スポーツ二題 村田諒太の凡戦・日本サッカーの目指すものは?/他
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■日本サッカーの目指すものは?
■村田諒太の凡戦
~危険な相手を選ぶマッチメーク~
■介護福祉から得たもの
■第二次安倍内閣の女性閣僚
~「経国済民」の志やあるか~
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明るい!楽しい!分かり易い!!
エンタメ風介護福祉フリーマガジン
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日本サッカーの目指すものは?
サッカーの国際親善試合、日本×ウルグアイ戦は、アギーレ監督(メキシコ=55)初戦とあり注目した。戦いは0-2で完敗した。要は勝ち負けの問題ではない。
よしんば勝っていたとしても、これから4年後に日本チームをどんな理想のチームに仕立て上げるのか、そこにポリシーがなければ勝つ意味がない。
規範は何処の国なのか。その骨格を決めて事にあたらないと、監督を替えれば何とか為ると思っていると、また、もとの木阿弥になる。
日本人監督ではなぜだめなのか。外国人崇拝も、そろそろ改めたらよかろうと思うが。因みにアギーレ監督は2年契約で、推定年棒2億5000万とか(東スポ)、相当な金額である。
村田諒太の凡戦
ロンドン五輪ミドル級金メダリスト村田諒太のプロ5戦目、アドリアン・ルナ(メキシコ)との10回戦は、村田が3-0の判定勝ちを収めたものの、まあ大騒ぎ過ぎる前煽りの割には凡戦。見る気を失って9Rでテレビを消した。
兎も角も単調な攻めには壁癖した。接近戦でのショートブローがまるきしダメで、パンチ力のないメキシカンのコンニャク戦法に最後まで攻めあぐんだ。見る者は目が肥えているから、こんな試合を続けるとファンからソッポを向かれる。
白星を重ねる(5戦5勝)事だけが勲章ではない。負けても見る者を感動させさえすれば、評価は高まる。村田の育成法も、根本から変えた方が本人のためになる。
危険な相手を選ぶマッチメーク
危険な相手を敢て選ぶマッチメークこそがいま求められる。過保護の代償は、逸材をスポイルしかねないことだ。翻って考えると、初めて日本で世界ミドル級王者になった竹原慎二は、やはりレベルが違った。
スピードがあって、パンチが多彩で、凄味が感じられた。村田は竹原の域に達する事が出来るのだろうか。いまのままでは凡庸な選手に終わってしまう気がする。
世界13度防衛の具志堅用高選手が、大変身を遂げたのは、ゴメス・キー(米国)戦、7回KOで破って世界の足掛かりを掴んだ試合だ。
世界クラスのキーはプロ7戦目の具志堅には勝ち目の薄い相手だったが、協栄ジム金平会長は、敢て選んだ。ハイリスク、ハイリターン。この一戦に賭けて見事、具志堅選手は蛹(さなぎ)から蝶に変身した。
ある日突然選手がブレイクする。それには手強い相手と遭遇することだ。修羅の世界を潜り抜けてこそ、栄光もある。村田にもそんな変身を期待する。「艱難(かんなん)は汝を強くする」の諺あり。
余談ながら具志堅選手には何故か7回のKO勝ちが多い。世界戦14戦のうち3回もある。どうもこれには訳がある。次回は本人から伺った話を元に7回KOの秘密を明したい。
介護福祉から得たもの
介護福祉をテーマにした「UPPER LIFE」を制作するにあたり関連の書物を読み漁りました。何分この方面は門外漢でありますから、とても新鮮でありました。
とりわけ印象に残った言葉は、上野千鶴子著「老いの準備」の中で癌を患う友達の語った「人生は余命半年と思って生きれば間違いない」には、心打たれた。
確かにです。のんべんだらりんと生きるよりは、私の人生は、あと半年しかないと思えば、あれもやらねば、これもやらねばといった、濃密な日々を送ることができる。なるほど、いい言葉であると感銘した。
