キックの名レフェリー秋本氏逝く/福島の桃/他
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■福島の桃が届いた
~風評被害の中で~
~原発は金食い虫~
■蝉の旅立ち
■名レフェリー秋本氏逝く
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福島の桃が届いた
福島市に住む同級生T夫人から、桃太郎伝説に出てくるような大ぶりの桃を頂いた。今年は天候に恵まれてか、甘く深みがある。久しく桃は食べていないので、殊の外美味だった。
日本の果物はただ甘いだけの東南アジア産とは違って、甘さが繊細である。作る人の情熱がきめ細かに果実の中に息づいている。食べた触感が違う。日本の果樹園農家の人々は、皆マエストロ(イタリア語で"名人")なのだ。
かような名人たちが丹精込めて実らせた果実を最近の日本人は、余り食べない。これこそもったいない。いまなら葡萄、梨、西瓜に桃、等々、街に溢れている。食べて季節の味を体感してほしいものである。
風評被害の中で
福島の果物は、原発の風評被害で大打撃を被った。いまでも福島産は他県産のモノに比べ価格を抑えられるという。果樹園農家は無念の思いであろう。誰の所為(せい)...。
もう5年程前、福島市郊外の佐藤果樹園を見学したことがあった。同級生夫人が連れて行ってくれた。林檎が秋の陽光に赤く映える時期で、たわわに実った林檎園が、いまでも我が脳裡に焼き付いている。
♪リンゴはなにもいわないが~、「俺たちは何にも悪い事してないのに、どうして買ってもらえないの?」と林檎はさぞ怒っているだろう。全て人間が悪いのだ。あのフルーツ街道をまた車で走りたいものだ。
原発は金食い虫
その福島に汚染土壌の中間貯蔵施設を作りたいと石原環境相は、3000億を提示した。「最後はかね目でしょう」と言った本人が、倍額のお土産下げて福島入りしたのだから笑える。名目は原発被害に遭った住民への生活再建ということだが、あの手この手、大変だ~。
元々国は、原発は安全で、安く、日本経済にも国民にも役立つ新エネルギーと喧伝してきた。ところが事故が起こったら汚染処理費や住民への補償金で、湯水の如く金はかかり、この先幾らかかるか見通しが立たない、金食い虫だ。その穴埋めが、電気料金の上乗せ。国民は知らぬ間に高い料金を徴収されている。
遂先般は朝日新聞紙上で、元関西電力副社長が「歴代の総理に盆暮れには1000万づつお金を届けた」と暴露した。酷いもんだ。電力絡みの汚職はそのまま国民に付が回るという仕組み。政治家は巨悪なり。原発は悪魔なり。人類を滅亡へと導く原発は悪魔なり。誰がどう正統化できようぞ。
蝉の旅立ち
7日朝ラジオ体操から帰るとき公園の隅の小さな柘植の木で、ミンミン蝉の孵化する瞬間を見た。普通は夜が明ける前に孵化してしまうのに、珍しいことだ。危険なんだよ、キミ!
柘植の木の周りには、夥しい幼虫が這い出た穴があり、孵化した抜殻も転がっていた。蝉にとっては、つまり絶好の孵化場だったのだろうと得心した。
燦々たる朝の陽を浴びてゆっくり羽を乾かすさまは神々しくも美しい。空中に飛び出す瞬間を見たかったが、途中でその場を去った。いい日旅立ち…蝉の門出を祝う。
名レフェリー秋本氏逝く
キックボクシング黄金時代を彩った秋本直樹さん(本名・吉田英明)が7月30日死去した。享年67才。死因は不明、お別れ会を納骨日にに合わせて、9月7日13時から東京・三田「日蓮宗・薬王寺」(03-3451-2805)で執り行う。
甘いマスクと華麗なレフェリングは、ときに戦う選手よりも人気があり、テレビ局はメインの試合には彼を指名したとの伝説もある。野口プロモーションは、歌手としてもデビューさせ、山口洋子さんが大分力を入れていた。
六本木に「酒泥棒」というパブを出して、共同経営者の「演歌チャンチャカチャン」の歌のヒットで、勝新太郎&中村玉緒ら芸能人で押すな押すなの盛況だった。
なかでも目を引いたのは、銀座クラブのホステスたちが、秋本直樹目当てに、連夜店に顔を見せたこと。さながらホストクラブのようだった。
歌、ゴルフ、ファッションと何でも恰好よく決まっていた秋ちゃんは、バブル時代の寵児だったのかも知れない。秋ちゃん、若すぎるよ、貴方との思い出は沢山あります。寂しいねえ。安らかに眠ってください。
福島の同級生から届いた大振りの桃。

