御嶽山噴火の地獄絵/秋祭りに佐竹雅昭さんも来た/他 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

御嶽山噴火の地獄絵/秋祭りに佐竹雅昭さんも来た/他

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■御嶽山噴火の地獄絵
■ヤンキース田中の今季終了
■秋祭りに佐竹雅昭さんも来た

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御嶽山噴火の地獄絵

木曾のナ~ 中乗りさん
木曾の御岳さんは ナンジャラホーイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ

 
木曾節に唄われる御嶽山が27日午前、突如噴火したさまは驚いた。テレビに映し出される光景は、登山者の目の前、尾根伝いに噴煙がモクモクと湧き出る、なんともおどろおどろしい地獄絵そのものである。
 
御嶽山は山岳信仰で広く知られた山で、穏やかな仏の如き山と想像していたら、とんでもハップン。煙と共に落石のようなものがバラバラと音を立て地面を叩く様子がテレビで、はっきりと聞き取れた。登山者は阿鼻叫喚の混乱ではなかったか。
 
この噴火で死者12人、心肺停止24人(※9月29日23時現在)も!想像を超えた惨事になった。秋日和の土曜日、登山者は紅葉に彩られた風景を楽しみに登っただろうに、山の神の悪戯にしては酷すぎる。まだ相当数の行方不明者がいるらしい。う~ん、忍びない。
 
噴火といえば、軽井沢から北軽井沢に向かう浅間山の山麓の道路に、途中「鬼押し出し」というポイントがあるが、噴火の恐ろしさを見せつけられるものだ。そこには2~3㌧はあろうかという岩がゴロゴロしていて、鬼が押し出した石だと伝えられる。
 
これは噴火で流れ出した溶岩が固まって出来た岩であるそうな、天明3年(1783年)の大噴火の際のもので、この時は1600人以上の死者を出し、浅間山の部落が一瞬にして消滅してしまったというから恐ろしい。
 
考えてみると日本の国土は、火山列島の上にある。いついかなる時に噴火しても可笑しくない。或いは小松左京著「日本沈没」のような事態が、現実に起こりうるのかも。こればっかりは想像したくないけど。
 
イタリアのヴェスヴィオ火山噴火(西暦79年)では、僅か19時間で消滅した古代都市ポンペイは、数々の小説や映画で知られている。
 
今回の御嶽山噴火でも、あらゆる最新鋭の火山測定器を備えていながら専門家は、予知できなかった。それほど「噴火の前兆」を捉えるのは難しいらしい。
 
地震&津波対策と同じように、火山防災対策も急務だろう。火山灰を吸わない工夫とか、活火山に登るときには、防護マスクを常備するとか、日頃の訓練があれば、少しは心肺停止を防げた人もいたかも知れない。我々は余りにも火山噴火に対して無防備すぎる。
 
いずれにしても自然の脅威は科学を寄せ付けない、人間の能力を遥かに超えたものである。畏れよ、ひたすら自然を畏れよ、そして備えよ…。
 
 
ヤンキース田中の今季終了

楽天からニューヨークヤンキースに入団した田中将大の今季は終わった。最終登板となったレッドソックス戦は、1回2/3投げて7失点と自己ワーストの50球でKOされれた。今季の戦績は13勝5敗(防御率2.27)
 
右肘痛から復帰しての2戦目、やはり完全復活とはいかないようだ。「右肘靭帯断裂」は、手術しか治らない、と専門医は無情にも唱えるのだが。
 
高校、楽天を通して酷使したつけが、大リーグの中4日という過酷な起用法と変化球の投げ過ぎなどで、疲労が重なり、遂に発症したのではないのか。手術となると来季も開幕からの登場とはいくまい。田中本人にとっても、ヤンキースにとってもそれが現実となれば、痛い誤算だろう。
 
それはそうと今季ポストシーズン進出を逃した名門球団、来期は大幅な選手の入れ替えは避けられまい。何しろ30本塁打を打った選手が一人もいないヤンキースなんて初めて見た。
 
投手陣もサバシアはあてにならない。田中も手術となれば軸になるピッチャーが全くいない。ジラルディー監督も頭が痛いことだろう。果たして我愛するヤンキースに、日はまた昇るのか。
 
 
秋祭りに佐竹雅昭さんも来た

代々木八幡神宮の秋の例大祭も終わり街はいつもの静かさに戻った。その祭りがあった23日は、すっぽん「田吾作」で日頃馴染みの客が、店の接待を受けて宴会が開かれた。
 
その中に格闘家の佐竹雅昭さんもいた。私も合席で歓談しながら親方心尽くしの料理に舌鼓をうった。お囃子が聞える、祭日昼の宴会は、解放感が有り情緒がある。いいものである。
 
神輿が店の前に来るとたちまち飛び出して見物する。通り過ぎるとまた飲む、の繰り返し。普段は静謐な住宅街もこの日ばかりは賑わった。
 
それにしても流石格闘家、佐竹さんは、飲む程に酔うほどに愉しくなり座を飽きさせない。ビール、焼酎、日本酒にワイン、一体どれほど飲んだかわからない。私も度を超えた。
 
途中から家内も加わり、次は祭りの屋台に繰り出しここでもまた飲んだ。我街、近隣の秋祭りはほぼ終わった。祭りが去れば、本格的な秋、暮に向かって走り出す。何を急かせる、季節よ。
 
代々木八幡宮の例大祭の神輿と佐竹さんと手前に田吾作の親方
(23日、渋谷区富ヶ谷で)

  
秋の澄み渡る空の風景(自宅付近)
 
  

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