K-1グランプリ2008が目前に。優勝はアーツかボンヤスキーか
”K-1グランプリ2008”決勝戦が目前に迫ってきた。12月6日横浜アリーナで開催される。今年で16回、大したもんだ。テレビ的にいえば長寿番組だ。フジテレビは1回目から放映している。あのキックでさえTBSの定期放映は10年だったのだから。
第1回は”93年に始まり記念すべき優勝者は、フランコ・シカティック(クロアチア)。決勝戦ホーストとの激突はまさに巨大な巌(いわお)の砕けるような、迫力を感じた。
機関車ならD1、あの推進力、あの力強さだ。振り返れば衝撃の第1回大会だった。
キックボクシングがテレビから見放され、低迷の一途を辿るときキックの産みの親である野口修社長は「これからはヘビー級の時代だ。キックでヘビー級のファイトを見せるんだ。」と模索していた。
野口社長の夢は叶わなかったが、正道会館の石井和義館長がK-1という看板でスタート。たちまちファンのハートに食い込んだ。
巨体の男たちが次々に登場しては、蹴ったり、殴ったりの極限のバトルを展開する。その時確実に格闘技の歴史が動いたと感じた。「野口社長のやりたいことは、これだったんだな」とリングサイドに座り、私は実感したものだ。
そのK-1、今年の覇者は一体誰なのか…安定感、実績からいえば、ピータ-・アーツとレミー・ボンヤスキーの二人。いずれも格闘王国オランダの選手。アーツは過去3度優勝、ここ2年は、シュルトとの決勝戦でいずれも負けている。第2、3回の優勝者であるからして16年も第一線で活躍しているのだから、若い選手は見習え!といいたい。立派だ。ボンヤスキーも”03年、”04年と連覇して、もっと伸びるかと期待したが、そうでもなかった。彼の蹴り技は高さがあり、切れ味鋭い。順当ならこの二人のどちらかが栄冠を掴むだろう。
強烈なライバル、新星もいない。極真のテシェイラもまだ線が細い。それでも、やはり超番狂わせでヒーローが出現することを心の隅で密かに願っているのだ。
テレビ放送はフジテレビで当日6日、21:04~23:10。
やや精彩を欠くK-1GP、16年の歴史結晶、変遷を辿りながらテレビ観戦しようと思う。皆さんも重量級の迫力をどうぞ。