麻生副総理の「ナチス発言」/野菜泥棒再稿/他
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・麻生副総理の「ナチス発言」
・野菜泥棒再稿
~1年かけて野菜は育つ~
・富士山の入山規制をすべき
・澁澤恵介さんからの絵葉書
・セミ、セミ、セミ
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麻生副総理の「ナチス発言」
憲法改正について、ナチス政権を例にとり「ある日気がついたらワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。あの手口に学んではどうか」この麻生副総理兼財務大臣の発言は,内外に大きな波紋を広げている。
これ国を預かる人物の発言とは思えない。ナチスによって被害を受けたユダヤ人への配慮も無いし、憲法改正への姿勢がこの程度の軽い気持ちかと思うと背筋が寒くなる。
流石に安倍政権は早期に「撤回」に動き、麻生副総理は「ナチス政権を例示として挙げたことは撤回したい」と短いコメントを発表したが、とても何故ナチスを例に引き、何故かくも簡単に撤回したのかさっぱり伝わってこない。
政権のNO2にして、再度総理を狙うお方にしては、誠にお粗末で情けない。これは日本の恥曝しである。余談だが、ドイツでは先生が生徒に「分かった人は手を挙げて」というような、所謂”挙手”は禁じられているというのだ。ヒットラー=ナチスを連想させるから。海外ではかようにナーバスなのである。日本の政治家は無知か無神経なのか、本当に困ったものだ。
野菜泥棒再稿
手塩にかけた露地栽培の茄子や胡瓜、明日辺り収穫だなと思い採らないでいると、翌早朝畑に来てみれば無くなっている。おまけにスイカのまだほんの小さい野球のボール大のものまで浚っていくとは何たる酷いことだ。
犯人の年齢は70歳代、近所の目撃証言もある。計4度も侵入している。警告文を掲げてもなおである。目撃者によると、侵入時刻は何と昼下がりの2時頃、全く大胆不敵なオッサンだ。
私は原則として早朝5時と夕方5時頃、水撒きに行くからその空白の時刻を敵はちゃんと知っている。益々もって許し難い。常習犯である、多分あちこちで盗みを働いているのだろう。こういう輩は捕まえて二度と起こさないように、厳罰に処す以外にないと考えている。
~1年かけて野菜は育つ~
野菜はほぼ1年かけて育てるもので、一朝一夕にできるもんではない。冬の土返し(虫や雑菌を殺すため)を2度ほどして、寒風に土を曝す。さらに堆肥作りで春を待つ。そして種まきの段階にはいると、その約2週間前には化成肥料や牛糞、鶏糞に堆肥を混ぜ合わせて畝を作るのです。こうした経緯があって、5月のゴールデンウィーク明けに種まきが始まる訳です。
従って種から芽が出て、やがて小さな実を付ける頃は、全く我が子同然の感慨に浸るのです。それでも農業を生業(なりわい)としているプロの人から見れば、手間がかかってない、それじゃままごとだよと叱られるかもしれません。商品にするためには完全なものを要求されるからこまめな殺虫剤の散布があるだろうし。
約8坪の小さな畑ですが、それでも一人で土を耕すわけですからやはり重労働です。この周到な準備期間が在って種は芽をふいてくれるのです。今年5年目にして、甘い理想のトマトができました。試行錯誤の末の努力が実ったと満足しています。
胡瓜、茄子は今年はベト病や虫が異常発生して散々でした。そんな中でも逞しく実ってくれた数少ない胡瓜と茄子だったのですが、怪盗に遣られて悔しいのなんの。必ず犯人を捕まえて、このブログでオッサンの顏を全世界に曝したいと復讐心に燃えているのであります。幼稚かな?
富士山の入山規制をすべき
夏山シーズンを迎え世界遺産に登録された富士山は登山客で大変な混雑だそうだ。山開きから1カ月で早くも10万人に達したとの報道。登山道は前を行く人のお尻を見ながら登って行って、30m進むのに何と30分もかかり頂上に着けば身動き取れない状態なのだという。
それでも富士山に登りたいかねえ。オラ、イヤダ!オラ、本当にイヤダ!私みたいな素人は、精々標高700~800mクラスの山で十分。つまりハイキングというやつである。
歩きながら草木を愛で、時に河原で弁当をひろげ、せせらぎの音や小鳥の冴えずりを聴きながら、ビールやワインを飲む。疲れたらちょっと一眠り、それが理想。すし詰の頂上で御来光など見たくもない。
で、10万人分のおしっこやウンチはどうしているんだろう、そっちの方が気がかりで、とても「美味しい富士山の湧水」なんて売り文句のペットボトルなんて、飲む気がしない。これはやっぱり入山規制をするべきだろう。何てったって”神聖”な山なんだからね。富士山は泣いている!
澁澤恵介さんからの絵葉書
スポーツライター澁澤恵介さんから絵葉書の暑中見舞いが届きました。それによると、アジア放浪の旅から帰ったばかりだという近況。「未知なるものを求める好奇心が薄らぐことはありません」とあり絵葉書はラオス・アタプー地方の原住民の生活風景があった。珍しい写真である。
澁澤さんにはゴング時代御世話になっている。プロレスから柔術まで多岐にわたるジャンルで寄稿してもらった。元東京スポーツ記者でフリライターになった。原稿に1本芯が通っていて記事も真実の積み重ね、安心して掲載できる人であった。
実はマスコミ人で最初にグレイシー柔術を日本に詳しく紹介してくれたのが澁澤さんで、ほどなく我も我もとライターはブラジルに足を運んだ。それらは付け焼き刃の域を出て居ず、澁澤さんの長期に亘る研究には足元にも及ばなかった。
彼の書いたものが引き金で、やがてグレイシー一族が続々と日本に上陸することになり、とりわけヒクソンは無敵の強さで格闘技ファンに強烈なインパクトを与えた。編集者としてはいまひとたび手を組んで仕事をしたい人物である。澁澤さん、御壮健でなによりです。御活躍を見守っています。
セミ、セミ、セミ
8月の声を聞き蝉の鳴声も俄かに騒々しくなってきて、蝉好きの私は正直ホッとしている。今朝(5日)も畑に行ったらミンミンゼミが、ゴルフ練習場のネットに絡まって激しく鳴いていた。泣いていたのかもしれない。
家に持ち帰り鉢植えの山茶花の木にそっと置いたら、忽ち大空へ飛んで行った。そうかと思うとラジオ体操から帰宅すると玄関前にアブラゼミが息絶え絶えで居た。手に取ってみたが微かに足を動かすだけで、臨終が近かった。私は「末期の水」を口元に注いで見守った。
人の一生、セミの一生何ら変わることはない。今日の東京は特別暑かった…。
畑に隣接するゴルフ練習場の網に引っ掛かったミンミンゼミ。
持ち帰り自宅の植木に置いたら間もなく飛び去った
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澁澤さんからの絵葉書
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