
昭太郎
秋深し、欅も葉を染めて
公園に枯葉の絨毯
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