「UPPER」カウントダウン!いよいよ27日発売デス
アッパー制の新雑誌「KAKUTOUGI GRAPHIC UPPER」の発売が間近に迫って参りました。大晦日のカウントダウンに似て、我ながらワクワク致します。「週刊ゴング」、「ゴング格闘技」、「ワールドボクシング」と私は今まで三冊の格闘技誌を創刊して参りましたが、今回ばかりはいままでとは違った格別な思いがあります。
それは、やはりアッパーという会社を立ち上げて、3年目の初夏に、社名と同じ誌名の「UPPER」を世に出すことにあるかもしれません。
前田日明さんが、全面的に協力してくれました。山本KIDとの対談も、本当のところ前田さんの支援がなければ実現しなかったと、それほど前向きに捕らえて動いて頂きました。山本君もKO負けの直後で心配しましたが、前田さんとならと、快く引き受けてくれました。二人の対談が無事終わった瞬間、スーと体から力が抜けていくのを感じました。その思いは吉川編集長も同じだったと思います。「これで第1号は行ける!いい雑誌ができるぞ!」私は心の中で叫びました。こみ上げる感動はどうしようもなく、更にDVDの「前田日明が格闘王になった日」の秘蔵映像、ノゲイラ×ハン、ヒョードル×アローナ等を何度も何度も見ては、それこそ、これなら読者の方にも胸を張ってリリースできるぞ、と己にいい聞かせたものです。正直いって、DVDは自信作であり、まさに空前絶後の傑作です。
私のご提案を快く引き受けてくださった「白夜書房」の方々には、感謝の言葉もありません。期待に応えて、次号はもっとすばらしい雑誌を作ります。
FEG(K―1)の石井館長を始め谷川社長、石井広報も「なんでも協力します。がんばって下さい」と会うたびにエールを送ってくださりました。論より証拠、リングサイドのカメラマン席もいち早くアッパーに許可してくれました。本当に頭が下がります。K-1MAXの試合写真は、従って思う存分いいものが撮れたのです。
大日本印刷池田本部長の力強いバックアップ、さらにはDVD作業を徹夜でやって頂いた三堀さん五木田さん、有難う!レイアウトの皆さん、それにライター、カメラマンの諸氏……第1号が無事に世に送り出せるのは、まさにあなた方の力、多くの方々の汗と情熱の結晶です。
「UPPER」の創立の理念は、「志高くあれ!」です。
いま大空に飛び立つ我が「UPPER」号は、その言葉を胸にかたく誓うのです。読者の皆さんと共に、大きな夢を載せながら高々と舞い上がります……今後の御愛読、御支援の程宜しくお願い申し上げて、関係者、読者の皆様へ門出の御挨拶とさせて頂きます。