台風一過の早朝の青空。

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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■福島の桃が届いた
~風評被害の中で~
~原発は金食い虫~
■蝉の旅立ち
■名レフェリー秋本氏逝く
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福島の桃が届いた
福島市に住む同級生T夫人から、桃太郎伝説に出てくるような大ぶりの桃を頂いた。今年は天候に恵まれてか、甘く深みがある。久しく桃は食べていないので、殊の外美味だった。
日本の果物はただ甘いだけの東南アジア産とは違って、甘さが繊細である。作る人の情熱がきめ細かに果実の中に息づいている。食べた触感が違う。日本の果樹園農家の人々は、皆マエストロ(イタリア語で"名人")なのだ。
かような名人たちが丹精込めて実らせた果実を最近の日本人は、余り食べない。これこそもったいない。いまなら葡萄、梨、西瓜に桃、等々、街に溢れている。食べて季節の味を体感してほしいものである。
風評被害の中で
福島の果物は、原発の風評被害で大打撃を被った。いまでも福島産は他県産のモノに比べ価格を抑えられるという。果樹園農家は無念の思いであろう。誰の所為(せい)...。
もう5年程前、福島市郊外の佐藤果樹園を見学したことがあった。同級生夫人が連れて行ってくれた。林檎が秋の陽光に赤く映える時期で、たわわに実った林檎園が、いまでも我が脳裡に焼き付いている。
♪リンゴはなにもいわないが~、「俺たちは何にも悪い事してないのに、どうして買ってもらえないの?」と林檎はさぞ怒っているだろう。全て人間が悪いのだ。あのフルーツ街道をまた車で走りたいものだ。
原発は金食い虫
その福島に汚染土壌の中間貯蔵施設を作りたいと石原環境相は、3000億を提示した。「最後はかね目でしょう」と言った本人が、倍額のお土産下げて福島入りしたのだから笑える。名目は原発被害に遭った住民への生活再建ということだが、あの手この手、大変だ~。
元々国は、原発は安全で、安く、日本経済にも国民にも役立つ新エネルギーと喧伝してきた。ところが事故が起こったら汚染処理費や住民への補償金で、湯水の如く金はかかり、この先幾らかかるか見通しが立たない、金食い虫だ。その穴埋めが、電気料金の上乗せ。国民は知らぬ間に高い料金を徴収されている。
遂先般は朝日新聞紙上で、元関西電力副社長が「歴代の総理に盆暮れには1000万づつお金を届けた」と暴露した。酷いもんだ。電力絡みの汚職はそのまま国民に付が回るという仕組み。政治家は巨悪なり。原発は悪魔なり。人類を滅亡へと導く原発は悪魔なり。誰がどう正統化できようぞ。
蝉の旅立ち
7日朝ラジオ体操から帰るとき公園の隅の小さな柘植の木で、ミンミン蝉の孵化する瞬間を見た。普通は夜が明ける前に孵化してしまうのに、珍しいことだ。危険なんだよ、キミ!
柘植の木の周りには、夥しい幼虫が這い出た穴があり、孵化した抜殻も転がっていた。蝉にとっては、つまり絶好の孵化場だったのだろうと得心した。
燦々たる朝の陽を浴びてゆっくり羽を乾かすさまは神々しくも美しい。空中に飛び出す瞬間を見たかったが、途中でその場を去った。いい日旅立ち…蝉の門出を祝う。
名レフェリー秋本氏逝く
キックボクシング黄金時代を彩った秋本直樹さん(本名・吉田英明)が7月30日死去した。享年67才。死因は不明、お別れ会を納骨日にに合わせて、9月7日13時から東京・三田「日蓮宗・薬王寺」(03-3451-2805)で執り行う。
甘いマスクと華麗なレフェリングは、ときに戦う選手よりも人気があり、テレビ局はメインの試合には彼を指名したとの伝説もある。野口プロモーションは、歌手としてもデビューさせ、山口洋子さんが大分力を入れていた。
六本木に「酒泥棒」というパブを出して、共同経営者の「演歌チャンチャカチャン」の歌のヒットで、勝新太郎&中村玉緒ら芸能人で押すな押すなの盛況だった。
なかでも目を引いたのは、銀座クラブのホステスたちが、秋本直樹目当てに、連夜店に顔を見せたこと。さながらホストクラブのようだった。
歌、ゴルフ、ファッションと何でも恰好よく決まっていた秋ちゃんは、バブル時代の寵児だったのかも知れない。秋ちゃん、若すぎるよ、貴方との思い出は沢山あります。寂しいねえ。安らかに眠ってください。
福島の同級生から届いた大振りの桃。

台風一過の早朝の青空。

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