見直した女子プロボクシング 富樫×菊池は見応えあった
あなたは、女子ボクシングの試合を見たことがありますか。プロのですよ。しかもタイトルマッチです。
WBC女子世界Wタイトルマッチが12月8日後楽園ホールで行われ、具志堅ジム主催なので見に行った。この女子ボクシングは去年から日本ボクシング・コミッションが正式に認定したもので、まだ産まれたばかり。だから、失礼ながら期待してはいなかったのだが、どうしてレベルが高いのには正直驚いた。タイトルマッチは2分10ラウンドで行われる。(因みに男は3分12R) ライト・フライ級は暫定チャンピオン富樫直美(ワタナベ=48・7㌔)が、挑戦者元WBCミニフライ級チャンピオン菊池奈々子(白井・具志堅=48・9㌔)を10回TKOで下し初防衛。アトム級は小関桃(青木)が金(韓国)を判定下し初防衛した。圧巻だったのは富樫VS菊池で、菊池が1回、カウンターでダウンを取り、具志堅ジムにタイトルをもたらす勢いだった。だが富樫は3回から長いリーチを生かして、アッパーや、ボディーブローなどの多彩な攻撃ジワジワと反撃。最終回にTKOに結びつけた。
両者共、終始打ち合い見応えがあり、しかも技術的に見るべきものがあった。敗れはしたが挑戦者菊池は、基本に忠実にジャブを繰り出した。富樫はダウンにも慌てず、冷静に試合を組み立て逆転した。いずれにせよ、両者はよほどトレーニングを積んでるとみられスタミナもあった。揉み合いがないのも気持ち良かった。
正直私は、女子ボクシングを見直した。
会場には女性の黄色い声援が賑やかで、これまた違った雰囲気。将来「おんな魔裟斗」のような女子プロボクサーが出てくれば、一気にブレークするかも知れない。
なんたって、世界のカンムリワシ具志堅が情熱を傾けているのだから間違いない。とにかく1度、見に行ってください。