具志堅用高とはなんぞや/ダルビッシュの快投/他
・ダルビッシュの快投
・具志堅用高とはなんぞや
~何事も一生懸命~
~天然ボケの意味は?~
~叱責するときも同じ~
・黄金週間を如何お過ごしで
・渋田川の土手に咲く芝桜
・花のスライドショー
・惜春譜のとき
ダルビッシュのヤンキース戦の快投は胸のすく思いでした。黒田との投げ合いは、日本のプロ野球の水準の高さを証明してくれました。ニューヨークタイムスは黒田とダルを称え「一人はGOOD、一人はGREAT!」と報じました。日本人として誇らしい気持ちです。
勝ったダルも、敗れた黒田も長いレギュラーシーズンは始まったばかり。いずれまた対決する機会もあるでしょう。9回途中で降板して失点ゼロ。やはりダルは只者ではないと判明した次第です。
左バッターに弱いと酷評のあったピッチングも、4~7番まで左を並べたヤンキースの策を見事封じ込みました。スイッシャーはいう「体の正面でボールが左右に切れるんだ。こんな投手初めてだよ」
過去の失敗から早速学び修正してきたダル。次回登板は1日(現地時間30日)のカナダ、トロント・ブルージィェズ戦。環境にも少し慣れ本来の投球ができるようになった。もうテレビの前から離れられぬ。
とはいえダルのメジャーの挑戦、大航海は船出したばかり。前途には穏やかな海ばかりでない、嵐の日も、風雪の日も待ち受けていよう。そうした困難を若いダルが立ち向かい、如何に乗り切って行くか、それもまた私の見たいものなのです。
具志堅用高とはなんぞや
中学時代の同級生で主婦緑川洋子さん(埼玉在住)からA5サイズの封筒が届きました。中身は「具志堅用高 我が道」というスポニチに連載された切り抜きでした。
全31回にわたる長期連載を1回の漏れも無くスクラップして送ってくれたものです。私がスポーツ関係の仕事に携わっていて、具志堅会長とは旧知の仲と知って何か役に立てばと、したためてありました。鶴瓶の「家族に乾杯」流なら、さしずめ「♪幸~せをあ~りが~とう、ぬくもり届きました~♪」です。
有難いことです。31日間まいにち丁寧に切り取って下さったその行為に頭が下がります。じっくり読みたいと思います。記事の内容は現役時代のことから、現在の芸能活動に至るまでまでを記者のインタビューに応えて構成されています。で、ちょっちゅね、具志堅さんの話をします。
~何事も一生懸命~
ザッと拾い読みしただけですが「ボクシングも芸能活動も一生懸命やっています」との言葉がすぐに目につきました。彼は「一生拳命」と色紙にサインをするのだけれど。私にはその深遠な意味は、多分他人より少しは分かるのです。
グスマンという選手から7回KOでタイトルを奪ってから、4年にわたりタイトルを防衛して、13度。私はず~と密着取材してきました。キャンプも練習も試合も、そしてオフの日々も。だからちょっち偉そうに語れるのです。
で、連続13度の防衛は普段の稽古を一生懸命ベストを尽くした。栄冠はその賜物に他有りません。とてもシンプルな答えです。トレーナーの言う事をよく聞き、一旦ジムに入れば一心不乱に没頭する。隙がない、無駄がない…研ぎ澄まされた稽古の積み重ねが、無敵のカンムリワシを作ったと。決して特別な事をした訳ではありませんよ。努力が天才を生んだんです。後に続く者へのメッセージですよ、これは。
そのボクシング王、具志堅さんが芸能活動でも人気者になっている。ジャンルが変わってもあの時と同じように、一生懸命やっていると自らを語る。そこに芸能界での成功があるんじゃないか、そう私は得心するのです。
~天然ボケの意味は?~
「テレビで見る具志堅さんは、あれは天然ボケですか?」なんてよく聞かれますが、お笑いだから適当にとは具志堅さんの性格は許さないのです。場違いなシーンに、真剣であれば有る程、逆にお笑いを誘うのではないでしょうか。具志堅さんの天然ボケは、つまりは純粋無垢な心の発露なのです。
私はかつて「舟木昭太郎杯ゴルフコンペ」を10年以上にわたり主催していました。代表幹事を引き受けてくれたのが具志堅さんでした。多い時は12組、48人が集まりました。
