NHKニュース7守本アナの「一息の抜き」/他 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

NHKニュース7守本アナの「一息の抜き」/他

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■私の好きなテレビ番組
■NHKニュース7守本アナの「一息の抜き」
■「マッサン」とスコットランド
 ~「蛍の光」の原曲~
■Wシリーズの終わりと始まり
■秋の渋谷祭り
[今週の雑学講座]
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私の好きなテレビ番組

私が好きなテレビ番組は、NHK「鶴瓶の家族に乾杯」「軍師官兵衛」「ためしてガッテン!」「キッチンが走る」「マッサン」NHK BS「英雄たちの選択」「世界街歩き」日テレ「世界で一番受けたい授業」BS TBS「名曲アルバム」
 
放送時間は、朝ドラを抜くと19時から21時台、つまり我家のほぼ夕食時間にあたる。21時を過ぎると一切見ないのは朝が早いから。本来は食事時間は見ないのだが(子供がいるときはテレビは禁止していた)夫婦だけになって、見るようになった。昼は仕事部屋で殆どラジオのNHKFMを聴いている。
 
大河ドラマ「黒田官兵衛」は、官兵衛が、秀吉・三成との対立、絡む場面が多くなって、ドラマティックになってきた。秀吉役竹中直人はさすがに演技が光る。彼(秀吉)が登場すると、俄然物語が引き締まる。家康役寺尾聡の不気味さもいい。家康のイメージに重なる。
 
官兵衛の岡田准一は、老いてからが演技に味が出てきた。中々よくなった。役を立派に熟(こな)している。竹中(秀吉)のアシストが大きい。上手な役者は、相手を活かす。
 
官兵衛の正室、光を演じる中谷美紀は、演技力も充分、立ち居振る舞いが瑞々しく適役。この女優、心底見直した。官兵衛ドラマの成功は、脇役竹中&中谷、演技巧者二人の起用にあるとみるが。
 
物語は、これからが佳境。秀吉の死後、如水(官兵衛)はどう動くのかが見どころとなる。(前半の光秀役の春風亭小朝はミスキャスト、どうゆう観点から抜擢したのか疑問だ。もう終ったことだから知りたくもないが。) 
 
 
NHKニュース7守本アナの「一息の抜き」

唐突だけれど、NHKニュース7の守本奈美アナウンサー(土,日,祭日担当)はピカイチだね。視聴者に伝える、伝わる、の語りの根本がしっかりしている。
 
剣法に「一息の抜き」という言葉があるという。何処かで読んだ。一息だけ隙間を空ける、ということである。一息の隙間が余裕となって剣を振る得る。
 
まさにこれ、守本アナは見事に「一息の間」ができている。視聴者が聴き易く見易いのはこのためだ。NHKのニュースアナウンサーは総じて上手い。
 
ニュースウオッチ9の井上あさひアナもしかり。だから私はニュースはNHKを見る。民放アナは見習うべきだ。「一息の抜き」の具現、これ、あらゆる格闘技にも通じる言葉です。 
 
 
「マッサン」とスコットランド

「マッサン」はニッカウイスキーの創業者、竹鶴政孝と伴侶のリタ(役名エリー)の生涯を描いたもの。NHKの朝の連続ドラマに外国人がヒロインとして登場するのは、初めてだろう。大正9年頃の話だが、ウイスキー造りがドラマになるとは思いもよらなかった。
  
考えてみると小説の素材になるようなものは浜の真砂のように散在している。それは書き手の視点と腕にかかっているわけだが、日本人とスコットランド人のカップルということも見る者に興味抱かせる。
  
言葉の違い、風習の違いなど艱難辛苦を乗り越えて、夢を追う二人。日本初のウイスキーを生み出すまでの夫婦のサクセス・ストーリーは、毎回起伏に富んで楽しめる。
  
このドラマを盛り立てる要素がもう一つ、それは日本に馴染みの深い音楽にある。「蛍の光」「アニーローリー」など日本人なら誰でも知っている音楽が随所で奏でられる。当然親しみをもたらし、心和ませる。
 
 
「蛍の光」の原曲

「蛍の光」はもともとスコットランドの「オールド・ラング・サイン」という民謡が原曲で、披露宴や誕生日などに歌われるらしい。それをパクって、別れの歌!やる~。
 
この楽曲に稲垣千穎(いながき・ちかい)が「蛍の光」として詞(ことば)を付け文部省唱歌とした。明治の日本人が西洋音楽をバージョンアップした例、大した才能だよ。
 
これほどさように、曲に詞が馴染んだ歌もない。これならパクッてもなんでもいい。原曲がスコットランドのものとは、子供の頃は露程も知らなかった。
 
スコットランドといえば、遂先頃イギリスからの分離独立を図って国民投票した国で、結果は反対派多数で成らなかった。そもそも同国はイギリスに併合された歴史があり、そんな暗い歴史も、あるいはメロディーに沈殿しているのかも知れない。
 
