基本に忠実な井岡・目指すはパッキャオ/日韓戦で見せた日本の力/他 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

基本に忠実な井岡・目指すはパッキャオ/日韓戦で見せた日本の力/他

・基本に忠実な井岡
 ~目指すはパッキャオ~
 ~階級を上げる事に賛成~
 
・亀田兄&清水のダブルタイトル戦
 
・日韓戦で見せた日本の力

 


ボクシングパーク  
http://fanplus.jp/_boxingpark_/


基本に忠実な井岡
~目指すはパッキャオ~
 
 井岡一翔(22)の初防衛戦は見事だった。挑戦者1位ファン・エルナンデス(メキシコ=24)を相手に大差の判定勝ちだった。1、2回の立ち上がりをみて、これは挑戦者は手強いぞと思った。
 
 アグレッシブに果敢に攻め込んできた。身体ごとぶつかってくるようなアッパーが、怖いと私は見た。ところが井岡は、ガードをがっちりと固めて、相手の先制攻撃にも冷静だった。
 
 2回を過ぎると、エルナンデスの攻めの雑さが目立った。やみくもに放つ連打は、正確さを欠いた。距離感がない。これなら大丈夫と安心して試合を見守った。
 
 4回、井岡のボディーブローがコンパクトに決まると、潮目は明らかに王者に傾いた。的確にパンチを打ち分て挑戦者を翻弄した。井岡に大向うを唸らせる派手さはないが、攻撃の手順は正に緻密。なかなかのテクニシャンだ。
 
~階級を上げる事に賛成~
 
 もう1回防衛したら、階級を1つ上げるという。それがいい。ウェートがきついのに無理して守ると、身体に悪い。無理な減量、食事の制限等いいことはない。
 
 マニー・パッキャオのようにフライ級から初めて、いま現在はウェルター級で活躍する。世界№1のボクサー。井岡もパッキアオのようになって欲しい。井岡は基本に忠実で、いうことなし。
 
 あとは天狗にならないこと。それには周囲が、井岡自身が耳に痛いことでも言うべきことは言う…それが求められる。これからどんな風に成長し、変貌して行くのか見守りたい。
  
  
亀田兄&清水のダブルタイトル戦
 
31日(日本武道館)はWBA世界ダブルタイトルマッチ。バンタム級はチャンピオン亀田興毅×挑戦者同級6位デビット・デ・ラ・モーラ(メキシコ)、スーパーフライ級はチャンピオン、ウーゴ・カサレス(メキシコ)×挑戦者世界フライ級4位清水智信(金子)。
 
 亀田の相手モーラの戦績は、23勝(16KO)無敗。まだキャリアが浅い選手なだけに、亀田の豊富な経験で防衛しそう。一方のカサレス×清水は、清水の3度目の世界挑戦。
 
 「ボクシングパーク」でも早くから情報を入手して、世界王者への道と称して追跡してきた。フライ級で2度挑戦、失敗。今回は1階級上げて挑む。相手のカサレスは’10年5月に名城信男から王座を奪取。
 
 その後、同年12月には久高寛之も判定で退け現在4度防衛。名城との試合を取材したライターによれば「清水に勝つチャンスはある」と語る。男・30歳、3度目の正直と行きたいもの。イケメンの新王者誕生に期待!
 
 
日韓戦で見せた日本の力
 
 なでしこジャパンの優勝を受けて、男子サッカーも鮮やかな試合を見せてくれた。日本は韓国に3-0の快勝。あのライバルを全く寄せ付けなかった。
 
 韓国という自縛から、解放されたような、躊躇しないパス回しはかつて記憶にない。何だか欧州サッカーの試合を見ているような錯覚に襲われたものだ。自信たっぷりにゴールを狙う姿は頼もしいものだ。
 
 こうした変身は多分に、なでしこの影響はあるだろう。が、勿論それだけではない。やはり海外にプレーする選手が多くなったことがあげれよう。
 
 海外で身に着けた個々の経験と技術が、日本チームの全体のレベルアップに繋がったと。異国の地で、苦労することは血となり肉となる。どんな職業でも、同じだ。若者よ、曠野を目指せ!



自宅近くの雲照寺の正門、石段に強烈な真夏の太陽が射す。
私の好きな場所の一つ。(8月11日、午後2時頃)

舟木昭太郎の日々つれづれ


DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』絶賛発売中!!
Upper Official Siteへ