御嶽山の噴火で考えたこと/オペレッタに陶酔/他
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■オペレッタに陶酔
~オペレッタは品の好い百貨店~
■不思議な植物に花が咲いた!
■御嶽山の噴火で考えたこと
~死生命あり~
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オペレッタに陶酔
9月30日、東京オペラシティに、オペレッタ「メルビッシュ湖上音楽祭ガラコンサート」を家内と観賞に行きました。幸いオペラシティは拙宅から徒歩で15分の所に在ります。
私はオペレッタは初めて観賞しました。オペレッタがこんなにも親しみやすく心を打つもんだとは、全く知りませんでした。恥ずかしい限りです。
ヨハン・シュトラウスⅡオペレッタ「ヴェニスの一夜」より、序曲「麗しのヴェネツイア」で始まり、コミカルな寸劇あり、バレーあり、なによりも朗々とした歌ありと、オーケストラとの立体的な歌劇に感動しました。オペレッタ「こうもり」は確かに何処かで聴いたことがあり身近に感じました。ダグマー・シェーレンベルガー(音楽舞台監督&ソプラノ)さんの豊かに、大空に広がるような歌声には痺(しび)れました。
オペレッタは品の好い百貨店
メルサド・モンタツェリさん(テノール)も魅惑の声でした。肉声の魔術、人の魂を揺さぶるオペラ歌手って素晴らしい!憧れますねえ~。演歌じゃなくて、オペラ唄ってみたい、本当に。
指揮者は当年85才のピープルさんが、譜面もタクトも用いず枯淡な、それでいて溌剌した指揮を見せていました。ワルツ「美しく青きドナウ」のお馴染みの曲あり、最後はラデッキー行進曲で会場全体が拍手で包まれ、楽団、出演者と観客が一体となり至福の夜となりました。
オペレッタとは「台詞と踊りのあるオーケストラ付の歌劇」という意味らしいのだが、何しろ歌劇の品の好い百貨店のようなもので、とても気に入りました。も~、オペレッタに夢中になりそう。「ヒデキ、カ~ン・ゲキ!」
そうそう、言葉が理解できたらな~と何度も思いましたが、旧知の粂川麻里生先生(慶大独文学教授)ならば、多分ゲラゲラ笑ったり、手を叩いたりと楽しい観賞をなさるでしょうね、羨ましい。
不思議な植物に花が咲いた!
この欄でも以前綴った見知らぬ植物のはなし、金沢の朝市のおばさんからお土産にもらったものを分けて貰ったのですが、2年がかりで、やっと花を咲かせました。
ジャックと豆の木のように、天に向かって何処までも伸びる、まるでお化けみたいな植物なのですが、小さい黄色い花を付けたのです。菊と見間違うほど可憐な花です。
今更ながら、切り倒さないで良かったなとしみじみと思いました。畑に隣接する顏馴染みのおばさんから、花咲いたわよ、といわれ初めて気が付きました。やっぱり咲いたんだ~、ちょっとした感激でした。
でも、植物の名前はまだ知りません。
この木なんの木 気になる木
名前も 知らない木ですから
名前も 知らない木になるでしょう~
1小節略
見たこともない 花が咲くでしょう~
(日立グループのCMソング=この木なんの木)
御嶽山の噴火で考えたこと
恐いもんですね、普段に登っていた山が或る晴れた日に、突然噴火して忽ち夥しい死者を出した、本当に酷(むご)いものです。亡くなられた方々には、心からお悔やみ申し上げます。お気の毒としか言いようがありません。
4,5年前に那須岳(火山活動ランク:富士山、御嶽山と同じB)の北温泉に兄妹で出掛けたことが有ります。活火山なので、頂上付近から青空に向かって噴煙を上げている姿は、とても牧歌的で印象深かった想い出があります。その時山が危険とは、つゆほど思いませんでした。
北温泉は、亡き父がこよなく愛して、夏場はよく家族を連れて湯治に来たと姉から聞かされました。あの山も、運が悪ければ、突然牙を剥きだし、御嶽山のようなことにもなるかも知れませんね。運不運は紙一重です。
吾身に置き換えて、今度の火山噴火を考えると、やっぱり他人事では済まされません。因みに火山活動の危険度を示すランクAに挙げられるのは以下―浅間山、伊豆大島、三宅島、阿蘇山、雲仙岳等です。してランクBの御嶽山が爆発したのですからね、Bなら安心とはいきません。