認知症も死も予測不可能です。「余命半年と思って生きている人は」粛々とその日を迎えることができるのではないでしょうか。まさに箴言です。
こんな名言もあります。「年をとることは、死ぬことよりもむずかしい」といったのは、スイスの詩人アミエル。う~ん、考えさせられる。
私が座右の銘にしているのは、「老いは嘆くに足らず、嘆くべきは、これ老いて虚しく生きることなり」(呂新語)この箴言を忘れずに生きていければと思っているのですが…。
第二次安倍内閣の女性閣僚
9月3日に第二次安倍内閣の発足した。どうせ派閥人事のなれの果てと、ニュースはことさら避けた。7時から8時まではBS朝日の「うた、日本の名曲」を摘み見た。
今回は5人の女性閣内に登用され、やれ将来の首相候補、やれ総理の側近だとか持て囃された。将来の首相候補
と目される御仁は、役割を担うポストに到底知悉(ちしつ)しているとは思えず、やぱっり元首相の愛娘だからと私は勘ぐった。
「経国済民」の志やあるか
いまだかつて彼女の国家論や政策理論を見聞きしていない。かくなる人物が、廟堂にあって、未曾有の危機にある原発問題や経済復興にどれだけ手腕を発揮できるのだろう。「経国済民」の大事業を果たして為せるか、訝しいものがある。それでも将来の総理候補なの?いやはや。
一般的に大臣の椅子に座るのは、有能な人だからというわけでもなさそうで、派閥の覚え目出度くあり、当選回数が多ければ、後はボスの胸一つ。だから臆面もなく我も我もと派閥のボスに阿諛追従、忠誠を励むのです。
派閥順送りの人事では、「経国済民」の志はもとより生まれないのは当然です。ボスが主人なのですから、ボスのために働く。国の借金1039兆円、もはや破産寸前なのにお構いなしで、第二次安倍内閣は完全な延命シフト。憂国の政治家や何処にありや。
谷垣禎一さん(幹事長)には一度は総理になってもらいたいと願う一人だが、自民党の派閥力学からいって無理のようだ。自民党の中で、一番総理相応しい人がなれない不条理、これは、日本国の損失である。
9月8日は中秋の名月、拙宅でも花に団子を沿えた。
当夜は残念ながら雨、名月は見れず。生け花を眺めて一献。

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DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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■村田諒太の凡戦
~危険な相手を選ぶマッチメーク~
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~「経国済民」の志やあるか~
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日本サッカーの目指すものは?
サッカーの国際親善試合、日本×ウルグアイ戦は、アギーレ監督(メキシコ=55)初戦とあり注目した。戦いは0-2で完敗した。要は勝ち負けの問題ではない。
よしんば勝っていたとしても、これから4年後に日本チームをどんな理想のチームに仕立て上げるのか、そこにポリシーがなければ勝つ意味がない。
規範は何処の国なのか。その骨格を決めて事にあたらないと、監督を替えれば何とか為ると思っていると、また、もとの木阿弥になる。
日本人監督ではなぜだめなのか。外国人崇拝も、そろそろ改めたらよかろうと思うが。因みにアギーレ監督は2年契約で、推定年棒2億5000万とか(東スポ)、相当な金額である。
村田諒太の凡戦
ロンドン五輪ミドル級金メダリスト村田諒太のプロ5戦目、アドリアン・ルナ(メキシコ)との10回戦は、村田が3-0の判定勝ちを収めたものの、まあ大騒ぎ過ぎる前煽りの割には凡戦。見る気を失って9Rでテレビを消した。
兎も角も単調な攻めには壁癖した。接近戦でのショートブローがまるきしダメで、パンチ力のないメキシカンのコンニャク戦法に最後まで攻めあぐんだ。見る者は目が肥えているから、こんな試合を続けるとファンからソッポを向かれる。
