見応えあったDREAM.9/内藤大助に注文あり! | 舟木昭太郎の日々つれづれ

見応えあったDREAM.9/内藤大助に注文あり!

『見応えあったDREAM.9』
 DREAM.9 フェザー級グランプリ 2nd ROUND(5月28日/横浜アリーナ)は近来になく見応えがあった。軽いクラスなのに迫力、ボリュームがあって私は満足した。
 ライト級ワンマッチ、川尻達也×J.Z.カルバンは前半こそHERO'S王者カルバンに苦戦したが、よくしのぎ反撃。結局、堂々たる勝利をもぎとった。川尻は力負けせず、寝技も立ち技もバランスがいい。総合格闘技でいま最も輝いている選手かもしれない。大晦日のDYNAMITE!で魔裟斗と闘う用意があると宣言していることから、実現したら盛り上がりそうだ。
 総合からの魔裟斗への刺客は過去キッドがいる。魔裟斗がダウンを取られて大苦戦した苦い経験がある。川尻も十分にその資質を持っている。楽しみな選手である。
 
 所英男も、チョークスリーパーでエイブル・カラムを2RでKOに下した。勝つことに必死な所を見るのは久し振りだ。過日、具志堅ジムで具志堅会長とジムの事務所で話していたら、所が入って来た。負け続きで元気がいま一つないように感じたので、会長と二人で「がんばって行ってよ」と声をかけた。パンチを具志堅ジムで稽古しているので、この勝利は具志堅会長もさぞ嬉しかろう。

 
 山本キッドはジョー・ウォーレンに1-2の判定で敗れたが、500日のブランクを全く感じさせなかった。キッドは窮地に陥れば陥るほど冷静になれる。堪え処を知っている。しかもそこで貯め込んだ力を次のチャンスに爆発させる。卓越したテクニックはもとよりだが、勝負師としての精神力こそ見逃してはならない。完全復活したキッドが、沈滞した総合格闘技界を引っ張る…。
 
 総合格闘技をテレビ観戦する場合、極め技が多いので、視聴者にはわかりにくい。故に解説者の果たす役割が大きい。
 で、高坂と須藤のコンビは歯切れが良く、しかも分かり易い。総合技の極まり方、その過程が単純明快に分析してくれる。特に高坂は総合格闘技解説ではピカ一だろう。
 
『内藤大助に注文あり!』
 内藤大助×熊朝忠のWBCフライ級世界戦は、内藤がやっと判定勝ち。両目の上を痛々しく出血させてだ。ただロングフックを振り回すだけの未熟な中国選手に、ダウンを取られての息絶え絶えの勝利…内藤、衰えたり!

 
 5連続防衛だが、5戦中4人がランキング2桁の下位挑戦者。これじゃ、ファンも離れる。亀田大毅戦で同情を集めた、あの貯金も尽きた頃だしこの際亀田興毅とやるしかあるまい。大晦日あたりどうかTBSさん!もっとも内藤は暫定王者ポンサクレック(タイ)と90日以内に統一戦を行うことを義務づけられているので、勝たねばならぬが…。


 兎に角、今のままでは、人気は下がるばかりだ。フライ級では大場政夫と防衛回数は並んだ。でもね、中身が違うよ!
 断わっておくが、内藤ばかりを責めている訳ではない。一番の要因は試合をマッチメイクするジム会長にあるのだから。


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