陽太の、ゲイとしての過去・現在・未来。 -11ページ目

陽太の、ゲイとしての過去・現在・未来。

数年前の片想い以降、報われない恋愛経験ばかりが豊富に。
自分の思いを吐き出すブログから、おノロケ全開の恋愛ブログにシフトチェンジしようと図るも、その計画は未だに実現できず。


世のおじさま方が、かわいい女の子が働いているお店をチョイスする感覚?

ちょっと遠回りしてでもお気に入りの子がいるお店に足を運ぶみたいな?

ついにそういう気持ちがわかるようになってしまったかもしれない。



数ヶ月前に会社のオフィスが移転になりましてね。

移転前のオフィスにいたころは、近所のコーヒーショップに足繁く通っていて、

そこではスタッフの方々と仲良くさせていただいておりました。

まぁ仲良くといっても、もちろん客とスタッフという関係性上ではありますが、

そりゃあけっこう頻繁に、多いときは1日2回も行ってりゃ、俺の名前もスタッフの名前も

互いに知るくらいに喋るようになるのも極々自然なことかと思います。


そこは若い女性スタッフが多かったので、若干キャピキャピした雰囲気だったけど、

元気な女の子たちと喋ったりすると元気が出たりもするもんで、

目的はコーヒーながら、気分転換というのも通う理由の半分くらいを占めていて、

日々気持ちよく、良いリフレッシュの時間としても利用させてもらってました。


『今日は来るの早いですね!』

『あれ?今日の髪型…寝坊しましたね?』

『誕生日おめでとうございます!コーヒー豆プレゼント!』

『あのスタッフ今月でやめちゃうんで、メッセージカード書いてください!』


そういうやり取りが、心のオアシス的なね。あれ?ちょっとイタイ?

でも、味や値段も大切だけど、そんなホスピタリティもお店に通う大事な理由。

おまけとして、一時期いた店長がダンディで素敵だったというのも5%くらいの要素。



移転先のオフィスの近くには、前と同じ系列のコーヒーショップがなく、

別のコーヒーショップはあるものの、機械的というか無機質というかね。

変に踏み込まれないほうが丁度良い距離感だという人も多いとは思うけど、

前のが当たり前になっていた自分には、マニュアル通りの接客にどこか物足りなさもあって、

たまに眠気に勝てないときにだけ、気が向いたら買いに行く程度になっていました。



先月のうだるような暑さの日、その日はどうにもこうにも睡魔に勝てそうになくて、

久々に移転先近くのコーヒーショップにアイスコーヒーを買いに行ったんです。

アイスコーヒーを注文しながらお金を出して、ぼやっと眠気眼で顔を上げましたら、

なんと!そこに!

あれ?こんな店員さんいましたっけ?と眼前に二度見するようなイケメンスタッフ!!


いや、あれが一般的にイケてるかっていうと、んー、微妙なラインかもだけど、

でも俺にとったら、コーヒー飲まずに眠気覚めるわ!ってくらいにハッとするほどで!


どんな人かってーと、とかくさわやか!!

たぶん年齢は俺のちょい下くらいだと思うんだけど、ザ・コーヒーショップって感じ!

なんか白シャツにギャルソンエプロンって感じ!(黒シャツに普通のエプロンだったけど)

どちらかというとかわいい系の部類になるんだろうか。オスって感じはあんまない。

おっかしーなー、俺かわいい系なんてさっぱり興味ないはずなんだけど、と思いつつ、

でもそんなことどうでもよくなるくらい!なんといっても!たれ目!!これ!!

さらにさらに、笑ったときの目じりのシワ!!それがもう!!!もう!!!!


もう!!!!!


ありがとうございますって言いながら、クシャッと笑うその感じ!!

逆にありがとうございますだから!

そんなん見せられたら、グッてなっちゃうから!!

おじさんここ通いつめちゃうよ~!ってなっちゃうから!!

昨日なんてコーヒー受け取りがてら、ちょっと指触っちゃったからね!

うっかり触れておきながら自分がビクッてなっちゃってたからね!


どうにもこうにも冷静でいられない、三十路。

相手が女の子だったときは、軽口、オヤジギャグ、ばんばん放り込めたのに、

相手がたれ目のイケメンとなるやいなや、口下手か!口下手なのか!って!

