コートジボワールは強かった/ドログバ起用で流変わる/他 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

コートジボワールは強かった/ドログバ起用で流変わる/他

--------------------------------------------
■コートジボワールは強かった
 ~ドログバ起用で流変わる~
■美人は得をする
■パソコン遠隔操作犯

--------------------------------------------
 
コートジボワールは強かった

 予感した通りサムライジャパンは、苦杯を舐めた。
初戦のコートジボワールは、1-2の点差以上の強さであった。試合直後からメディアは盛んに日本の敗北を分析して、やれ守りに徹し過ぎた、サイドが弱かったなど百家争鳴である。
 
 私は戦術云々が勝敗を分けたと思わない。結論からいうとコートジボワールの実力が勝っていた、それだけのことである。試合の主導権を握っていたのは、絶えず敵側であった。シュート数がコートジボワールの20に対して、日本7、この数字でどちらが試合を支配していたかが何よりも明確である。
 
 参考として世界ランキング(2014年6月)を眺めてみると、コートジボワール21位、日本47位の対決は専門家から見れば、しゃくだがコートジボワールの順当な勝利なのかもしれない。
 
 先ず両国がピッチに出てきた瞬間、その身体の違いに驚いた。コートジボワールの選手ときたらまるでヘラクレスのように、筋骨隆々として日本選手を圧倒しているではないか。狩猟民族の末裔が、あたかもこれから狩りにでも出掛けよう猛々しさを感じた。
 
 
ドログバ起用で流変わる

 球を狩る作業は、まさに獲物を射るが如き俊敏で、日本のパス回しが、至る所で寸断された。前半、本田の見事なシュートで、先取点をもぎ取ったものの何故かこれで行けるという感触ではなく、私は終始不気味なものを覚えた。
 
 後半に入ってコートジボワールは、ベテランの主砲ドログバ(36)を投入してきた。体力の消耗を考えて満を持して後半から起用した、監督の冷静な読みだった。これで勢いづいた。俄然コートジボワールに活力を生んだ。
 
 高温多湿、雨中の戦いはアフリカ勢には有利、日本に不利だ。スタミナ勝負。日本の動きが緩慢になると一気に敵は襲い掛かった。傷ついたライオンに止めを刺すように。あっといまの2得点、日本にとっては、悪夢の逆転劇であった。
 
 Y・トゥーレは191㌢、90㌔の巨体、マークに入った選手が跳ね返されるシーンを見た時には、ラグビー選手のパワーだと見惚れた。スピード、パワーどれも日本を凌いでいた。でも次のコロンビア戦ではどうか。まだ、戦局はどう転ぶか分からない。勝負に絶対はないのだ。
 
 さて、後がない日本でも19日(日本時間20日)のギリシャ戦に勝つか、引分けなら最終戦に可能性は残る。双方敗者同士、背水の陣での戦いである。さぞ、修羅の激突になるであろう。覚醒せよ、サムライジャパン!己の力を信じて突き進むのだ。
 
 
美人は得をする


 結局、STAP細胞は存在しなかった、そうな。最後まで論文の取り下げを渋っていた当の小保方晴子理研ユニットリーダーも、遂に降参、取り下げに同意したの報道があった。
 
 瞬間風速はまさにIPS細胞を凌駕する「ノーベル賞級」だったのに、一体あの騒動は何だったのか。颯爽と登場した、割烹着姿の美人研究者、「普通のお姉さんが、世界的大発見をした!」理研のその演出もプロ級だった。いまとなっては、夢幻の蜃気楼のようです。
 
 但し「美人は徳をする」という事だけは明らかに証明できた。文豪トルストイも「クロイツェル・ソナタ」のなかで、見事に表現している。
 
 「たとえば美しい女性が愚劣なことをしゃべっていても、聞いてる側はそれを愚劣だとは思わず、それを賢(かしこ)い話だと感じてしまう」「ただ単に美しいとくれば、われわれはもう即座にこれぞ知恵と美徳のきわみだと思い込んでしまう」(望月哲夫訳)
 
 ねえ、何だか彼女に当てはまる気がするけど。あなたも、美人に生まれてさぞ「得」をしたでしょうから、親に感謝しなくちゃ。記者会見の折に、ハンカチで涙を拭ったあの姿には、私も大いに同情いたしました。可愛そうだよ!とね。単純だからねえ、オジサンていう輩は。
 
 研究者というよりは、女優のごとき雰囲気でした。哀しいほど情感がありました。美人はトクだねえ、居酒屋でオジサンが言ってました。ホント、小保方さん、多くのオジサンが応援してますよ。挫けないで、夜叉となりSTAP細胞を突きとめてください。そして世間を見返して。
  
  
パソコン遠隔操作犯

 あのミステリー染みたパソコン遠隔操作犯も、遂に御用となった。片山祐輔というのは何か薄気味悪い印象で、私は彼がテレビに登場するたびに、嫌悪感をモヨオしていたのだけれど。
 
 そういう人間の嗅覚は、馬鹿にはできないよね。自作自演の、彼が犯人で、心底信用していた担当弁護士も、すっかり騙されていた。現在は取り調べの最中だろうけど、精神鑑定も視野に入っているそうだ。
 
 あれだけ手の込んだ騙しの手口ができる男が、どうも精神異常とは私は思えぬ。それこそ又彼の絶妙な騙しの手口によって、翻弄されるのがオチだろう。
 
 一連の片山祐輔被告の行動を見ているとつくづく荀子(じゅんし=中国の戦国時代の儒学者)の本来人間はみな悪なるものだ、という「性悪説」を思い起こす。「人の性は悪、其の善なるものは偽りなり」
  
  
露地栽培の畑隅に咲く鉄砲百合。


代々木大山公園にたわわに実るビワ。


白山神社の「紫陽花祭り」の紫陽花のデコレーション。

 

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
 
Upper Official Siteへ