常に変わらず盛大でした。格闘家、芸能人、マスコミ関係、友人、知人…こうした多種多彩な人たちが集うコンペが、毎回混乱もなく続けられたのは、勿論彼の名声と人柄のお蔭でした。
~叱責するときも同じ~
会場に着くのも誰よりも早い徹底ぶりは驚くべきものでした。或るとき後輩の渡嘉敷勝男さんが、プレイ開始ぎりぎりにゴルフ場に車で乗り付けました。それを見つけた具志堅さんが、大声で怒鳴りました。
「渡嘉敷!芸能人のマネするな!」それはタイトルマッチを戦う具志堅さんの形相でした。芸能人が押しなべて、遅刻するとは思いませんが、後輩を叱るその姿勢にある種畏敬の念を私は抱きました。そうなんです、彼は叱責するときも一生懸命なのです。後輩への愛情です、これ。
いま皮肉にも芸能界に身を置く具志堅さん。勿論本業はボクシングジムの経営ですが、このように己に厳しい人だからこそ、芸能界でも生きて行けるのだと感じるのですが。因みに元中日ドラゴンズ坂東英二さんが、タレントとしての目標だそうです。
ちょっちゅね、長い話ですみません。また機会があれば「具志堅用高とはなんぞや」を綴りたいと考えますが…。
黄金週間を如何お過ごしで
黄金週間、皆さんは如何お過ごしですか。私は特に予定がないので例によって、畠と読書で過ごし、気が向けば近郊の行楽地にぶらり旅をしようかなと思っております。
早速ネットを見ていたら、神奈川県伊勢原の芝桜とあったので妻と30日朝10時に小田急線で出掛けました。明日は知らぬ命、思い立ったらすぐ実行。
駅に着き市の案内所を尋ねたら、何のことはない、知らないのでバスの運転手に聞いてくれ、という。これが市の役人か。バスの運ちゃんも「芝桜はこちらで降りると便利です」とかひと言云ってくれればいいものを。なんて伊勢原の人は薄情なんだ。リック背負った叔父さん、叔母さんが 不安げに降りて私たちもその背に付いて行った。
渋田川の土手に咲く芝桜
芝桜は渋田川の土手に600㍍の距離に咲いていた。見頃はすぎたが川沿いを散策するのも牧歌的で、気に入りました。本腰をいれて市が開発して長い土手を全面的に芝桜にしたら、さぞ一大観光の目玉になるのはと想像しました。
3㍍位の川幅だが水草が水中でなびき、いまが繁殖期の鯉が群れを成して雌鯉に体当たりする思えもよらぬ勇壮なバトルも見た。東京から1時間ちょっと、伊勢原市よ、もったいないぜ。川をもっと綺麗にして、秩父のように本腰を入れて取り組んで下さい。川にタイヤが浮いていたのには幻滅でしたが。
花のスライドショー
それにしても一足飛びに春が来て、5月1日は夏も近づく八十八夜。自然界の目まぐるしさは、まるでスライドショーを見るようです。まだ草木が目覚めぬ頃に、こぶしが街路に春を囁き出したと思ったら梅が咲き、桜に受け継がれ、さらに木蓮が大きな花弁でワルツを踊り出しました。
こぶしは別名「さくら引き」というのだそうで、確かに春の先駆けの花に相応しい感じがします。で、気が付けば何とハナミズキが女学生のい帽子のように、微風に眩いばかりに揺れています。これでもかと存在感を放つ躑躅とは対照的です。楚々たる美しさ、だから私はハナミズキが愛おしいのです。
惜春譜のとき
あっという間に春は通り過ぎて初夏の装いに早変わりです。29日朝日朝刊の高橋睦郎「季をひろう 惜春譜」の欄に、行く春を惜しむうた(俳句)を採り上げていました。
その中でも最もポピュラーなものは芭蕉の詠んだ「行く春を近江の人と惜しみけり」は、味が有って、心に沁みます。めくるめく花たちのフアッションショーは、こうして色を変え形を変え、匂いを変えて弛むことなく続きます。
4月から5月にかけは、まさに神々の季節です。艶やかな菖蒲、5月の女王薔薇、彼女たちは今や遅しとスタンバイしています。花は咲き乱れ木々は一斉に輝きを増し、自然はさっと一筆緑色に染め、萌える若葉に覆われます。生命の躍動、歓喜を体感します。それだけで私は、十分に幸せです。
渋田川土手のシバザクラ
ハナミズキの白い花
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