死生命あり
そのAランクに属する浅間山の裾野(北軽井沢)にプリンスランド・ゴルフクラブが広がり、私共夫婦はメンバー(私は役員)です。浅間山も、小規模な噴火を繰り返すところで、サラリーマン時代の夏休みには、毎年貸別荘を借りて家族で楽しんだものです。
フェアウェーから望む浅間山は雄大で、空気も澄んでいて、夏は涼しく文字通りパラダイス・リゾートです。このところとんとプレーしてないので、家内と10月早々にも行きたいね、と話していた矢先の御嶽山の噴火でした。
ゴルフしているときは噴火のことなど全く頭に無かったのに、不思議なもんですが、御嶽山火山噴火の悲惨さを見てしまうと、改めて怖くなりました。
だからと言って萎縮するつもりはありませんよ。来年は危険予報が出ない限り、ゴルフに出掛けようと思っています。だってそうでしょう、エンジョイなくて、何のための人生か、ですからね。
火山噴火に遭遇したらしたで、それは運命でしょうから、一喜一憂していても仕方ないと私は思うのです。それはそれと割り切る他ありません。こんな諺もありますよ。「死生命あり」(人の生死は天命で決まるのであり、人の力ではどうすることもできない)
危険な場所こそ人を魅了するのです。それとも噴火の可能性がある処へ行く時は、ヘルメットとマスクを常備する?ヘルメット被ってプレーする?それも結構ですけどねえ、何だか無粋な話じゃないですか。御嶽山の噴火は、勿論、以て他山の石とすべし、ですけどね。
人間は、運命の掟に逆らえない、と言います。あるいは、世の中は一寸先が闇とも申します。用心には越したことありませんが、まあ、「明日知らぬ人の命ぞ、楽しければ楽しめ」です。これが私の信条でございます。ハイ。
名前も知らない植物に2年がかりの可憐な花が咲いた。

東京オペラシティコンサートホールの内観

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■オペレッタに陶酔
~オペレッタは品の好い百貨店~
■不思議な植物に花が咲いた!
■御嶽山の噴火で考えたこと
~死生命あり~
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オペレッタに陶酔
9月30日、東京オペラシティに、オペレッタ「メルビッシュ湖上音楽祭ガラコンサート」を家内と観賞に行きました。幸いオペラシティは拙宅から徒歩で15分の所に在ります。
私はオペレッタは初めて観賞しました。オペレッタがこんなにも親しみやすく心を打つもんだとは、全く知りませんでした。恥ずかしい限りです。
ヨハン・シュトラウスⅡオペレッタ「ヴェニスの一夜」より、序曲「麗しのヴェネツイア」で始まり、コミカルな寸劇あり、バレーあり、なによりも朗々とした歌ありと、オーケストラとの立体的な歌劇に感動しました。オペレッタ「こうもり」は確かに何処かで聴いたことがあり身近に感じました。ダグマー・シェーレンベルガー(音楽舞台監督&ソプラノ)さんの豊かに、大空に広がるような歌声には痺(しび)れました。
オペレッタは品の好い百貨店
メルサド・モンタツェリさん(テノール)も魅惑の声でした。肉声の魔術、人の魂を揺さぶるオペラ歌手って素晴らしい!憧れますねえ~。演歌じゃなくて、オペラ唄ってみたい、本当に。
指揮者は当年85才のピープルさんが、譜面もタクトも用いず枯淡な、それでいて溌剌した指揮を見せていました。ワルツ「美しく青きドナウ」のお馴染みの曲あり、最後はラデッキー行進曲で会場全体が拍手で包まれ、楽団、出演者と観客が一体となり至福の夜となりました。
オペレッタとは「台詞と踊りのあるオーケストラ付の歌劇」という意味らしいのだが、何しろ歌劇の品の好い百貨店のようなもので、とても気に入りました。も~、オペレッタに夢中になりそう。「ヒデキ、カ~ン・ゲキ!」
そうそう、言葉が理解できたらな~と何度も思いましたが、旧知の粂川麻里生先生(慶大独文学教授)ならば、多分ゲラゲラ笑ったり、手を叩いたりと楽しい観賞をなさるでしょうね、羨ましい。
不思議な植物に花が咲いた!
