「医は仁術」特別展/桃月庵白酒の落語/他 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

「医は仁術」特別展/桃月庵白酒の落語/他

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■「医は仁術」特別展
 ~桃月庵白酒の落語~
■露地栽培の季節到来
■太極拳続いています

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「医は仁術」特別展

 25日(金)「医は仁術(じんじゅつ)」特別展を見に、上野の国立科学博物館へ家内と出掛けた。この日も上々の天気。上野公園の木々の緑が眼に眩しかった。
 
 「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」そんな句がぴったり。見上げた空はあくまで青くして、薫風心地よし。1カ月前、花見に来たときは桜が咲き誇っていたが。役者の早変わりのようだ。
 
 桜が終わったというのに、公園内には外国人観光客がそこかしこに。ここにはバカな「JAPANESE ONLY」なんて立札がどこにもない。
 
 当たり前だ。遥々海を渡ってやってくる外国人を大事にしなさい。凄まじい少子高齢化と工場の海外移転で国内は空洞化。いずれ日本は、外国人に御世話にならなければ立ち行かなくなる。カナダのように大幅に移民を受けざるを得ない、それが現実になる日がくる。
 
 JAPANESE ONLYなんて言ってられないんだ。美しい国日本とは、美しい景色と暖かい心の お・も・て・な・しがセットです。忘れて欲しくない。余談ですが。


~桃月庵白酒の落語~

 特別展のチケットはTBSから頂いた。TBSはかつて「JIN」というドラマを放送した関係で今回の展示会も開催したのだろう。その際「落語もあるので、見に行きませんか」と懇意にしてるI役員から電話があった。落語という餌に、落語好きの夫婦は飛び付いたというわけ。
 
 特別展は正直どうでもよかった。どんな落語家が出るのか名前も知らされず、会場となる講堂に足を運んだら、これが予想外に面白くて、大満足。ヒデキ感激!
 
 「桃月庵白酒」という聴き慣れない噺家。で、どんなものかと訝(いぶかし)んでいたら、とんだ間違いであった。格闘家を彷彿させるような体躯で、坊主狩り。体も迫力あるが語り口も迫力あり。登場人物は見事なメリハリでストレート、一味違う落語であった。こんな型破りな、優れた噺家が居たなんて、と家内と讃え合った。
 
 落語を聴きそのあと特別展を見た。素晴らしいものを鑑賞できた。こちらがメインなのに軽視した己を反省。近代医学の始まりが全て網羅され、現代のIPS細胞に至る系譜。よくもこんなに国宝級の品々を集めためたものと感心。関係者の努力に敬服する。不敬を詫びたい。
 
 山脇東洋の人体解剖の絵図から当時の手術に使われた器具。シーボルトが塾生に授与した医師免許証など驚くものばかり。死刑者の解剖の図は仔細で、生首あり、小説を読む如き興奮を味わった。貝原益軒「養生訓」の原本は初めて目にした。医は仁術、いい言葉だ。
 
 とても2時間や3時間では見れないボリューム。医学を志す者は勿論だが、そうでない方も、一見の価値あり。東京・上野国立科学博物館、6月15日まで。
 
 
露地栽培の季節到来

 露地栽培の季節の到来である。好天続きで今年は少し早めに野菜の苗を植えようと、畑を耕す。堆肥を施し1週間は寝かせなければならない。トマト、キュウリは牛糞、ナスは鶏糞と堆肥は、使い分けます。知ったかぶり!
 
 8坪ほどのスペースでも結構耕作は骨が折れる。都会の、住宅地の真ん中で農業ができるなんぞ、贅沢極まりない。地主が無償で貸してくれている。坪単価200万の土地だよ。
 
 先ずトマト、キュウリ、ナス、ピーマンをゴールデンウィーク中に植えようと予定している。苗は今年は府中の大國魂神社祭礼に行って、境内の出店で購入しよう。露地栽培も6年目で、やっと土が本物に近づいてきた。
 
 野菜は土が出来を左右する。それが分かるようになった。実りの夏が楽しみだ。手塩にかける我が子のように成長の日々を待つ。収穫の折は近所に御裾分けする。
 
 
太極拳続いています

 週1度教室に通う太極拳も今週は教室がお休み。先週からラジオ体操の前に公園片隅で御夫人方々が行う太極拳に加わらせてもらった。恥ずかしくて参加できなかったが、顔見知りの御夫人が誘ってくれた。
 
 参加して3日が過ぎた。いつもモタモタしている。罰が悪い。人目を憚(はばか)る。それを気にしなくなったのが成長か。公園に到着するのが15分早くなったが、苦痛ではない。「習慣は第二の天性」という。続けてみたい。
 
 「身体(からだ)が喜んでいるよ」、といった太極拳立石講師の言葉を思い出す。お年寄りは、お年寄りを労り、大事にしてくれる。齢を増すことも悪くはないぞ。
 
 26日は幡ヶ谷区民会館で恒例の「花にし会」カラオケ、民謡、踊りの集い。シルバー世代が丸1日飲んで、食べて、唄って愉しんだ。私も「もう一度恋をしながら」と「花影の女(ひと)」を各二番まで唄った。
 
 「人生は後半戦が面白い」。生命の瑞々しさを仲間の皆さんに感じる。そんなこの頃です。シルバー世代よ、外に出よう、体を動かそう、共に楽しもう!
 
 来週は「日本が生んだプロ野球のNO.1投手は誰か」をーマに私の独断と偏見で綴りたい。 
 
  
露地栽培、畑の堆肥施しが終わり苗の植付を待つばかり。
土を盛った上にシートを被せる。

  
渋谷区せせらぎのシルバーセンターに咲き誇るつつじ群。

 

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