キム・ヨナと浅田真央/カーリングに魅せられて | 舟木昭太郎の日々つれづれ

キム・ヨナと浅田真央/カーリングに魅せられて

『キム・ヨナと浅田真央』
 注目の女子のフィギュアスケートはキム・ヨナが予想通り優勝。浅田真央は2位、安藤美姫は5位。キム・ヨナにかくも完全無欠に滑られては、人為の及ぶところではない。神の域だ。
 泣くな、真央!ソチがある!
 
 私が女子フィギァスケーターの史上最高と思っていたのはカタリーナ・ビット(ルーマニア)だったが、キム・ヨナはいとも簡単に抜き去った。長い手足、しなやかな身体から繰り出されるパフォーマンスは、まるでバレリーナ。豊かな表情、表現力は他の追随を許さないものだ。SP(ショートプログラム)での007のテーマ音楽にのせた演技は音楽に合わせるというよりも音楽がヨナに合せてくれる…そんな感じ。フリーではガーシュインの「ピアノ協奏曲へ調」を華麗に、そして雅に表現した。SP78・5、フリー150・06合計228・56点。世界最高点で錦上花を添えてのゴールドメダル。
 SPを終わった時点で真央ちゃんとの差は4.72。しかしフリーでは直前にヨナが滑って、20点以上離される結果に。
  
 ラフマノニフの前奏曲「鐘」、荘厳なこの曲を真央は3回転半ジャンプを2回決めた。後半2度ジャンプをミスして131.72、合計205.50点。アクセルを2度成功させたものの…。失敗はあったっが真央は見事だった。見事な銀であった。勝ったヨナが凄すぎたのだ。真央、君はベストを尽くし敗れたのだ。
 ヨナと真央、共に19歳。ソチの4年後の五輪のリングでまた競って欲しい。よきライバルに恵まれた者は幸せである。
 
 4年後、共に23歳の両者をこの目で確かめてみたい。次のフリーでは真央にはカンツオーネのような曲を踊ってもらいたい。真央ちゃんには明るい曲の方が似合うと思う。表現力に磨きをかけて、ソチに標準を向けてください。

 

『カーリングに魅せられて』
 カーリングは決勝戦でカナダを延長11エンドで逆転で破ってスウェーデンが優勝した。スウェーデンはトリノに続き2連覇。メンバー全員がトリノの五輪と同じ顔触れという快挙。
 見応えのある決勝戦で、改めてカーリングというスポーツの奥深さを知って、ますます興味が増した。
 
 スウェーデンチームのスキップ(主将)、ノルベリは45歳。冷静沈着、ピンチに陥っても些かも動じた様子が見えない。どっしり構えて、チャンスを待つ。実に頼もしい。カナダのバーナードも同年齢のスキップ。世界のトップチームはベテラン揃えだ。経験がものいう勝負であることも認識した。つまりママさんバレーならぬママさんカーリングが強いのだ。処女のような女では、年増には手もなく捻られる。高度技術に加え、経験、そして緻密な戦略も要求される一筋縄ではいかない競技。単純にして複雑、だから面白い。
 チーム青森のメンバーもそのまま、結婚しても子育てをしながら、次のソチを目指して欲しい。ピンチにも動じない図太いチームに変身することを願う。
 
 それにしてもビリヤードとボーリングの合いの子、ハイブリット・スポーツのような、カーリングを編み出した人は、偉い!この競技は世界に広がりそうだ。


スウェーデンチーム

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