果たしてメイウェザー×パッキアオ戦は後世に残る名勝負だったのか?/他
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■[ボクシング]メイウェザーVSパッキアオ
~メイウェザーは相手をはぐらかす天才~
■[ベースボール]マー君故障者リスト入り
~この際考えてみたい高校野球の在り方~
■[黄金週間]と今週の俳句もどき
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[ボクシング]メイウェザーVSパッキアオ
メイウェザーは相手をはぐらかす天才
メイウェザーとパッキアオの注目の闘いは、予想通りメイウェザーが判定で勝利した。ジャッジ一人が118-110、二人が116-112の 3-0、危なげない、安全運転での決着。
メイウェザーが兎に角、防御に長けた選手であることは私にも分かる。パッキアオにこれといった隙を見せず、時折放つストレートでポイントを稼いだ。
専守防衛のこのメイウェザーにブーイングが飛んだようだ。彼の試合ぶりはレナードやハグラーを超える選手だとは、とても私には思えないのだが。何故か専門家のコメントは彼を賛美するものが多い。
全ラウンド見た訳ではないが、エキサィテングな、例えばレナード×ハーンズ戦のような打ち合いを期待した者には、消化不良だったのではないか。
メイウェザーは、相手をはぐらかす天才だ。果たして後世に残る名勝負だったであろうか。鳴り物入りの規模の割に、二人のビッグ対決は中身が薄かったように思う。
38才メイウェザー、36才パッキアオ、彼等は、確かに熟練の技を見せた。判定だったことで、再戦の可能性も十分にある。何よりもまた途方もない金がまた稼げるだろうが、再戦も同様の結果に終わるような気がする。これを二番煎じという。
[ベースボール]マー君故障者リスト入り
この際考えてみたい高校野球の在り方
肘の具合が危惧されていたヤンキース田中将大投手は、右手首の炎症と右前腕の張りのため、15日間の故障者リスト(DL)入り。
P・マルチネス(元=レッドソックス、サイヤング投手)は「肘靭帯の手術はさけられない、最初から分かっていたことだ」と語っている。最近2試合は好投して4試合2勝1敗、防御率3・22と復活の兆しを見せていただけに残念だ。
恐らく15日明けでもスンナリとマウンドに上がれないと推察するから、よくて登板できるのは1カ月後、ヤンキースにとっても頭の痛い処だろう。
手術となれば今シーズンは投げれない。思うに積年の肘の酷使がいまになって噴きだしたと見るべきだろう。高校野球が名選手を生みだし、かつダメにする、こんな構図が出来上がる。
炎天下の連投、就中(なかんずく)決勝戦まで進む投手は時に延長再試合一人で400球を越す球数を投げ抜く、まだ完全に身体が完成されていない少年がだ。アメリカの野球関係者に聞かせたら即「クレィジー」というだろう。もう、高校野球も投手は「100球まで」と決めたらどうか。
選手は消耗品ではない。箱根駅伝も有望な大学選手をダメにしてると、警告する専門家もいる。ここからオリンピックでメダルを取るようなマラソンランナーが出ていないのは、いずれも酷使、無理するからだと指摘される。
見て楽しむ側の我々も残酷ショーを煽るが如き精神に陥っていやしないか。自責の念をもって健全な高校野球と箱根駅伝の発展を考える時期である。
[黄金週間]と今週の俳句もどき
アベリアやつつじに隠れ忍恋
昭太郎
長い休日は曜日を混乱させて、はて、今日は何曜日だとカレンダーを覗く始末。いやはや老いたものよ。躑躅が盛りの候、街のあちこち明るい色を放つ。
矢祭山のつつじは天下の景勝
昭太郎
躑躅といえば、我が生まれし福島県東白川郡S村に近い矢祭町の久慈川沿いの険しい岸壁に咲く躑躅は圧巻、全山を華やかに染める絶景は、差し詰め自然のパノラマである。(奥久慈県立自然公園矢祭山)
矢祭の景勝は「東北の耶馬溪(やばけい)」と呼ばれ、ゴールデンウィーク明けあたりが、見頃だろうか。水郡線(水戸と郡山間)の車窓からでも、あるいは国道118号線に沿っても見られる、お勧めしたい。久慈川の清流にも目を癒される。
連休5月2日は真夏日で家内を連れ立って代々木公園で森林浴、木陰で弁当を広げビール、ワインを飲み薫風にほろ酔いとなる。外国人の家族も目立ちなんとなく平和を肌で感じた。彼方には、ネパールに地震の惨状ありというに。
苗代のへりをつたふて目高(めだか)哉
子規
たふとさや青葉若葉の日のひかり
芭蕉
燃ゆる如競ひ咲きするつつじかな
吉岡英子
街角で見つけた咲き誇るつつじ。

ひっそりと公園の隅に咲くアベリア(小さな園芸館より)