白星を重ねる(5戦5勝)事だけが勲章ではない。負けても見る者を感動させさえすれば、評価は高まる。村田の育成法も、根本から変えた方が本人のためになる。
危険な相手を選ぶマッチメーク
危険な相手を敢て選ぶマッチメークこそがいま求められる。過保護の代償は、逸材をスポイルしかねないことだ。翻って考えると、初めて日本で世界ミドル級王者になった竹原慎二は、やはりレベルが違った。
スピードがあって、パンチが多彩で、凄味が感じられた。村田は竹原の域に達する事が出来るのだろうか。いまのままでは凡庸な選手に終わってしまう気がする。
世界13度防衛の具志堅用高選手が、大変身を遂げたのは、ゴメス・キー(米国)戦、7回KOで破って世界の足掛かりを掴んだ試合だ。
世界クラスのキーはプロ7戦目の具志堅には勝ち目の薄い相手だったが、協栄ジム金平会長は、敢て選んだ。ハイリスク、ハイリターン。この一戦に賭けて見事、具志堅選手は蛹(さなぎ)から蝶に変身した。
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介護福祉から得たもの
介護福祉をテーマにした「UPPER LIFE」を制作するにあたり関連の書物を読み漁りました。何分この方面は門外漢でありますから、とても新鮮でありました。
とりわけ印象に残った言葉は、上野千鶴子著「老いの準備」の中で癌を患う友達の語った「人生は余命半年と思って生きれば間違いない」には、心打たれた。
確かにです。のんべんだらりんと生きるよりは、私の人生は、あと半年しかないと思えば、あれもやらねば、これもやらねばといった、濃密な日々を送ることができる。なるほど、いい言葉であると感銘した。
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こんな名言もあります。「年をとることは、死ぬことよりもむずかしい」といったのは、スイスの詩人アミエル。う~ん、考えさせられる。
私が座右の銘にしているのは、「老いは嘆くに足らず、嘆くべきは、これ老いて虚しく生きることなり」(呂新語)この箴言を忘れずに生きていければと思っているのですが…。
第二次安倍内閣の女性閣僚
9月3日に第二次安倍内閣の発足した。どうせ派閥人事のなれの果てと、ニュースはことさら避けた。7時から8時まではBS朝日の「うた、日本の名曲」を摘み見た。
今回は5人の女性閣内に登用され、やれ将来の首相候補、やれ総理の側近だとか持て囃された。将来の首相候補
と目される御仁は、役割を担うポストに到底知悉(ちしつ)しているとは思えず、やぱっり元首相の愛娘だからと私は勘ぐった。
「経国済民」の志やあるか
いまだかつて彼女の国家論や政策理論を見聞きしていない。かくなる人物が、廟堂にあって、未曾有の危機にある原発問題や経済復興にどれだけ手腕を発揮できるのだろう。「経国済民」の大事業を果たして為せるか、訝しいものがある。それでも将来の総理候補なの?いやはや。
一般的に大臣の椅子に座るのは、有能な人だからというわけでもなさそうで、派閥の覚え目出度くあり、当選回数が多ければ、後はボスの胸一つ。だから臆面もなく我も我もと派閥のボスに阿諛追従、忠誠を励むのです。
派閥順送りの人事では、「経国済民」の志はもとより生まれないのは当然です。ボスが主人なのですから、ボスのために働く。国の借金1039兆円、もはや破産寸前なのにお構いなしで、第二次安倍内閣は完全な延命シフト。憂国の政治家や何処にありや。
谷垣禎一さん(幹事長)には一度は総理になってもらいたいと願う一人だが、自民党の派閥力学からいって無理のようだ。自民党の中で、一番総理相応しい人がなれない不条理、これは、日本国の損失である。
9月8日は中秋の名月、拙宅でも花に団子を沿えた。
当夜は残念ながら雨、名月は見れず。生け花を眺めて一献。

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