また、ゴルフの発祥の地とも言われ、勿論ウイスキーの母国でもある。私も最近は日本酒からウイスキーに替えた。頂いた「バレンタイン30年」を遂に封を切り飲んだが、蕩(とろ)けるように五臓六腑に浸みわたり天国に昇天する気分になった。NIKKA WHISKYのスーパーニッカはもとより誰よりも早く愛飲していたよ。
 
好きな銘柄は、”ウイスキーのロールスロイス”と称される「ザ・マッカラン」の12年(シェリー)もので、ショットグラスで一杯煽ると忽ち至福となる。
 
というわけで「マッサン」でもわかるように、日本とスコットランドは、縁が深いのです。そう、あの長崎”グラバー邸”トーマス・グラバーさんも、かの国の人でしたね。「マッサン」楽しみましょ。

 
Wシリーズの終わりと始まり

ワールドシリーズは3勝4敗でロイヤルズがサンフランシスコ・ジャイアンツに敗れ29年ぶりの優勝はならなかった。あのマディソン・バムガーナー投手(MVP=2勝1セーブ)は、ロイヤルズの打線も俊足も崩せなった。
 
スリークォーター気味の体制から投じられる球は往年のランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックスで世界一MVP)を彷彿とさせる。195㌢の長身からの速球、カーブは鋭く打者に食い込んみ、圧倒した。ロイヤルズは彼一人に敗けたと言ってよい。
 
ジャイアンツは2年ぶりの世界一だけど、やはりボウチー監督が選手を完全に掌握し、確信をもって試合を采配していると感じました。
 
さて、来年のメジャーリーグはどう変わるのだろうか。わけてもヤンキースは顔触れが一新しよう。キャプテンのジーターが引退して、チームの要が居なくなった。どんな補強をするかストーブリーグの最大の関心事だね。ところで、田中将大の肘は、来季シーズン大丈夫なのだろうか、気懸りではある。
  
 
秋の渋谷祭り


3連休の1日は雨であったが2日は朝から秋晴れ。箱根の仙石原のススキが高原になびくさまが新聞に載っていた。深まりゆく秋と。
 
午後から代々木公園での渋谷区祭りに家内と出掛けた。我が夫婦の恒例行事みたいなもので、各県の名産品を眺めては名産品を求めて、今回は、林檎を山形県のもの、蜜柑は宇和島ものを買った。
 
なにより一杯飲むのが楽しみで、鹿児島の芋焼酎、秋田の日本酒売り場には必ず立ち寄る。帰る頃には相当酩酊して危なっかしくなる。今年も新潟・栃尾の揚げ豆腐が見られなかったが、もう止めたのかな。アレ、美味しいのに。
 
元来夫婦でお祭り好きな性分だから、彷徨(さまよい)歩いては、飲食を楽しむ。人生は短し、楽しきは楽しめだ。自然のままに生きるさ。
 
箱根仙石原のススキの話題がでたので一首。
 
サヨナラの 形にススキが 手を振って
駆け抜けてゆく 風の輪唱

 
   俵万智「チョコレート革命」より
  
 
[今週の雑学講座]

小林計一郎著「小林一茶」を読んでいたら「(文久九年=江戸期末)九月、下総相馬郡藤代(現在の茨城県取手市藤代)の百姓の娘が、八才で出産した話を、(一茶は)布川の古田月船から聞き、文を作った」との記述がある。
 
また、金子兜太著「小林一茶 おらが春」にも、8才の子が子供を産んで、それが評判となり貧乏な両親が金持ちになった」とある。
 
ネットを調べると世界最年少の出産はリナ・メディナ(ペルー、1933年9月27日生まれ、現在81才)の5歳7カ月21日。8カ月で初経があり、4歳で乳房が成長した。(お腹が大きくなって)最初は腫瘍と間違われたが医者の診断で妊娠と分かり、1939年5月帝王切開で男の子を産んだ。
 
父親は不明、メディナは一切語らないという。その後再婚した彼女は1977年、33年振りに二人目の男の子を生んだ。いまもペルーで元気に生活しているという。(この項Wikipediaより)
 
    
2日渋谷区祭りの代々木公園(NHK前の広場)の賑わい。 

 

  

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