SMクラブと政治団体(と真樹日佐夫先生)/MLBのドラフト制の意義/他 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

SMクラブと政治団体(と真樹日佐夫先生)/MLBのドラフト制の意義/他

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■道徳教育は先ず政治家から始めよ
■SMクラブと政治団体(と真樹日佐夫先生)
■MLBのドラフト制の意義
 ~全球団の戦力均等を狙うMLB~
■霖雨の詩情ここにあり
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道徳教育は先ず政治家から始めよ

中教審は"道徳"を教科に加えるという。個々の道徳精神を先生方はどう評価、採点するのだろうか。例えば授業の時だけ完璧に礼儀正しくするとなれば、マイナス点を付けようがない。賢い生徒はそうするよ。まあ、遣るなら先ず政治家自ら「隗(かい)より始めよ」だね。
 
先頃引責した小渕優子経産相のように、三千万円も収支が合わずで、これは誰かが猫ババしているのに違いないが、寄ってたかって政治を食い物にしている。全く道徳心も何もあったものでない。
 
全く以て不埒な輩だ。裏金、裏帳簿…後援会と称する団体の国家老、所謂ボスが全てを仕切っているらしいが、とんだ悪の根源だ。この大人たちこそ束にして道徳教育を施す必要がある。
 
後釜に抜擢された宮澤洋一大臣のように所属事務所の職員がSMクラブの飲み代に、これまた公費を使っていた、というお粗末さである。国を治め、それに関わる者がこの『体(てい)堕落』。15,000円も自腹を切れないのかよ。
 
子供に道徳を押し付けるな。先ず政治家が率先垂範せよ、だ。何も聖人になれとは言わない。ソープもSMクラブもいいけど、それくらい自分のカネで遊びな。この国の政治家と政治団体、議員の後援会という代物は、誠に薄汚い。
 
 
SMクラブと政治団体

私も真樹日佐夫先生(故人・梶原一騎氏実弟)に連れられて、一度六本木の高級SMクラブに行ったけど、女が縄で結わかれ天井から吊るされたり、ムチで打たれたりする残酷なショーは私には、性が合わず、性欲も興味も湧かなかったよ。
 
深夜だったので猛烈な睡魔に襲われ、途中で草々に退散して真樹先生には申し訳なかったけど、まあね、公費で遊ぶ類のモノじゃないよ。真樹先生は自前で私を招待してくれたよ。
 
真紅のマフラー靡かせて、あの真樹先生の飲みっぷり、遊びっぷりは豪快でした。空手家であり、文筆家であり多彩な才能に溢れていました。天国でも梶原兄弟は派手に飲み捲っていることだろう。SMクラブが思わぬところで出てきて、私もつい記憶が甦りました。
 
 
MLBのドラフト制の意義

アメリカのドラフト制度は日本と大きな違いがある。毎年6月にドラフト会議が行われ、これにはアメリカ、カナダ、プエリトルコの3ヵ国の高校、大学、カレッジスクール、そして独立リーグの選手が対象になる。
 
概要を言うと、各球団から凡そ1、2巡指名を受けた有望選手が、ウェーバー制度の対象になる。(※前年の成績を基準にして最も成績が悪い球団から順に指名できる仕組みで、競合にならない。)日本もこの方式を部分的に採用しているが、大学、社会人は逆指名枠を設けるなど、特別ルールがあったり、ドラフトで希望球団が1選手に競合した場合は「籤引き」で決まり、メジャーとは隔たりがある。
  
 
全球団の戦力均等を狙うMLB

MLB(メジャーリーグ)に関していえば、特例というものがない。あくまでも全30球団の完全戦力均等を狙うのがドラフトである。この恩恵を受けて、長い間下位に低迷していたロイヤルズは優秀な選手を獲得できて、今年のシーズンに甦ったわけである。
 
ヤンキースのような金持ち球団だけが栄える事を避け、共存協栄を図る方式。だからメジャーは人気スポーツとして生き続けるのである。
 
その代わり契約期間が過ぎたスタープレーヤーは、何百億という巨額で複数年数契約したり、シーズン中(7月末迄)のトレードは派手で、ライバル球団の主砲が今日は味方の4番に座るなど、驚天動地の現実が日常茶飯事に展開するから面白い。
 
日本プロ野球は1リーグ制がまことしやかに囁かれ、セ・パの2リーグ制も存亡の危機に曝される現状である。長く続いた巨人中心の経営の皺寄とみて取れる。コミッショナーが御飾りの存在では改革は無理だ。
  
 
霖雨の詩情ここにあり

22日から23日の午前中まで関東地方は雨が蕭々(しょうしょう)と降り続いた。これを霖雨(りんう)という。なんとも秋の詩情がこもる言葉ではないか。
 
22日早朝、人もまばらな静謐(せいひつ)な雨の公園を歩いた。楓(かえで)の枯葉はまるでスローモションがかかったように、ゆらりゆらり舞い落ちるさまは、離愁の儚(はかな)さである。
 
何とも言えぬ秋の雨、草木と一体になる吾ありき、である。贅沢だよねえ。自然の絵画を無料で眺めながらの散歩、秋ならずば経験できない。
 
古今和歌集より秋二題
 
み山より おちくる水の 色みてぞ 
秋はかぎり(おわり)と 思ひしりぬる

          
明けぬとて かへる道には こきたれて(盛んにふる様子)
雨にも涙も ふりそぼちつつ

 
 
[雑学講座] 
尾生の信(びせいのしん=中国春秋時代のはなし)。
魯(ろ)の尾生という男が、橋の下で恋人と会う約束をしていた。いくら待っても彼女はこない、そのうち大雨が降り川が増水して、尾生は流されて死んでしまう。
 
ということで、尾生の信とは、固く約束を守ること、を意味する。他方、バカ正直で融通が利かない、ことにも使われる。う~ん、こんなに評価が分かれるんだから、尾生の律儀も、浮かばれないよねえ。
 
  
代々木上原商店街事務所のハローウィンの飾り付け。 

  

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