情けない大臣たち・金を返せば潔白か?/他
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ブログ
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■[政治]情けない大臣たち
~金を返せば潔白か~
■[事件]中一殺害事件
~都会の隅で事も無げに起る恐怖~
~漫画、TVの暴力場面の氾濫~
■[唱歌]外国の曲を借りた唱歌の数々PART4(最終回)
~「早春賦」の曲は盗作!?~
~卓越した中田の選曲眼~
[今週の雑学講座]
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[政治]情けない大臣たち
金を返せば潔白か
政治資金規制法に触れた大臣は、次から次に出る。まさに芋ずる式。農水相に始まり、文科相、環境相、そして法の番人たる法相までも。彼等は押しなべて、政府からの補助金を受けた企業から臆面もなく寄付を受けている。何んとも悍(おぞ)ましい。
SMバーに使った経産相の団体もあったぞ。何のことはない国民の税金が、ぐるり回って政治家の懐へ入る仕組みだ。事が白日の下に曝されると、彼等は一様に「その寄付金は、全額返金しました」とすまし顔。
盗んだ金品を元に返却したから、潔白ですというわけだ。これが大臣の普通の感覚なのだ。これまた総理が「問題なし」と庇護するのだから呆れる。物の道理、善悪の区別もつかない一国の総理、いやはや情けない。
国政の最高府が「経世済民」など元よりなし、私利私欲の巣窟となって、その魑魅魍魎の輩が、憲法改正だ、集団的自由権だ、と声高らかに跋扈する。いよいよ、日本は危うい。
[事件]中一殺害事件
都会の隅で事も無げに起る恐怖
上村遼太君(中1=13)が殺害された事件は、容疑者が逮捕され、全貌が明るみになるにつれその残虐さに戦慄する。こうした痛ましい事件が、都会の隅で、事も無げに行われる現実が怖い。
不良グループのリーダー格無職の少年(18才)がどうやら殺害したらしいが、週刊誌などを見ると、カッターナイフを使い、まるで過激派組織ISの処刑をなぞったような凄まじい殺戮法である。
LINE(無料アプリ)で呼び出し深夜犯行に及んだというが、文明の利器は便利さと犯罪と表裏一体を為す。過激派組織ISなどは、あらゆるネット媒体を動員して、世界から兵士を募っているという。暴力もネットが武器になる時代。
そういえば事件に直接関係ないかも知れないが、日本は漫画やテレビでバイオレンス(暴力)が氾濫している。外国などでは、厳しい規制を設けているから、日本の動画を輸出する場合、暴力場面を削らないといけないそうだ。ドラゴンボールのはなし。
漫画、TVの暴力場面の氾濫
日本はその規制がない。従って子供らはそれが当たり前のように見て育つ。漫画誌などの活劇は、迫力を出すために、相変わらず人の首や腕が血しぶきと共に飛んだりするシーンが頻繁に出てくる。こうした現象を行政は、歯止めを掛けなくていけない時期にきている。
こういうと、またぞろ表現の自由とか申す先生が必ず登場するだろうが、そんなものに萎縮してはならない。少年たちの残虐な犯罪に繋がる可能性あり、とみるならば地道にでもいい、取り除いていく啓蒙活動をするのもまた、我々大人の役目ではないのか。商業主義に潰されてはいけない。
[唱歌]外国の曲を借りた唱歌の数々PART4(最終回)
「早春賦」の曲は盗作!?
私のこよなく愛する唱歌「早春賦」(作詞・吉丸一昌 作曲・中田章)が外国の、それも盗作の疑いがあるとの事実を知って吃驚した。
何と、かの有名なモーツアルトの作曲「春への憧れ」(k.596)と瓜二つ。「早春賦」は大正2年2月「新作唱歌(三)」に掲載された歌で、歌がが生まれた当時は、洋楽を識る者も少なく騒動には至らなかったようだが、今だったら間違いなく著作権侵害で訴えられよう。
YouTubeで閲覧できるので、あなたも聴いててみては。中田に多少の良心の呵責があったのか、ところどころ微妙に旋律を変えている節がある。しかし、よくもこの曲を中田は探し当てたものだ、と感心する。これも中田の才能だ。なお作詞の舞台は、長野県安曇野といわれる。
卓越した中田の選曲眼
因みに中田の三男・喜直はあの、夏が来れば思い出す~の名曲「夏の思い出」などを作曲した。それ「早春賦」は「春への憧れ」がベースにあったればこそ生まれたのだから、感謝しないといけないね。
中田の選曲の眼は確かであった、吉丸の詩にピッタリと当てはまる曲はこれしかないと選んだ。吉丸の詩を見事に活かし切っている。よって盗作だといまさら事を荒立たせることもあるまい。尚、中田章は福島県立福島高校の校歌も作曲しているが、父が会津藩士だったという縁だろうか。
春は名のみの 風の寒さよ
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
全ては物真似より始まる、とはよくいったものだ。こうして西洋音楽を吸収して行く中で、日本にも山田耕作や土井晩翠といった本格的な作曲者が出た。
西洋音楽の楽譜も高価で、それが入手困難な明治・大正時代にあって、何はともあれ、後世に残る不滅の唱歌を残してくれた。彼等先人たちの身を焼くような苦労があったればこそだ。ただただ畏敬するのみである。
参考資料:
「童謡・唱歌みんなのうた」(新星出版)
「日本唱歌集」(堀内敬三&井上武志編 岩波クラッシック)
「You Tube」
「Wikipedia」
[今週の雑学講座]
マタギに学ぶ
山の神は、女神様(おなごがみ)で、二目と見られぬ醜女
ということで、自分より少しでも増しなおんなにはやきもちを焼くとのことで、好きな食べ物もあのグロテスクなオコゼ。マタギはこれを懐にしのばせて山に入るのだそうだ。
熊狩りの統領は、山に入る前に水垢離(みずごり)をして身を清める。山に入ったら女の話は厳禁。酒、煙草も。
熊は冬眠する際、ヒメコマツの幹を齧(かじ)り樹脂を滲みだす。この松脂食べて、冬眠の間排便しないように肛門を固く栓をする。排便しないのも体力を温存するための処置だという。
春先、雪解けが進むと冬眠から覚めた熊は数日間は足慣らしの運動をして、水芭蕉の柔らかな葉を沢山食べて肛門の栓を外す。
これは大変な難儀なことで、脱糞は数珠(ジュズ)のように固く、これを乾かして煎じて飲むと子供の夜泣き、疳の虫が治るという。マタギはこれを「ズボ外し」というのだそうだ。(以上、葉冶英哉著「春またぎ」文藝春秋より)
実際に熊と遭遇したGさんによれば、熊に出くわして驚いて逃げるのが最も危険で、どこまでも追ってくるという。一番いいのは、地べたに尻つけて、両足でやたらめったら蹴飛ばすことだ。熊も腰を落として叩こうとするところに、顏めがけて靴の底で蹴ると熊は嫌がり去って行く、のだという。
そうか、A猪木はM・アリと戦った時に使った「アリキック」戦法、あれは「熊退治」からヒントを得たんだ!アリは、熊だったんだ!
舟橋さん(※元テレ朝プロレスアナ)、私は遂に疑問が解けました!!
株分けしたシンビジュームの花が咲いて春到来!

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