石井慧のタレント稼業に異議あり 一刻も早く総合格闘技の修行研鑽を
私の5時半からの早朝散歩とラジオ体操は三日坊主に終わらないで続いている。体操の良さを、老いて、いま実感した。お年寄りでも無理なくできる。ここでも圧倒的におばさんが多い。カラオケの会でもそうだが、男性は高齢になるほど外に出たがらないようだ。健康のため、精神のため積極的に参加することをお勧めしたい。女性が男性よりも長生きする秘訣は、案外なんでもやろうの、この積極性にあるのかもしれない。
先般お知らせした、代々木公園の紅葉の見頃ですが、23日~12月初旬が見頃かと…今年は去年のような鮮やかな紅葉になるかどうか。
さて、プロの総合格闘家に転向宣言した柔道の石井慧。その前途を私は甚だ危惧している。タレント格闘家、そういう呼称があるかどうか、ともかくテレビ各局を渡り歩いている。どこでもモテ囃す。当人にとっては居心地悪いはずがない。しかもギャラももらえる。大学生の身でありながら、これほどハッピーな日々はあるまい。総合格闘家になる前に、華やかな世界の味を覚えてしまった。これから先、命を賭けて戦いに挑もうとする者がだ。そう、石井は”禁断の果実”を闘う前に喰らってしまった。
物怖じしない八方破れの性格、北京五輪の柔道金メダリスト…マスコミは時代の寵児として持ち上げる。これも一時のことだと、冷静に理解するこだ。鳴り物入りで転向した総合格闘技で惨敗でもすれば、それ見たことかと、世間は冷たく、相手にしてくれなくなる。
どこぞのテレビの密着取材で石井は「いま誰とやっても負けない」ようなと発言をタクシーの中でしていたが、本心そう思っているとしたらとんでもない。ヒョードル、ミルコなど、山のように聳え立つ格闘家が前途には数多待ち受けるのだ。タレント活動もほどほどにして、一刻も早く格闘技の修行、研鑽に励むべきなのです。鉄は熱いうちに打ての譬えあり。
鑑はヒクソン・グレーシーです。人類最強を目指すなら、ヒクソンのように己を厳しく律して、格闘技の修練に没頭すべきです。総合格闘技と柔道は似て、似ざるものなのです。殴り合い、蹴り合い、極め合い…あなたが身に付けなければならない技は、無数なのです。
石井慧、彼こそ総合格闘界の救世主であろうことは論をまたない。だからこそ、甘美な世界にいつまでも身を置いてはならない、と老婆心ながら忠告するのです。
石井よ、凍てつく曠野を突っ走れ!