HERO'SにPRIDE選手が参戦してPRIDEのあの日々を思う・・・。 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

HERO'SにPRIDE選手が参戦してPRIDEのあの日々を思う・・・。

 HERO'Sの横浜アリーナ大会(9/17)はミドル級でカルバンが連覇して、圧倒的な強さを見せ付けた。当分、彼に勝てる相手は出そうもない。風貌はさながらシウバ、気性も似ている。シウバのように打撃をもっと身に付けたら、攻守にバランスの取れた選手になるだろう。ただ、体が一回り他の選手と比べて大きいような気がした。前日の軽量で、恩恵を授かった典型的な選手なのかもしれない。
 いずれにせよ、新たなスターの出現だ。HERO'Sには既にセルゲイ・ハリトーノフが参戦、来年新設のヘビー級をにらんで、そのハリトーノフは「ヒョードルと戦いたい」と宣言したり、先のカルバンも「五味はとてもいい選手」と対戦に意欲だ。ミノワマンもHERO'Sのマットに上がった・・・なにやらPRIDEの戦場がHERO'Sに移った感がある。そのためか、PRIDEファンが多数会場に来ていたと聞く。
 PRIDEのファンにとっては、久方ぶりにPRIDE選手の雄姿を見て感慨深いものがあったのでは・・・同時に寂しい、複雑な感情をもって観戦したファンもいたのではないかと思う。
 思えば、PRIDEには独特の雰囲気、テーストがあって私もあの会場の雰囲気は好きだった。入場のときの女性アナのヒステリックなまでの絶叫。リングアナのドスの利いた選手コール。試合毎に勝者へのテーマ曲・・・混然一体となって、総合格闘技の戦いのテーマを増幅させていた。
 吉田がいた、シウバが、ヒョードルが、ノゲイラが、最強の名誉を賭け熱い闘いを繰り広げた日々。PRIDEはもう還って来ないのだろうか。思い出の中に閉じ込めて置くには、余りにも残酷な話だ。
 関係者はあらゆる知恵を絞り、捨て身を賭してPRIDEを再興すべきだ。私の耳には、PRIDEの、あの哀愁を帯びたテーマ曲が今日も聞こえてくるのだ。