ポスト魔裟斗、私が期待するのはTATSUJIだ | 舟木昭太郎の日々つれづれ

ポスト魔裟斗、私が期待するのはTATSUJIだ

 K-1 WORLD MAX世界王者対抗戦(4日・有明コロシアム)は、期待された選手が全て枕を並べて討ち死にという無惨な結果、もう後が無い。危機的状態だ。魔裟斗不在のリングで、かくも荒涼たる姿を見せられるとは、魔裟斗不在だからこそ「俺たちの出番だ!」の誰一人その覇気や見えず。特に小比類巻、須藤,佐藤には失望した。小比類巻、佐藤は何一つ進歩の跡が見られない。
 結局、魔裟斗が頼みの綱。その彼も、斜陽の影が確実に忍び寄っている。だから絶対危機なのだ。奮起せよ、咆哮せよ兵ども!
 この中で、負けたけど私が注目する男は、TATSUJIだ。ひょっとすると大化けするかも知れない。あのザンビディスの嵐のフック攻撃を見事耐え抜き、あろうことか、最終回には、真っ向打ち合い……勝気なところ見せた。KOが2つだけと少なく、パンチ力がないことが課題とされた。しかし、そんな事は心配無い。かつてキック界に岡尾国光という選手がいた。彼は決め手が無い選手、引き分けボクサーという不名誉なレッテルを貼られた。そんな不評に発奮したのか、あるとき大変身した。鎧袖一触、KOの山を築き始めたのだ。
 何しろ黒崎健時先生が当時の岡尾の師匠だからたまらない。1ヵ月、1日7時間も8時間もサンドバックに張り付いた。ひたすらに、蹴りまくり、そして殴りまくる。口からはヨダレ、下からは汗に混じって小便が……。人間と思いないような、そう狂ったかのように稽古して1ヵ月。かくてKOのコツ掴んだ。無我夢中で極限まで挑戦する――道を拓く方法を黒崎先生はこうして教えた。さあ、どうするTATSUJIよ! 何もしなければ、今のままだ。岡尾になれ!
 いやー、脳梗塞は疲れる、これだけ書くのに何時間かかったか。お終いだ。