いやいや、一度も会話をしたことないのに、口下手も何もあるかーい!って!

あー苦しい。あー苦しい。脈拍乱高下。


ニヤけちゃうからあんまり行かないようにしようって思いながら、

少なくとも週2は行き始めたよね。顔覚えられたいって欲が出てきてるよね。


同僚と一緒に行くと、俺の表情から何かを察知されるかもしれないから、

なるべく1人で行こうと心に決めつつ、今日も小銭を握り締めてコーヒーを買いに行く。



ちょっとかわいい子がいるからって、わざわざ遠回りするとか、

おじさま方のエネルギーどんだけだよって訝しんでいた今まで。

だけどついに、店員さんとのふれあいのためにわざわざ足を運んじゃう気持ちが

わかるようになってしまった俺は、もはやおじさんの仲間入り。

寄る年波に抗えてないけど、それでいいのだ!!

いや、そもそもそれは年齢によるものかも定かではないけれど。

とりあえず、俺の下心が表に流れ出ないようにだけは気をつけねば。



ここだけの話、たれ目の人ってちょっとエロさ感じません?

なんかこう、猥褻というか卑猥というか。これ褒め言葉ね!

しかも笑ったときの目じりのシワが深いと、たくさん笑ってきたんだろうなって。

眉間のシワが深いと、たくさんしかめっ面してきたのかって思っちゃうんだけど、

クシャッとした笑顔を見たら、もうおじさんタマランッ!てなっちゃう。


欲を言えば、そのイケメンに黒縁メガネをかけてもらいたい。

ある日突然そんな姿でカウンターに立っていたら、

おじさん、一番高いコーヒー買っちゃうよ~。


昨晩は、仕事終わりに同僚と食事に行きました。

食事中多少は飲んだものの、もう少し飲みたいよねってことで、

俺の行きつけのバーに同僚を連れて行きました。


ここのバーは以前にもブログで書いたことのあるバー。

読んだことのある方はご存知かと思いますが、

アメリカに彼女がいながらにして男を口説く火遊びボーイ、ダニエルと出会った、

英語が話せない俺を調子に乗るだけ乗せた、あのバーです。

いや、俺が勝手に調子に乗っただけなんだけどさ。



普段は1人で行くんだけど、たまには人を連れて行ってお金を落としてやっかーと、

上から目線気味に同僚を連れ、4人でピーチクパーチク飲んでました。

残念ながら遠方の人もいたもんでわりと早い解散になりまして、

でも俺の終電まではまだ1時間くらいあったし、もう少し飲みたかったから、

俺だけ残ってカウンターで引き続き飲むことに。


1人でのんびり飲もうと端っこの席に着いたものの、

『陽太こっちおいでよ』

そうマスターに案内されたその席は、左隣に大柄な男性が座っている。

これはもしかして喋らなきゃいけないパターンか?と思いながらのそのそ移動してたら、

『My friend, Yota』とマスター。

え?と思う暇もなく、

『オランダ人のロベルト』とマスター。

ロベルト!!まさか!!

と思うも遅し、そこにはとんでもない鼻筋を持った白人が!


失敗したー!!また外人やんけー!!

前回同様にまた英語酔いしてしまうー!酸欠になるー!!

なに素直に隣座ってるんだよ俺のアホー!!


と声にならない声をグッと飲み込んで、

「ハーイ」をどうにか搾り出しつつ、

やべーよ、これ1時間も持たねーから早めに帰ろう、と決心したよね。


でもね、席に着くなりロベルトが、

『エイゴシャベレマスカ?』って聞くもんだから、

よかったー、日本語いけるクチだよ助かったーってホッとして、

「Little bit!」って返したら、

そこからまさかの怒涛の英語。

まるで雪崩。


聞いてないよー!!