この欄でも以前綴った見知らぬ植物のはなし、金沢の朝市のおばさんからお土産にもらったものを分けて貰ったのですが、2年がかりで、やっと花を咲かせました。
ジャックと豆の木のように、天に向かって何処までも伸びる、まるでお化けみたいな植物なのですが、小さい黄色い花を付けたのです。菊と見間違うほど可憐な花です。
今更ながら、切り倒さないで良かったなとしみじみと思いました。畑に隣接する顏馴染みのおばさんから、花咲いたわよ、といわれ初めて気が付きました。やっぱり咲いたんだ~、ちょっとした感激でした。
でも、植物の名前はまだ知りません。
この木なんの木 気になる木
名前も 知らない木ですから
名前も 知らない木になるでしょう~
1小節略
見たこともない 花が咲くでしょう~
(日立グループのCMソング=この木なんの木)
御嶽山の噴火で考えたこと
恐いもんですね、普段に登っていた山が或る晴れた日に、突然噴火して忽ち夥しい死者を出した、本当に酷(むご)いものです。亡くなられた方々には、心からお悔やみ申し上げます。お気の毒としか言いようがありません。
4,5年前に那須岳(火山活動ランク:富士山、御嶽山と同じB)の北温泉に兄妹で出掛けたことが有ります。活火山なので、頂上付近から青空に向かって噴煙を上げている姿は、とても牧歌的で印象深かった想い出があります。その時山が危険とは、つゆほど思いませんでした。
北温泉は、亡き父がこよなく愛して、夏場はよく家族を連れて湯治に来たと姉から聞かされました。あの山も、運が悪ければ、突然牙を剥きだし、御嶽山のようなことにもなるかも知れませんね。運不運は紙一重です。
吾身に置き換えて、今度の火山噴火を考えると、やっぱり他人事では済まされません。因みに火山活動の危険度を示すランクAに挙げられるのは以下―浅間山、伊豆大島、三宅島、阿蘇山、雲仙岳等です。してランクBの御嶽山が爆発したのですからね、Bなら安心とはいきません。
死生命あり
そのAランクに属する浅間山の裾野(北軽井沢)にプリンスランド・ゴルフクラブが広がり、私共夫婦はメンバー(私は役員)です。浅間山も、小規模な噴火を繰り返すところで、サラリーマン時代の夏休みには、毎年貸別荘を借りて家族で楽しんだものです。
フェアウェーから望む浅間山は雄大で、空気も澄んでいて、夏は涼しく文字通りパラダイス・リゾートです。このところとんとプレーしてないので、家内と10月早々にも行きたいね、と話していた矢先の御嶽山の噴火でした。
ゴルフしているときは噴火のことなど全く頭に無かったのに、不思議なもんですが、御嶽山火山噴火の悲惨さを見てしまうと、改めて怖くなりました。
だからと言って萎縮するつもりはありませんよ。来年は危険予報が出ない限り、ゴルフに出掛けようと思っています。だってそうでしょう、エンジョイなくて、何のための人生か、ですからね。
火山噴火に遭遇したらしたで、それは運命でしょうから、一喜一憂していても仕方ないと私は思うのです。それはそれと割り切る他ありません。こんな諺もありますよ。「死生命あり」(人の生死は天命で決まるのであり、人の力ではどうすることもできない)
危険な場所こそ人を魅了するのです。それとも噴火の可能性がある処へ行く時は、ヘルメットとマスクを常備する?ヘルメット被ってプレーする?それも結構ですけどねえ、何だか無粋な話じゃないですか。御嶽山の噴火は、勿論、以て他山の石とすべし、ですけどね。
人間は、運命の掟に逆らえない、と言います。あるいは、世の中は一寸先が闇とも申します。用心には越したことありませんが、まあ、「明日知らぬ人の命ぞ、楽しければ楽しめ」です。これが私の信条でございます。ハイ。
名前も知らない植物に2年がかりの可憐な花が咲いた。

東京オペラシティコンサートホールの内観

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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