名王者 関光徳さん死去 サルディバルと死闘を残して・・・ | 舟木昭太郎の日々つれづれ

名王者 関光徳さん死去 サルディバルと死闘を残して・・・

 現役時代はその左ストレートの切れ味から「銘刀正宗」と謳われた関光徳さん(横浜光ジム会長)が6日、くも膜下出血のため横浜市内の病院で死去した。享年66歳。通夜は10日午後6時、告別式は11日午後0時30分からで、ともに東京都港区芝公園の増上寺で。
 増上寺といえば、寺内大吉和尚(直木賞作家・ボクシングに造詣が深い)が法主の由緒あるお寺である。同氏は現役時代の関を「史上最強の東洋チャンピオン」と評している。メキシコで行われたサルディバルとの世界フェザー級タイトルマッチにも寺内和尚は(リターンマッチ)観戦に出向いている。第1戦はダウンの応酬で小差の判定負け・・・当時強打を欲しいままにしていた最強王者に真っ向勝負を挑んでの惜敗。メキシコのファンが熱狂して、再戦を要求したといわれる。その第2戦は7回TKOで破れたが、関の鬼気迫るアタックはメキシコのボクシングファンに多大な感銘を与えている。
 世界挑戦は5度、夢叶わなかったが、東洋王座12度防衛の記録は燦然と輝く。ボクシングが華やかし頃の名選手がまた1人この世を去った。引退後は横浜光ジム会長として、畑山隆則、新井田豊ら世界王者2人を育てた。
 指導者としての関会長は、寡黙で温厚だった。取材でよくお会いしたが、現役時代の自慢話は聴いたことがなかった。それにしても関光徳さんのファンであり、最も高く評価ししていた寺内大吉法主の増上寺で葬儀が営まれことは、故人にとっても幸せだろう。
 ご冥福を祈ります。


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