って思いながら、どうにかこうにかアメリカの幼児の英語さえも下回る

語彙力の無さを痛感しながら会話をしていたわけですよ。

もう早く開放してくれってな感じで。



でもね、俺も大概現金な人間だなって思ったのがさ、

なんの会話の流れか忘れたけど、マスター含めて3人で喋ってるときに、

『ロベルトは俺のボーイフレンド!』

『Oh!HAHAHAHA!!』

みたいなことを言い合ってて、

え?またなの?またそういう感じなの?と思いつつ、

っていうかマスター!と思いつつ、

ちょっと興味湧きましてね。


さっきまでは、開放してくれー!なんて思ってたくせに、

冗談だとはわかりつつも、頭のどこかが、

あらら、もしかしたらロベルトはこちらの方ですか?

日本によく来るってことは、おやおや?日本人の男が好きってことか?

と軽く妄想し出した俺は、そこから怒涛の質問ラッシュね。


どこに住んでる?どんな仕事してる?どんな人がタイプ?

日本にはいつまで?明日は何するの?


英語なんてクソ苦手だけど、持てる知識を総動員して質問攻め。


それに対してロベルトも、

仕事なにしてる?仕事楽しい?家はどのへん?

好きな音楽は?オランダには来たことある?


なんて質問をたくさんしてくれたわけで。


おやおや、ちょっと楽しい!

さっきより俄然楽しい!

相手がゲイかもって思った瞬間に、興味が湧くなんて、

俺はなんて現金な人間なんでしょ!つってテンション上がったよね。


でもそりゃ上がるよね。だってロベルトさん、イケメンなんですもん。

目なんてどこにあんのってくらい奥目で、しかも瞳の色はスカイブルー。

北アルプスですか!ってほどの高い鼻に、よく見れば色素の薄い、クルッとした髪。

右手にも左手にも指輪はしてないし、カウンターに乗る右腕が俺の左腕によく当たる。


これは…!これは……!!


俺の運命の相手は地球にいないのではなかろうかと案じていましたが、

そうかー、海の向こうだったかー、そりゃ見付からないわー、と

暴走している思考を棚に上げて、ちょっとしたゲームみたいに状況を楽しんでおりました。


あ、でも一応聞いておかないとね。

超定番のこの質問は、やっぱきちんと押さえとかないとね。

当然想像通りの答えが返ってくるんだろうけど、そこはさ。


「彼女いるの?」

『オランダにいるよ』


ほらやっぱりー!!

いるじゃねーか!!

そりゃそうだ、そりゃそうだ。

エリートでイケメンで笑顔がキュートなこの男。

何人か彼女いてもおかしくないほどの器量良しですし。


あー、でも急につまんなくなっちゃったなー。

ゲーム終わっちゃったみたーい。

ちぇー、マスターめ、紛らわしいこと言いやがって。

でもま、こうやって酒を楽しむのもまた一興。

異文化コミュニケーションに気後れしてたけど、

なかなかない機会、せっかくなら楽しむべし、だよね。



楽しく飲んで、けっこう酔っ払って、終電に乗って、

結局終点まで寝ちゃったけど、楽しかったから良し!

夏だから良し!


夏の終わりまでもう少し。

もう少しだけウキウキしたいね。

ロベルトがオランダに帰る前に、もっかい飲みに行っちゃおっかなー。

覚えておいででしょうか。友人の川西くん。

ちょっと年下の、ちょっと変わった、ゲイ。


川西くんの不毛な恋。


昨晩、ちょいと返すものがあって川西くんの家へ。

ずっと借りっぱだったので、いいかげん返さねばと、

ランニングがてら川西くんの家に行ってきました。


その借りていたものが何かというと、

BLとか同人誌とかいろんなジャンルがひしめく同性愛書籍業界の中でも、

上級者向け?のいわゆるザ・ホモマンガ。その数6冊。

1冊5ミリ程度の薄い本といえど、表紙も中もけっこう激しくて、

全編とにかくヤリまくり!みたいなやつ。


何がきっかけだったか忘れたけど、たぶん飲みに行ったときに

強引にかばんに入れられて、家に持ち帰ることになったのかな。


こんなもん見るかーい!ってテーブルの上に置きっぱなしにしていながら、

こんな展開あるかーい!ってちょくちょく読んでしまっていたわけで、

気がつけばそこにあるのが自然ってくらい部屋に馴染んできてた漫画たち。

その馴染みっぷりは、急遽会社の先輩がうちに泊まりに来ることになったときに、

漫画出しっぱなしということも忘れて家に上げてしまうほど。

幸い見られずにすんだと思うけど、あのときの冷や汗を二度と忘れないために、

部屋の本棚の奥深くに封印してから数ヶ月、いいかげん返しに行ったんです。



走ってる途中で突然雨降ってきちゃって、びしょ濡れになりながら川西の家に着いて

ピンポン鳴らしたら、マンションの外までパンツ一丁で小走りで登場した川西くん。

いや、いいんだよ、いいんだけど、なぜ?