真夏を思わせる代々木公園で大型連休を楽しむ人たち。

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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■[ボクシング]メイウェザーVSパッキアオ
~メイウェザーは相手をはぐらかす天才~
■[ベースボール]マー君故障者リスト入り
~この際考えてみたい高校野球の在り方~
■[黄金週間]と今週の俳句もどき
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[ボクシング]メイウェザーVSパッキアオ
メイウェザーは相手をはぐらかす天才
メイウェザーとパッキアオの注目の闘いは、予想通りメイウェザーが判定で勝利した。ジャッジ一人が118-110、二人が116-112の 3-0、危なげない、安全運転での決着。
メイウェザーが兎に角、防御に長けた選手であることは私にも分かる。パッキアオにこれといった隙を見せず、時折放つストレートでポイントを稼いだ。
専守防衛のこのメイウェザーにブーイングが飛んだようだ。彼の試合ぶりはレナードやハグラーを超える選手だとは、とても私には思えないのだが。何故か専門家のコメントは彼を賛美するものが多い。
全ラウンド見た訳ではないが、エキサィテングな、例えばレナード×ハーンズ戦のような打ち合いを期待した者には、消化不良だったのではないか。
メイウェザーは、相手をはぐらかす天才だ。果たして後世に残る名勝負だったであろうか。鳴り物入りの規模の割に、二人のビッグ対決は中身が薄かったように思う。
38才メイウェザー、36才パッキアオ、彼等は、確かに熟練の技を見せた。判定だったことで、再戦の可能性も十分にある。何よりもまた途方もない金がまた稼げるだろうが、再戦も同様の結果に終わるような気がする。これを二番煎じという。
[ベースボール]マー君故障者リスト入り
この際考えてみたい高校野球の在り方
肘の具合が危惧されていたヤンキース田中将大投手は、右手首の炎症と右前腕の張りのため、15日間の故障者リスト(DL)入り。
P・マルチネス(元=レッドソックス、サイヤング投手)は「肘靭帯の手術はさけられない、最初から分かっていたことだ」と語っている。最近2試合は好投して4試合2勝1敗、防御率3・22と復活の兆しを見せていただけに残念だ。
恐らく15日明けでもスンナリとマウンドに上がれないと推察するから、よくて登板できるのは1カ月後、ヤンキースにとっても頭の痛い処だろう。
手術となれば今シーズンは投げれない。思うに積年の肘の酷使がいまになって噴きだしたと見るべきだろう。高校野球が名選手を生みだし、かつダメにする、こんな構図が出来上がる。
炎天下の連投、就中(なかんずく)決勝戦まで進む投手は時に延長再試合一人で400球を越す球数を投げ抜く、まだ完全に身体が完成されていない少年がだ。アメリカの野球関係者に聞かせたら即「クレィジー」というだろう。もう、高校野球も投手は「100球まで」と決めたらどうか。
選手は消耗品ではない。箱根駅伝も有望な大学選手をダメにしてると、警告する専門家もいる。ここからオリンピックでメダルを取るようなマラソンランナーが出ていないのは、いずれも酷使、無理するからだと指摘される。
見て楽しむ側の我々も残酷ショーを煽るが如き精神に陥っていやしないか。自責の念をもって健全な高校野球と箱根駅伝の発展を考える時期である。
[黄金週間]と今週の俳句もどき
アベリアやつつじに隠れ忍恋
昭太郎
長い休日は曜日を混乱させて、はて、今日は何曜日だとカレンダーを覗く始末。いやはや老いたものよ。躑躅が盛りの候、街のあちこち明るい色を放つ。
矢祭山のつつじは天下の景勝
昭太郎
躑躅といえば、我が生まれし福島県東白川郡S村に近い矢祭町の久慈川沿いの険しい岸壁に咲く躑躅は圧巻、全山を華やかに染める絶景は、差し詰め自然のパノラマである。(奥久慈県立自然公園矢祭山)
矢祭の景勝は「東北の耶馬溪(やばけい)」と呼ばれ、ゴールデンウィーク明けあたりが、見頃だろうか。水郡線(水戸と郡山間)の車窓からでも、あるいは国道118号線に沿っても見られる、お勧めしたい。久慈川の清流にも目を癒される。
連休5月2日は真夏日で家内を連れ立って代々木公園で森林浴、木陰で弁当を広げビール、ワインを飲み薫風にほろ酔いとなる。外国人の家族も目立ちなんとなく平和を肌で感じた。彼方には、ネパールに地震の惨状ありというに。
苗代のへりをつたふて目高(めだか)哉
子規
たふとさや青葉若葉の日のひかり
芭蕉
燃ゆる如競ひ咲きするつつじかな
吉岡英子
街角で見つけた咲き誇るつつじ。

ひっそりと公園の隅に咲くアベリア(小さな園芸館より)

真夏を思わせる代々木公園で大型連休を楽しむ人たち。

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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