つらいつらーい。
全然身が入らなーい。
連休明けっちゅーのはねー。
脳みそトロけちゃってんじゃないかねー。
あぁ無理、マジ無理、ほんと無理。
やる気スイッチが見つかりませーん。
まだまだ社会復帰できる気がしませーん。
まぁねぇ、ゴールデンウィーク自体は良い連休だったんだけどねぇ。
遠方に転勤になる友人の壮行もできたし、雪が溶け始めたから登山もできたんだけどさぁ。
非日常というより、いつもの日曜日の繰り返し、みたいなゆるーい毎日だったからかなぁ。
今日もまだ日曜日なんじゃないかって思えてくる。
連休の中でさ、友達以上恋人未満のような時期があった人に数年ぶりに偶然ばったり遭遇したのね。
その昔、なんとなーく始まってなんとなーく終わったような、そういう男性なんですけれどもね。
おわ!久しぶり!ってなって、連絡先交換して、飲みに行くべってなってね。
そんで飲みに行って、久しぶりの話に花を咲かせて、うちに泊まることになって、まぁそのままそういう流れになったんですよ。
いやー、ここのところそういうのなかったからさ、俺も。
この流れは…ってなったときは内心かなり焦ってましたけれどもね。
とはいえ俺も三十路ですし、いくら久しぶりだからってそんなことで動揺を見せるほどウブでもないですし、平静を装って相手がシャツとズボンを脱ぐのを見ていたんだけどさ、もうおったまげちゃって。
4年ぶりくらいに会ったその人、めちゃくちゃバルクアップしてて、なかやまきんに君みたいになってたの。
185センチくらいの長身にモリモリの筋肉…なんなら恐怖すら覚えたよね。
ちょ、え、や、俺、つ、つぶれません?ってなったよね。
まな板の鯉だか蛇に睨まれた蛙だかの気持ちってこれかなって思いました。
しかしながら、そういう体を間近にする機会なんてそうそうないからさ。
そりゃもちろん高い高いをしてもらってアハハ~ってやるじゃん。背中の筋肉でライターとか挟んでもらうじゃん。
すごいねすごいね~って体中の筋肉を叩いたり揉んだりしてたらさ、気がつきゃなかやまきんに君の中心にあるなかやまきんに君が、すっごいなかやまきんに君になっていましてね。
それはそれは、今すっごいなかやまきんに君から、パワー!!!って聞こえなかった?ってくらいのパワー。
筋肉と戯れたかっただけで、煽ってるつもりも焦らしてるつもりもなかったんだけど、なんか、えっと、待たせてごめんって気持ちになって。
オイ!オイ陽太!お前はヤるのかい!?それともヤラないのかい!?どっちなんだい!?ヤ~~~~る~~~~!!!
ってなんとか本道を見失って脇道に逸れていた自分の軌道修正ができましてね。
苦しそうにしているすっごいなかやまきんに君を解放すべく、なかやまきんに君のパンツを脱がしたそのとき、俺はさらに驚きました。驚きすぎて思わず声が出ました。
「モザイクがない…」
え?ってなるよね。う、うん、俺もなった。え?って。
え?いいの?モザイク無いけどいいのこれ?どアップだ…ゴクッ…ノーモザ…マジか…ってなりました。
そして、モザイク有る方が当たり前になりつつある自分の感覚に衝撃を受けました。
いやさ、ここしばらくそういうことはなかったよ!確かにそういうことはなかったけれどもよ!
その分、ほぼ毎日拾い動画のお世話になったりしていたけれどもね!していたけれどもそれにしたって!
モザイクが無いことに驚くなんて、どこぞの高校生かっつーの!いや今どき高校生だって驚かねーわ!
と内心自分にツッコミを入れつつ、でもなんか画面の向こうを観ているような、ちょっといけないことをしているような、奇妙な感覚に襲われました。
まぁ後半は余計なことは一切考えられなくなったんだけど、夢と現実というか仮想と現実というか、そういう境界線が曖昧になった瞬間をさ、俺は見たよね。確かに感じたよね。
いまやスマホがあることを当たり前に生活してるじゃん。
電車に乗っているときも、寝る前も、今まで本を読んでいた時間がスマホに取って代わってしまっているのは、紛れもなく俺自身です。
あとに何が残んだよってことは重々承知の上で、それでも日々仕事も私事もネット世界にかなり浸かっているわけです。
自分から現実世界と距離をつめないとあっという間に2次元の方が身近になっちゃうみたい。
垂れ流されている情報を自分の好みで取捨選択すればいいからラクなんだけどね。
生身の人間とのコミュニケーション、生身の人間とのスクラム、大事にしなきゃね。
なにこれ、最後クソ真面目じゃない?
きっかけはきんに君のすっごいきんに君にモザイクがかかってないことに違和感を持った話だったはずなのに。こっちの展開の方がよほど違和感ある。
やっぱり、俺にはココロトキメク恋愛が必要なのかもしれないなぁ。
じゃないとどんどんおひとりさま上手になっちゃいそう。
夏も近いし、開放してこう!
パワーーー!!!