そして慌てたように、

『風呂入ってたから!風呂入ってたから!とにかく入って入って!』

とエントランスに俺を放置して部屋に戻っていった川西くん。


いや、あなた、インターホンで入ってと言えばいいものを、

家の中からエントランスの自動ドアを開ければ済むものを、

なぜパンイチで外まで現れて、慌てて部屋に戻っていったのか。


つか、風呂上がりのお前より俺の方がよほど濡れてるからね。

俺家に上がりたくないからね。しのびねーわ。

玄関までは入ったけど、そこでも

『入って入って!いいから入って!』

と、どんなに俺が上がることを固辞しても引かない。


ランニングシューズ脱ぐのも面倒だし、冷えると寒くなるから

早く帰ろうと思ってたけど、こんだけ言うってことは何かあるな、と。

もしかしたら相談事でもあるのかもしれないと思って家に上がったらさ、


ゲイDVD貸してあげる、と。

なんでー!?


『これのメインの人、友達なの!友達!
 男が鳴くって感じで、けっこうイケるよ!』

「友達?このジャケットの人が?」

『そうそう。こないだ一緒に体育館に行ったときに喋ったじゃん』

「あー、俺会釈だけしたっけ…?」

『イケメンってわけじゃないけど、エロくてアガるよ!』


ほぉ、友達、と。

川西の友達が出てるエロビデオ、と。



観づれーわ!!



友達が出てるエロビデオって興奮すんだろうか?

俺はまだ1回すれ違ったくらいだからともかく、

友達が画面の向こうで、あんなんなってこんなんなって、

そういう姿を見て、興奮できるもんなのだろうか?

なんかちょっと、こう、罪悪感とも違うけど、

んーと、その、なんだろう、集中できなさそうじゃね?


えー、あいつがあんなことやこんなことまでー!って、

えー、セリフ超棒読み過ぎて俺こそ顔から火が出るー!って、

そんな風になったりしないの?



当然ながら、俺も今までゲイ向けの映像を観たことはありますが、

友達や知り合いが出ているものは観たことないからさ、想像つかないけどさ、

川西の興奮ポイントがさっぱりわからないと言いながらも、DVD借りて来ちゃった。


おい、俺。

ちゃっかりしてんな。


感想を伝えるというタスクを担ったので、

観終わったら100字以内左詰めで川西にレポート提出する予定です。



行きはリュックにホモマンガを入れてランニングをし、

帰りはゲイDVDを背負ってランニングをする三十路。

天気は雨、びしょ濡れ。

わりとちゃんと、変態。

職質お断り、今だけは。




それにしても川西くん。

やっぱり未知なる生物だなぁ。

あいつと話してると、なんで?が多い。

あいつが変わっているのか、はたまた俺が変わっているのか。

みなさんにも実物を検証していただきたいものであります。


ポケモンってすごいねぇ。俺が初めてやったのなんて20年前よ。

まさか2016年になって、さらに盛り上がりを見せるとは思わなかったよね。

老若男女問わず、あらゆる世代がポケモンに夢中になる日が来るとは。

もしかして、サザエさんとかドラえもんとかアンパンマンとか、

誰もが知っている往年の名アニメの位置まで登り詰めたりするんだろうか。


俺もさ、グリーン・レッド世代だから、周囲の盛り上がりにはついていけるはず。

なんだけど、あまりの過熱っぷりに、逆に冷めてしまっておりました。


というのもさ、先日の夜に用あってマンモス駅付近の公園を横切ったんです。

そこが目的地までの最短距離だったので。

そしたらその公園!夥しい大人たちの量なわけ!

