長谷川×モンティエル白眉の一戦/矢尾板貞雄氏の試合分析に納得…/他 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

長谷川×モンティエル白眉の一戦/矢尾板貞雄氏の試合分析に納得…/他

『長谷川×モンティエル白眉の一戦』
 
 WBC世界バンタム級チャンピオン長谷川穂積(真正)×挑戦者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)は、長谷川が4回TKOで敗れた。これにより連続防衛も10度で終る。
 それは確かに残念なことだ。しかし敗れてなお強烈なインパクトを残した。ここ何年も目にしなかった白眉の一戦。
 4回も残り10秒。長谷川が放った左パンチに、轟然と挑戦者の左フックが炸裂。一瞬の速さで顎を捉えた。腰から崩れ落ちるチャンピオン。一気に畳みかける挑戦者。ここぞと連打。左腕をロープにからませて必死のチャンピオン。 残り1秒を残して勝負は決着。レフェリー、コールが割って入りTKOを宣告した。
 真剣白刃の正に決闘を見るような、凄みを久しぶりに味わった。レフェリーもまた、名勝負に花を添えた。間一髪とは、この処置のタイミングに尽きる。ドンピシャ。
 
 
 長谷川は5年間、10度もタイトルを保持しているのに人気は低かった。ファンに強いという印象は与えているのにかかわらずだ。その理由は好敵手に恵まれなかったことだ。
 13度防衛した具志堅用高の場合は好敵手に恵まれた。タイトルを奪った強打のグスマン。曲者リオス、そして正統派マルカーノ。彼ら挑戦者は次々に試合を彩り、試合を盛り上げた。それと共に具志堅の名前も膨らんでいった。
 
『一瞬の隙を突いた挑戦者の技』
 
 活躍の割りに人気が伴わない長谷川。その前に現れたのが、モンティエル。日本のボクシング・コミッションでは認定していないWBOという団体のチャンピオン。メキシコから来たこの31歳の男は、流石3階級を制覇しただけのことはあった。修羅場を潜り抜けた、風格があった。長谷川の一瞬の隙を突いた左フックからの速攻は、戦場で鍛えられた鋼(はがね)の刃と見た。
 
 長谷川に人が言うように一瞬の気の緩みはあるはずもない。相手が上回っていたのだ。3回までは長谷川がリード。右ジャブを絶えず繰り出して、挑戦者の前進を抑えていた。 名人同士のせめぎ合い。これからだ、という4回。一瞬の攻防で決着。9秒間に凝縮された、これぞ紛れもなく名勝負。いい試合を見せてもらった。更にいうなれば、再起せよ!長谷川、「負けて知るボクシング」である。
 
 
『光る矢尾板氏の試合分析』
 
 ボクシングの世界戦の前後には必ずサンケイ・スポーツの矢尾板貞雄さんのコラムを読むようにしている。矢尾板さんは旧知の間柄で、長くサンスポの専属ボクシグ記者・評論家として健筆をふるっておられる。
 元東洋フライ級王者。白井義男から王座を奪ったP・ペレスにノンタイトル戦ながら判定勝ちしている。(S34年1月)王座を賭けた試合では13回KOに敗れたが、ボクシング黄金期に活躍した名選手である。
 
 後楽園ホールにはどんな試合でも矢尾板さんの姿を見かける。日頃から手抜きをしない。記者席に座る。試合をよく見る。元一流のボクサーが、いまでもコツコツと現場で取材を怠らない。であるからして正確な記事、試合分析が書ける。今回の長谷川×モンティエル戦も、見事に長谷川の敗戦を分析している。
 「長谷川はモンティエルの術中にはまってしまった。左ストレートを打つ際、右のガードが下がる悪いくせが以前からあった。これまでの相手なら反撃してこなかったが、モンティエルは違った…10度防衛したことで長谷川は攻めながら防御するボクサーとしての基本を忘れてしまった」(サンスポ5/1)。この試合分析は断然光る。これからもご活躍をお祈り致します。
 
 
『黄金週間は露地栽培』
 
 黄金週間はお天気がよくて、何だか得をしたような気分になる。普通は日曜日のウオーキングと体操は休むのだが、出掛けた。2日は朝から晴天で爽やか。うきうきする。
 1、2日と露地栽培に精を出す。トマト、胡瓜、茄子、ピーマンの苗を買って来て植えた。今年早くから土作りをしてきた。今年は多分その成果をみせてくれるだろう。
 西原ゴルフガーデンの会長共々、実りの夏が待たれる。

 

 

(左)手前のすずらんも花開いた
(右)我が家の花も花盛り
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(左)先般のカラオケ発表会の折のもの

(右)露地栽培…トマト、胡瓜、茄子などの苗を植える

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