感無量の京都の三日間 そして隅田川の花見船
月末は行事が目白押しの多忙な日々で、東へ西へ移動した。24~26日京都滞在、24日は10時からの倅の卒業式に間に合うべく、6時半ののぞみに乗った。 K大の卒業式は30分程で簡素なもので、開会の辞、学歌斉唱、学位記授与、総長のことば、「蛍の光」斉唱、閉会の辞で終わり。総長のはなむけの言葉中に、幕末の儒学者・佐藤一斉の「言志四録」を引用した一節があった。私が座右の銘とする言葉なので、何だか嬉しくなった。主旨は「最後に頼りになるのは自分だ。だから己を磨きなさい」というもの。 それにしてもK大名物というアニメのキャラで、卒業式に出席する学生がいたのには驚いた。勘違いも甚だしい。パフォーマンスも場所による。翌日の京都新聞には総長の苦言が載っていた。
兎にも角にも卒業できた。父親として、学び舎、恩師、そして友達に感謝あるのみ。時計台の下で、最初で最後の息子との記念写真。感無量。好天に恵まれた。 夜は百萬編の「琢磨」(たくま)で京懐石。7,000円で、充分満足できるフルコース料理を味わった。今度はいつ来れるだろうか…。翌日昼は時計台記念会館の中にあるラ・トゥールで昼食。フランス料理、赤ワインを1杯、手軽な値段でワインも美味しかった。4年越しの妻との淡く、小さい夢が実現した。希望の方は、早目に予約することをお勧めします。 しかしいいことばかりではない。2日間、そんな合間を縫って、息子の部屋の大掃除。よくもまー、ゴミを貯めたもんだとあきれる。夫婦でくたくたになり、やっと大家さんに引き渡した。綺麗サッパリした部屋を見渡したとき、なんともいえぬ達成感があり、息子も我々夫婦も京都を離れるんだという妙な寂寥を感じました。部屋からは大文字の山が正面に見える。名残惜しい。曇り時々晴れの肌寒い25~26両日。御所の枝垂れ桜は満開で、我々夫婦を祝福しているようでした。
26日午後4時の新幹線の時間まで、六角堂や本能寺、そして錦市場を散策して帰ってきました。かねて行きたかった「一保堂茶鋪」にも行けた。大好きなほうじ茶を買うことができた。 27日は姉、姪子らと我夫婦で屋形船に乗った。隅田川の桜はまだ蕾だったが、揚げたての天麩羅など賞味しながら東京の風景を愉しんだ。忙しい一週間はかくて過ぎた。
寺町の「一保堂茶鋪」でほうじ茶を買った
御所の枝垂れ桜は満開だった…