何かのイベント?と思ったけど、そう、そこにはきっとレアポケモンがいたんでしょう。

噴水の周りをスマホを見ながらウロウロウロウロ。

200とか300とかって大量の人たちが、スマホを片手にあっちこっちと。


ニュースでは目にしてたけど、実際に目にするとちょっと怖いなと。

いい年した大人がゲームに入れ込んで、ずっと小さな画面に目を凝らしている感じが、

楽しいのはわかるんだけど、ちょっとカッコ悪くね?って感じちゃってさ。

俺の周りでも始めてる人が多いから、少し興味が湧いてきていたのも本音なんだけど、

そういう光景を見たら、やっぱり俺はやらなくていいやって、そんな風に思えちゃって。


だってさー、誰かと一緒ならまだゲームを楽しんでいる感じがするけど、

自分がスマホ眺めながら1人で近所を徘徊してるとこを想像すると、ねぇ。



そんなわけで、うわー、こえーって思いながら、俺は公園を通り過ぎて目的地へ。

初めて行く場所だったから、Googleマップで場所を確認しながら、

時折、待ち合わせの友達にLINEを送ったりしてるときに、はたと。


あ…れ…?

いま俺、スマホ見ながら歩いてね?

イヤフォンして音楽聞いて、スマホの画面見ながら歩いちゃってね?

これ…ポケモンやってる人と何も変わらなくね?

周りから見たら同じじゃね?と。


うわー、俺だいぶ自分のこと棚に上げちゃってたー!

棚に上げて、周りの人たちを非難してたー!って自己嫌悪。



実はけっこう方向音痴なもんで、移動にはGoogleマップが必須でして。

また歩きながら、電車の時間を調べたり待ち合わせ相手にLINEを送ったりもします。

今までけっこう当たり前にやってたけど、俺もながら歩きやってんじゃんね。


時間は貴重なものですんで、調べるたびにいちいち立ち止まってはいられませんが、

なんか、周りのことをとやかく言えないなーって痛感。

程度はありますし、使用者のモラルに大きく左右されることなので、

俺も、節度をもって他人に迷惑かけないよう気をつけよう、

そんな当たり前のことを改めて考えさせられる日になりました。

ポケモンってすごい。




ポケモンをやる人も俺も、実は大した違いはないと気づいてからは、

俺の目の前をさ、あのあたりにピカチュウがいるらしいよって、

イチャコラしながらカップルが通り過ぎても、優しい気持ちでいられます。

決して舌打ちなどはしません。

菩薩のような気持ちで、仲良くていいねってつぶやくほどです。

俺もポケモン探しの旅に出ようかなって本気で思いました。


欲を言えば、その旅路で『一緒にポケモンマスターにならないか?』って、

マサラタウンのサトシばりに熱血な、ステキな殿方に捕まえられたいよね。

『陽太、キミに決めたー!』なんて言われた日にゃあ、

「あーん!俺のタマタマがナッシーに進化しちゃうー!」

そんな展開も辞さないですから。



俺のポケモン熱は、20年たった今もミナギっていたようです。

俺の2つしかないモンスターボールも準備は万端です。


うちの枕元にはゼニガメいるらしいんで、

ゼニガメのついででいいから、ぜひ俺のこともゲットしていただきたい。


え?使えなかったら?んー、それは悲しいなぁ。

でも、もしも使い道がなかったら、博士に送ってもらってかまわないです。

ウィロー博士けっこうタイプなんで、向こうでうまくやる所存です。


【人見知り】(ひとみしり、英: Shyness)
人見知りとは、従来は子供が知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすることである。大人の場合は「内気」・「照れ屋」・「はにかみ屋」・「恥ずかしがり屋」の言葉をあてるのが標準的であるが、現在は「人見知り」という言葉を大人についてもよく使う。また、最近ではコミュニケーション、人付き合いが苦手なこと、知り合いや顔見知りの前で自由な感情を表現できない事、を表す用語として使うこともある。(wiki調べ)



本日は人見知りについて。

人見知りな方っています?そりゃいますよね。

っていうかけっこう多いと思ってます。(陽太調べ)

