本田圭佑の存在感/敗れしドイツ、そのときカーンは/他 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

本田圭佑の存在感/敗れしドイツ、そのときカーンは/他

・本田圭佑の存在感

 
・印象に残るサッカー
 

・敗れしドイツ、そのときカーンは
 

・オウム事件手配写真に感じたこと
 

・梅雨は紫陽花の季節
  

舟木昭太郎の日々つれづれ

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本田圭佑の存在感
 
 2014年ブラジルでのW杯アジア最終予選、対オマーン、ヨルダン、オーストラリアの3連戦で見せた本田圭佑の活躍は際立っていた。香川も長友も脇役に見えた。
 
 3試合で4得点2アシスト、もし本田が怪我から復帰していなかったらと考えると寒気がする。アウェー(ブリスベン)でのオーストリア戦、貴重な1点は、本田からのパスを栗原がドリブルで押し込んだ、絶妙のパスだった。
  
 お断りしておくが私はサッカーは門外漢です。愚妻が狂のつくサッカーファンで一緒にテレビを見てしまうのです。昨今はグラウンドは天然芝だし、技術も長足の進歩で、ウェアーも特別仕立てで恰好よく、液晶テレビ時代に相応しいスポーツと感じている。野球の間延びしたゲームと違ってスピーディーなのが女性に受ける要素かも知れない。
 
 その中でも、やはり本田の存在は別格に思える。戦局を読む鋭い感覚、まるで影のように走り、いつの間にか最高のポジションを得て、正確無比なパスを出して、得点を演出する戦術眼。
 
 そうかとも思うと一転、果敢にドリブルで敵陣を突破してゴールを襲う。実に頼もしくも小気味よいMDです。秀逸な選手は秀逸な戦略家である…それを私は本田圭佑に見たのです。
 
 2011年9月、彼は右膝半月板の手術をして、9カ月ぶりの代表復帰だった。けれどもとても長期のブランクを感じさせない動きは、それ以上に驚きました。長谷部キャプテンを中心とした、長友、香川、遠藤、岡崎、本田、加えてGK川島の布陣は史上最強の代表メンバーではなかろうか。2014年ブラジルでのW杯夢舞台は、いまから心躍動します。
 
 
印象に残るサッカー
 
 もう少しサッカーの事を綴ります。私がかつて勤めていた日本スポーツ出版社というところはサッカー雑誌、月刊「イレブン」を発行しておりました。そんな訳でサッカーの試合を見る恩恵にも預かりました。
 
 印象に残るのは入社間もないころ国立競技場で見たペレのバナナシュートでした。あの放物線は今でも脳裡に焼き付いています。本当にバナナのように弧描いてゴールに突き刺さって行きました。思わず凄い!と呟いたものです。
 
 サッカーの強烈な印象としては何と言っても日韓共催W杯の決勝戦ドイツVSブラジル(2002年6月30日、横浜国際総合競技場)に尽きます。2点ゴールを決めたロナウドより、敗れたドイツのGKオリバー・カーンのラストシーンでした。震えるほどに哀切きわまりない美しさがそこにはありました。
 
 
敗れしドイツ、そのときカーンは
  
 ロナウドが79分2点目入れ、やがて試合終了のホイッスルが競技場に響き渡りました。万策尽きたGKカーンは、ケージの隅でずるずると地面に崩れ落ちました。さながらスローモーションを見るかのように。そして死んだように蹲りました。照明を落とした巨大な競技場にその時、何とも言えぬ静寂が漂いました。 
 
 3分、5分…選手の誰かが歩み寄って手を差し伸べると、やっとカーンは起き上がりました。その瞬間期せずして、競技場に拍手が湧き起こりました。その拍手の輪は次第に大きくなりました。感動的なシーンに私の目頭から涙が零れ落ちました。
 
 内野席の10列目位、ほぼ中央に家内と大日本印刷の中沢課長の3人、タイのサイアムスポーツ副社長から招待されたもので、私の生涯忘れえぬサッカーの試合になりました。フィナーレは千羽鶴がスタジアムに紙吹雪のように舞い散りました。その幾つかを手でキャッチして、持ち帰りました。今も大事に我仕事部屋の机の上に飾ってあります。
 
 あの時は、6月4日、ベルギー戦(埼玉スタジアム)、6月18日、トルコ戦(宮城スタジアム)といずれも招待を受けて観戦して歩きました。あれから丸10年の歳月が流れてしまいました。私が退職したのはW杯終了から2か月後のことでした。それだけに感慨深いサッカー観戦になりました。それ以来徐々にサッカーファンになっています。
  
  
オウム事件手配写真に感じたこと
 
 サリン事件の最後の特別手配犯高橋克也容疑者が遂に逮捕され、オウム真理教による一連の事件で全ての容疑者が逮捕された。事件から17年、まあ、当初の手配写真と逮捕時の顏と余りにも乖離しているのにはやはり驚きである。
 
 菊池直子容疑者は丸顔のぽっちゃりしていたものが、すっかり削げて細長の顏で老けていて、むしろ別人としか見えない。駅などで貼られている写真を見慣れている私も、余りの変わりように、これでは捕まらないはずだと得心した。
 
 当人も、これなら安心と逃亡生活を送れたに違いない。高橋容疑者においても、大分手配の写真は違う。これじゃ、仕事先の仲間も気が付かないのも無理はない。一旦人間の頭にインプットされた印象は、そう簡単には離れないことが、今回の逮捕でよく分かりました。多分町のお巡りさんも、私たちと同じだろうと推測します。
 
 歳月を経た似顔絵、手配写真の類は今後捜査の在り方に一石を投じたような気がします。例えばコンピーターなどであらゆるデーターを入力して、逃亡者の10年後、15年後の容姿をデザイン化することはできないのでしょうか。現代の先端技術を駆使すれば不可能ではないと素人は考えるのですが。
  
 だって小惑星探査機「はやぶさ」が7年、60億kmの旅から帰還したことを考えれば、そうは難しくはないと思うがどうであろう。手配写真の在り方を根底から覆すような今回の逮捕劇であったと感じました。
 
 
梅雨は紫陽花の季節
 
 梅雨は紫陽花があ映える。ラジオ体操に向かう家々の軒先、公園に雨に濡れる紫陽花を目にすると心和む。紫陽花はやっぱりしとしとと雨に叩かれる風景が似合う。
 
 ところでよく観察すると、紫陽花にも色んな種類があることが分かり散歩も楽しい。青でも紫がかった濃いものと、淡い薄青のもの、桃色でも赤に近いものから、自己主張の強い濃い桃色とさまざまである。
 
 私の好きな色は紫がかった濃い青のもので、雨に叩かれると色合いは一層際立つ。ガクアジサイという白い花弁に、淡い薄青を彩ったものがあり、さしずめこれなどは、初恋の色だろう。変にボリーム感がないののがいい。
 
 何かどんぴしゃりの紫陽花の俳句はないかと、子規や芭蕉の俳句を探してみたが生憎なかった。で、ネットで検索したら、こんな句があった。これ私好みです。
 
 紫陽花や 色とりどりに 妖しけれ  桃太郎
 
 
2002年日韓共催のW杯決勝戦で横浜国際競技場にフィナーレで舞った千羽鶴。

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咲き乱れる紫陽花二景。

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