例に漏れず、俺人見知りなんです。

自分は人見知りだって思ってます。

それこそ、初めての人とだと、会話が止まってはいけないと、

頭の中で何を話すか考え過ぎて、結局どうでもいい話ばっかりしちゃったり、

逆に戸惑いが過ぎて、目の前の掲示物やジュースのラベルばっかり眺めてたり。

嫌いとか苦手とかじゃなくて、ただただ緊張した結果ね。

仕事の相手だったり、店の店員さんとかだったら大丈夫なんだけど、

お互い完全にプライベートだと、頭の中はてんやわんやだったりするわけです。


でも、俺の周りの人は、俺が人見知りだと言うと鼻で笑うの。

ヌかしてんじゃねーって取り合ってくれないの。

よく喋るからとかそんな理由からだとは思うんだけど、

自己と他者の評価が完全に二分する事項、それが人見知り。


そんな自称人見知りの陽太の趣味の1つに、登山というのがありまして。

チームスポーツが苦手な自分らしく、何年か前から登山をしてまして。


先日も梅雨の最中ではありますが、晴れ間を縫って登山に行ったその帰り、

最寄り駅から自宅に帰る道中の交差点で、信号待ちをしておりましたら突然、

『富士山帰りですか?』

と後ろから声がかかりまして。

全然違う山に行っていた帰りだったので、俺に話しかけてるとは思わなかったものの、

周囲に登山の格好をしている人がいないから、あぁ俺だなと。

変なおっさんが得意げに山話をしてくるとか、鬱陶しいなと思いつつ振り返りましたところ、

同世代の男性が後ろに立っていらっしゃいまして。


「富士山ではなく、どこどこの山に行っていたんですよ」

という俺の返しを皮切りに、まあよくお話しになるその男性。


『その山はどこにあるんですか?』

『富士山には登ったことありますか?』

『自分今まで10回くらい富士山登りました』

『1年前に高山病に初めてかかったんですよー
 ゲーゲー吐いてすごく辛かったですー』

『その時すごい雨と風だったんです』

『自分ジムで週3くらいで鍛えてるのに、飛ばされそうになったんですよー』

『他にはどんな山に登ったことありますか?』

『富士山好きですか?』

『あーそんなに好きじゃないんですか』

『他に楽しい山をたくさん知ってそうですもんね』

『今おいくつですか?』

『タメじゃないですか!すごい偶然ですね!』

『自分はなになに系の仕事してて』

『けっこう帰りが遅くなることもありますけど、仕事楽しいんです』

『帰り同じ方向なんですね』

『ここらへん住んで長いんですか?』

『自分あそこのマンションの7階なんです』

『部屋は狭いけど、浴室乾燥ついててけっこう良いですよ』

『次はどこの山に登るんですか?』

『これから天気が良い日が続くといいですね!』

『あ、ここなんですね。近いですね』

『それじゃあここで。また話聞かせてください!』



実際のところもっと長かったんだけど、

そんな怒涛の会話を置き去りに、颯爽と去って行った青年。

いや、俺もなんか勢いに乗せられてうっかりいろいろ喋っちゃったし、

なんなら住んでるマンションまで知られてしまったけども、

俺こういう人こそ、人見知りじゃないって言っていい人だと思うの。


もうなんか、距離の詰め方とかすごかった。

詰め方っていうか、気がついたときにはもうすでにうちでお茶飲んでた、

くらいの距離感に俺の方があわあわしてた。


聞いてもないのに、プライバシー情報バンバン放り投げてくるし、

次から次へと繰り出される質問や思い出話に、見知らぬ俺に

そこまで言っちゃっていいの?ってこっちが心配になるくらい。

かと言って、そんな情報誰かが悪用するもんでもなし、

ただ俺がその事実を知ったってだけだから、痛くも痒くもないだろうけどさ。


いるんだね。こういう人。

別に良い印象も悪い印象も特になかったけど、

とにかく唖然とした5分くらいだった。


俺だったら、もし気になった格好をしている人が交差点に立っていても、

偶然にも帰りが全く同じ方向で、長いこと一緒に話さなきゃいけなくなったら、とか

不審者扱いされても困るし、とかいろいろ考えちゃうもん。


人見知りの反対語がなんだかはよくわかんないけど、

あの彼にその称号を授けてあげたい。

そしてできればもう会いたくない(笑)


やっぱ俺は人見知りだわ。

そして、人見知りでいいかなって思った。

改めて人見知りを再認識した、そんな登山の帰り道。